甘い物が好きなので、おせちの黒豆は毎年煮ています。
いつも美味しいのですが、色が今一でした。
でも、今年の正月の黒豆は見事なぐらい真っ黒に仕上がりました。
何時もは錆びた古釘で色付けをしていましたが、昨年末は鉄釜に変えてみました。
実は、お茶の鉄釜を持っています。
これは以前勤めていた会社の茶道部が廃部になり、
不要になった茶道具を希望者が引き取る事になり貰い受けたものです。
鉄釜の中はすっかり錆びていましたが、捨てるのは忍びなく保管していたものです。
大まかな材料の量は (おすそ分けするので大量です)
黒豆 500グラム
水 15カップ (最初は少なくても、後で様子を見ながら追加する)
砂糖 400グラム
醤油 大匙 3杯
塩 小匙 1/2杯
(調味料は大体の量です。
作りながら味見をして塩や醤油を後から更に足して行きました。)
黒豆を水洗いしてざるに入れておく。
水・砂糖・醤油・塩を入れ煮溶かして煮汁を作り、沸騰させ火を止め。
今回は鉄釜の中に黒豆と沸騰している煮汁を入れ一晩浸けておきました。
昔は、一晩黒豆を水に浸けふやかして、水で煮込んで軟らかくしていました。
でも最近は豆の乾燥具合が違うのか作り方が大幅に変わっています。
鉄釜を火にかけ、沸騰するまで強火、
その後は吹きこぼれない位の弱火でアクを取りながらコトコトと煮込みます。
3時間位弱火で煮ながら豆の柔らか具合を確認、
時々火を付けたり消したりしながら自分の好みになるまで煮ました。
火を消した後そのまま置いておけば完成です。
鉄釜を使ったので、ビックリするほど真っ黒い黒豆が出来上がりました。
煮汁も真っ黒です。
少し金臭い感じがしましたが、正月に食べた時には、金臭さが抜けていました。
年明けのおせち料理としてはとてもよく出来たと自画自賛しています。
鉄分が豊富で身体に良いよと言って皆で食べました。
(余談ですが最近のヒジキは鉄分が少ないそうです、
原因は最近は鉄鍋を使わない為と聞きました。)