サッカーチーム・Leeds Unitedがミャンマーツアーを予定（5月9日―11日）。しかしこれを実行するのは倫理的堕落である―と批判する向きが。
BBC Leeds 'morally corrupt' if Myanmar tour goes ahead says Dr Rosena Allin-Khan 24 Apr 2018
まあ、わかる。
そこで思う、ああそういえば、我が国でも現政権与党を容認するような・現与党に加担するように見えなくもない発言をすると反倫理的だとかなんとかでえらいこと指弾する向きが発生するなあとか。なるほど、こういう理屈かあと思うと、理屈の流れ自体は納得する。えらい厳しい基準だなあと思うが。
「Dr Allin-Khan said: "No club should promote a country which carries out state-sponsored mass murder」
―この観点からすると、「黒電話閣下はその国の法律に従っているから正義である」という見解も不可である。
「"They must rethink. History will judge them to be on the wrong side of this."」
まあ大上段に語るのもよいが、そうなる恐れを抱きつつも、もし改善する見込みがあるなら、できるなら、つくれるなら可能な努力をするというのも人間としてあるべき行動のひとつだろう。
…だからまあ、私としては黒電話閣下の最近の（なかなか決定的な言質をとらせないながらも）非核化発言はプラス評価するし、ことをここに至らしめた圧力をかけ続けたトランプ氏も安倍氏も評価するし、会談に持ち込んだMoon氏も評価するんだが、twitterやなんかを見る限り、なかなかこういうひとはみないような勢いである。軍事趣味のひとのところは、割と安心してストレスなく読めるんだが。
「She said she needed to express her "anger and dismay" at Leeds' announcement, adding the tour would be "legitimising the Myanmar government's decision to ignore diplomatic efforts".」
…別の見識もありえるはず。『ええか、観衆。おたくらの政府があんまりアレやりすぎると、こーいうステキ娯楽がなくなるぞ』という民衆への裏メッセージともなりえる。ソマリアを参照。相当数の民衆が「それはさておき、サッカーだ」な感覚を持つようで、イスラム法廷聯合のシアター閉鎖命令はえらい反感をくらったし、al Shababが撤退してチャイルドソルジャーになる道が無くなったモガディシュの少年たちがやったのは、くず拾いをして小銭を溜めてゲーセンでPS1のサッカーゲームをやることだった。
「Leeds are due to face a Myanmar National League All-Star team in Yangon, also known as Rangoon, and the country's national team in Mandalay」
まあ、オールスターチームもナショナルチームもぼっこぼこじゃないでしょうか…。
そこでもりあがるナショナリズムは、ともかく勝てるチームを目指し、その道は紆余曲折あっても合理的な方向を目指すでしょう。前途遼遠だなあと我が国を振り返ったりするわけですが。
「The Conservative MEP for Yorkshire and the Humber said: "By playing football there, they would be giving succour to a brutal regime and aligning themselves with the perpetrators of ethic cleansing and genocide」
brutal regimeということには反論しがたいアレコレがありまくるが、弁護すれば、あの国は、アレはやっちゃマズイことだ、ばれるとマズイことだという常識的な感覚をそれなりに持ってる。ばらそうとしたジャーナリストをはめて逮捕して監禁するレベルで。あと、あまりにひどいやらかしを仕出かした一部軍将兵を軍事裁判にかけて有罪にする程度にはマズイと知っている。
これは、「なにもおかしいことはやってないよ☆」というシリアや（禁則事項です）よりはるかにまっとうと評価すべきだ。
基準も対応も柔軟に考えたほうがよいとは思う。それなりには。
BBC Leeds United to tour Myanmar despite military crackdown 24 Apr 2018
「The two games scheduled for May are in areas in which Foreign and Commonwealth Office (FCO) guidance is to "check travel advice before travelling".
