なんでも直そう・・・自分なりのエコを目指します。

ボランティアでおもちゃの修理そして自宅の電気製品などの故障にチャレンジ中です。其の他のことも気が向いたら書いてます。

直らないと諦めかけたピアノのおもちゃ

2015年05月23日 | おもちゃの病院

おもちゃの病院が終了するちょっと前に

 「 ひかりのガイドつき  ピアノのえほん」 を音が出ないということで預かりました。


中の絵本部分にシールがベタベタに張り付いています。

   

今までこんなに沢山のシールが張り付いているの見たことがありません。

この絵本は音に合わせて真ん中の犬の人形が動きます。

そこにもシールが・・・・・・・・。

   


鍵盤を押しても音が全く出ないので、まず絵本本体からピアノ部分を剥がして分解しました。

スピーカーにスピーカーチェッカーを当てると音が出たので、

スピーカーは壊れていないと判定しました。

 

つぎは、マイコンの付いている基板を取り出してチェッカで音の有無を見ていきました。

ところどころでクリック音は聞こえるのですが、音は出てきません。


基板のIC周り部分を半田ごてで修正していきました。

するとIC周りから時々チェッカーで音を拾うことができました。

でもスピーカーからは音がまったく出ません。

ICか音声回路が不良でアースから浮いていて、

スピーカーのほうに音声信号が流れていかないのかなと思いました。


ここまで点検しているうちに おもちゃの病院終了の時間になってしまいました。

I C不良などで直らないとして、あきらめて返却しようかとも思いました。

しかし、ゆっくりと再確認したいので一旦組み戻しをし、宿題として持ち帰りました。


家で時間に余裕ができたとき、もう一度最初から点検してみました。

スピーカーをチェッカーで改めて点検すると、なんと断線しているではありませんか。

最初、おもちゃ病院の会場で点検したとき音が出たのは、

スピーカーチェッカーの探針を押し当てた時

切れていたスピーカーのボイスコイルが偶然つながったのでしょうか。

スピーカーを交換すると音が出てきました。

I C 周りの不良と スピーカーの不良が重なっていました、。

 

今回は、最初スピーカーを良品と判断したためにてこずったのです。

最初 念入りに確認すればこんな失敗は防げたものと反省しました。