空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

講義用ネタ帳

2019-03-17 18:09:52 | ノート
国家の分配機能



安全と安心



 年寄りになって、今までどおりの健康さ・若さ・所属組織の裏づけがなくなって不安になったというところか。

ちゃんとした芸人さんとちゃんとしてない芸人さんの違い




 私はそうまでは真面目に新聞チェックしてないのでそこそこ控えめにするように心がけてはいるのだが、残念なことに、そこらで物語りたい子たちは、朝日新聞か、そうでなければ産経新聞または赤旗とか一紙くらいの知識を滔々と述べるのですよね。

現在の中年層の危機

 神経が参っていない時間に読むべき:



「不良品を返品したい」非正規雇用で貧困に苦しむ中年フリーターたち 『ルポ 中年フリーター』小林美希氏インタビュー(2019年3月8日)

 へちょった精神で読むと立ち直りが難しい。

2040年に日本は危機を迎えると指摘されている。高齢化がピークに達し、社会保障費、介護費、医療費、年金が現在より大幅に膨れ上がるからだ。さらに、就職氷河期世代にあたる中年世代のフリーターに対し、何も対策が取られなければ生活保護費が膨れ上がる可能性も指摘されている

 という、国家の大政策に関わる大問題でもある。

小林:たとえば、都内の有名大学を卒業後、大手旅行会社に正社員として入社するも、劣悪な労働環境で体調を崩し退職。アルバイトを経て、保険会社に入社するも基本給が月額13万円の男性がいます。彼のように正規雇用されながらも、病気や介護などで退職し、非正規雇用で働かざるを得ない男性がいるのです

 まあ、ということで、うちに来ていた老害が「食えるようにしてやった恩を忘れるな」と言い捨てていった理屈もまあそりゃあ尤もではあるのだ。お礼奉公は終わったといったその口でいえたザマか貴様はとか思うし、無期限無制限の奴隷奉仕を要求されるいわれもないが―まあ私費で雇われてれば別だが。これがパワハラ老害の行動パターンよね、自分自身で他人を圧伏する資源を調達できないあたり。無能とも表現できるだろうけれど。



生活保護とか食事の選択の幅とか



 この「底辺層」の内実を,ちょっと気の利いた概論でもうけて学んでくれればなあと願う。

 いまどき,リアルに,本気で純粋に食えなくて飢え死にする種類の貧困って,日本ではまず考え難く―であればこそ,おにぎり食いてえなあ,で死んだ人の話が衝撃的だった―,低い時給でひたすらはたらき,精神をすり減らしたおかげで食事について考える時間の余裕を失い,とりあえず揚げ物(※閉店前30%割引),で生活する人とかが問題なのである。

 …いやまあ,それは確かに”好き好んで不健康な喰い物を喰っている”わけではあり,そりゃ自己責任とはいえるが,近年(ここ数十年)は実質的な強制だとかいう概念も広まったわけではないか。

 …「そーゆー生活をしている馬鹿どもを適切に教育してやれば」とゆー,そんなアイディアは数十年前に左派たちががんばって実現しようとして,それでしくじってきたわけではないかなあ,と思うところがある。
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