なんでも直そう・・・自分なりのエコを目指します。

ボランティアでおもちゃの修理そして自宅の電気製品などの故障にチャレンジ中です。其の他のことも気が向いたら書いてます。

変身アイテム スパークレンスの修理

2014年10月22日 | おもちゃの病院

スパークレンスとは、ウルトラマンシリーズの中の変身アイテムだそうです。

持ち込まれたものは1997年と書かれたものでした。

やっとオークションで落札したお宝だそうです。

写真を撮らなかったので、参考として最近の写真を載せました。

(手で握る柄の部分は似ていますが、上部は大分変化しています。)

 

オークションで入手したときはライトは点灯そして音も出て正常でしたが、

すぐに音のほうが出なくなってしまったとのことです。

 

まずは分解、ところが溝の奥のほうで止めてあるネジの一本がどうしても外れません。

ネジの頭の溝がなくなっているので何人かで試しましたが駄目でした。

ネジが外れないと蓋が開きません。

蓋を開くためにはどんな方法でも良いのでネジを取り外すことを考えます。

(但し本体に傷を付けないよう、少なくとも外観は特に気をつけます。)

今回ネジの頭をドリルで削って頭だけ取りました。

ネジの頭が取れたので本体の蓋を外すことができました。

残ったネジ部分はニッパーで摘まんで回し、取り外すことができました。

 

本体の回路を点検すると修理用チェッカーのイヤホンで音を聞くことが出来、

本体側は問題が無いことが確認できました。

そしてスピーカーの断線をテスターで確認しました。

ところが手持ちのスピーカーと大きさが違い取り付けられません。

仕方が無いので、少し小さいスピーカーが有ったのでそれを使うことにしました。

確りと固定できないので、

両面テープやグルー(ホットボンド)で固定しました。

修理自体はとても簡単でした。

 

本体を組み立て、ネジ止めしました。

 

ところが隙間が空いてしまいます。

分解して確認すると、本体と蓋の内側のネジ止め部分が雄雌になり、

ずれないように填め込むようになっています。

ネジをドリルで削ったときの熱と切り屑で穴が狭くなり、

上手く填まらなくなっていました。

填め込むほうの太さをノギスで測ると5mm、

填め込む穴を一応5ミリのキリで削っても、矢張りまだ入りません。

次に5,5mmのキリで削るとスンナリと填まり、

これで隙間無くネジ締めができるようになりました。

スピーカーの料金300円を頂いて、返却しました。

 

今回のおもちゃは始めて見るものでした。

おもちゃ病院の人たちも何のおもちゃかまるで分かりませんでした。

このおもちゃで一体どんな遊びが出来るのかなと思ってしまいましたが、

本人にとってはとても大切なお宝なのです。

今回のような場合、ドリルでネジ等削るときに手が滑ったり、

力が入りすぎたりで外観を損ねる可能性があります。

その危険性を理解してくれる大人が付いていると、

万一のときのことを事前に説明できるのですが

今回そのような人が付いていなかったのでチョッと不安でしたが、

事故も無く直って本当に良かったと思いました。

 



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