空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

立憲民主の支持率低下についてのメモ

2019-04-11 22:10:39 | Weblog

 せやな。
 割と短期的といえる自殺への道をひた走るあの姿に、どうも人間としていささかどうかと思わんでもないが。

産経新聞 立憲民主党「支持率3%」の衝撃 野党間の力関係に影響も 2019.4.9 23:09

立憲民主党の政党支持率が「低安定」状態に陥っている。多くの報道機関の世論調査で1ケタ台が常態化し、中には「3%」という数値が出た調査もある。野党内で「1強」の立場を維持してきた立憲民主党の党勢低迷は、夏の参院選だけでなく、野党間の力関係にも影響を及ぼしかねない

とりわけ党関係者の間で衝撃をもって受け止められているのは、今月1、2両日実施の読売新聞の調査だ。政党支持率は前回比1ポイント減の3%に落ち込み、共産党と並んだ

支持率低下の原因について、党関係者は「共産党との連携に消極的な支持層が離れた」と分析する

厚生労働省による「毎月勤労統計」の不適切調査問題を国会論戦の中心に据えたことについても「国民の関心が低く、途中で別のテーマにかじを切るべきだった」と話す

 なんといいましょうかね、正義では人の腹をみたせないのですよ。
 ベネズエラを見て解りませんかね。
 国民に永く窮乏生活を強いているマドゥーロに重大な失政の罪があるのはあまりにも明らかだ。彼を倒すのは相対的にせよ正義だろう。しかし未だに一定程度の資源調達には成功し続けていると見え、まあ食わせてもらっているらしい軍はマドゥーロを見限らない。

 あえて単純化すれば、そんな図式になろう。

 まあ、思うに、とりあえずまず、食い扶持を保障するのが政権の任務の基礎たるものだと主張し、安倍政権やむなしと認める私に、いや理念が大事だといってひたすら説得を続けてきたあのボンクラ老害であるが、最後の最後に「食えるようにしてやった恩を忘れるな」と捨て台詞をしていったあたり、うんまあ、馬脚を現したとか、思想的な不統一をあらわにしたというか、まあ限界を露呈したなあとあらためて思うところである。



毎日新聞 石川氏「北海道独立宣言」浸透しきれず「力不足」 知事選 2019年4月8日 09時39分(最終更新 4月8日 09時55分)

16年ぶりの新人対決となった北海道知事選は前夕張市長の鈴木直道氏(38)が、元衆院議員の石川知裕氏(45)を破り、初当選した

 なによりも「野党側の要請で出馬を正式表明したのは2月8日と投票まで2カ月足らず」とうのは、「あのな君、本気で通る気でいたのか、それ?」と聞きたくなるのとちがうか。

選挙戦では「北海道独立宣言」を合言葉に地方の自立を強く訴え、「首相官邸依存、中央依存、忖度(そんたく)では北海道の課題は解決できない」と安倍政権への批判姿勢を明確化。野党5党は立憲民主の枝野幸男代表ら党首級を繰り返し送っててこ入れしたが、大所帯で各党支持者を固めきれなかった

 まあ、地方自治の強化を比喩的に「北海道独立」といっただけのこと―と言えば言えるが、別の言い方はあろう。あえて「独立宣言」なんて、真面目に取ると洒落にならないし軽く言ってもほかに言うべきことがあるのとちがうか、という大変こまったスローガンといえそう。



 もう記事自体はネットからは消えている模様。

 大問題は財政だろう。予想されたとおりにJR路線が縮小傾向であり、これをなんとかする知恵は? といわれたら、そりゃあ、夕張で苦闘したひとに傾斜するのは当然のことではないか。人選の時点で既に敗北していないか。

 さらには年齢。これはたまたまだろうが、与党候補のほうが若い。「若い力を」というのは昔は野党側の合言葉だったのではないか。その昔の若者たちが権力の座についたら、いまのおっさんたちとなり、その権力に恋々としていないか、という批判さえありえるのではないか。


 なにをどう「本物」と判断するかという価値基準を問題にすべきなのじゃないかねえ。
 いやまあ、ふつう、ひとは自らが本物だと信じたものに賭けるものだろうし、その判定基準を問うべきなのではというわけで。

 例えば本物とはこういうのじゃないかねえ:

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