The FCO advises against "all but essential travel" in some other areas of Myanmar, also known as Burma」
まあ、どうしても疑問はありますわね。
「Leeds say players and coaches will run football sessions with local children and will visit cultural sites, such as Shwedagon Pagoda in Yangon, and the Maha Myat Muni Pagoda in Mandalay.」
未来世代へ希望を教える点でも、意義深いことだとは思うのです。
BBC Leeds United Myanmar tour: Paul Heckingbottom admits 'some may have had sleepless night' 26 Apr 2018
「The club asked the media not to ask Heckingbottom about political issues」
まあねえ。
BBC Leeds 'morally corrupt' if Myanmar tour goes ahead says Dr Rosena Allin-Khan 24 Apr 2018
まあ、わかる。
そこで思う、ああそういえば、我が国でも現政権与党を容認するような・現与党に加担するように見えなくもない発言をすると反倫理的だとかなんとかでえらいこと指弾する向きが発生するなあとか。なるほど、こういう理屈かあと思うと、理屈の流れ自体は納得する。えらい厳しい基準だなあと思うが。
「Dr Allin-Khan said: "No club should promote a country which carries out state-sponsored mass murder」
―この観点からすると、「黒電話閣下はその国の法律に従っているから正義である」という見解も不可である。
「"They must rethink. History will judge them to be on the wrong side of this."」
まあ大上段に語るのもよいが、そうなる恐れを抱きつつも、もし改善する見込みがあるなら、できるなら、つくれるなら可能な努力をするというのも人間としてあるべき行動のひとつだろう。
…だからまあ、私としては黒電話閣下の最近の（なかなか決定的な言質をとらせないながらも）非核化発言はプラス評価するし、ことをここに至らしめた圧力をかけ続けたトランプ氏も安倍氏も評価するし、会談に持ち込んだMoon氏も評価するんだが、twitterやなんかを見る限り、なかなかこういうひとはみないような勢いである。軍事趣味のひとのところは、割と安心してストレスなく読めるんだが。
「She said she needed to express her "anger and dismay" at Leeds' announcement, adding the tour would be "legitimising the Myanmar government's decision to ignore diplomatic efforts".」
…別の見識もありえるはず。『ええか、観衆。おたくらの政府があんまりアレやりすぎると、こーいうステキ娯楽がなくなるぞ』という民衆への裏メッセージともなりえる。ソマリアを参照。相当数の民衆が「それはさておき、サッカーだ」な感覚を持つようで、イスラム法廷聯合のシアター閉鎖命令はえらい反感をくらったし、al Shababが撤退してチャイルドソルジャーになる道が無くなったモガディシュの少年たちがやったのは、くず拾いをして小銭を溜めてゲーセンでPS1のサッカーゲームをやることだった。
「Leeds are due to face a Myanmar National League All-Star team in Yangon, also known as Rangoon, and the country's national team in Mandalay」
まあ、オールスターチームもナショナルチームもぼっこぼこじゃないでしょうか…。
そこでもりあがるナショナリズムは、ともかく勝てるチームを目指し、その道は紆余曲折あっても合理的な方向を目指すでしょう。前途遼遠だなあと我が国を振り返ったりするわけですが。
「The Conservative MEP for Yorkshire and the Humber said: "By playing football there, they would be giving succour to a brutal regime and aligning themselves with the perpetrators of ethic cleansing and genocide」
brutal regimeということには反論しがたいアレコレがありまくるが、弁護すれば、あの国は、アレはやっちゃマズイことだ、ばれるとマズイことだという常識的な感覚をそれなりに持ってる。ばらそうとしたジャーナリストをはめて逮捕して監禁するレベルで。あと、あまりにひどいやらかしを仕出かした一部軍将兵を軍事裁判にかけて有罪にする程度にはマズイと知っている。
これは、「なにもおかしいことはやってないよ☆」というシリアや（禁則事項です）よりはるかにまっとうと評価すべきだ。
基準も対応も柔軟に考えたほうがよいとは思う。それなりには。
BBC Leeds United to tour Myanmar despite military crackdown 24 Apr 2018
「The two games scheduled for May are in areas in which Foreign and Commonwealth Office (FCO) guidance is to "check travel advice before travelling".
The FCO advises against "all but essential travel" in some other areas of Myanmar, also known as Burma」
まあ、どうしても疑問はありますわね。
「Leeds say players and coaches will run football sessions with local children and will visit cultural sites, such as Shwedagon Pagoda in Yangon, and the Maha Myat Muni Pagoda in Mandalay.」
未来世代へ希望を教える点でも、意義深いことだとは思うのです。
BBC Leeds United Myanmar tour: Paul Heckingbottom admits 'some may have had sleepless night' 26 Apr 2018
「The club asked the media not to ask Heckingbottom about political issues」
まあねえ。
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