Winbledon2013 2回戦。
【魔の水曜日】と呼ばれたこの日。ナダルの1回戦敗退に続く大波乱が起きました。
去年のウインブルドン覇者。今大会で過去 7回優勝。
【芝の王者 フェデラー】
まさかの。。。まさかの、 2回戦敗退・ ・ ・。
全世界のテニスファンが言葉を失い、ある意味 ショックを受けた瞬間だったと思う。
相手はウクライナのスタコウスキー27歳。本当に素晴らしいプレーでした。
フェデラーは決して調子が悪かったわけでもなく、いいプレーをしていたと思う。
でも、スタコフスキは そのフェデラーを確実に上回っていた。
フットワークよく粘り強いテニスをして、 あのフェデラーにさえ臆することなく、
自分のテニスをやり遂げた。
試合後、彼も「人生で最高のプレーだった。」と言うほどに。
スコアはスタコウスキ-から見て。
6-7(5-7)、 7-6(7-5)、 7-5、 7-6(7-5)
4セット中、3セットがタイブレークまで持ち込まれ、
どのセットでも本当にどちらが取ってもおかしくない展開だった。
このスコアを今見ても、なんという激戦だったんだろうと思ってしまう。
でも、これがテニスというもので、現実なんだという思いと、
この二人の素晴らしいスポーツマンシップに、勝敗が決まった瞬間。私も涙があふれました。
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そして、【魔の水曜日】と呼ばれたのは、まだまだ大波乱があったから。
ドロー表ではToughだと言われていた ボトムハーフで、ツォンガが膝の痛みにより2回戦で途中棄権。
女子では第2シードのアザレンカが1回戦の転倒によるケガでリタイア。
転倒の仕方が、見ててもすごく怖い転び方で、その後泣いてしまったアザレンカが本当に可愛そうだった。
そして第3シードのシャラポアがまさかの2回戦ストレート負けで敗退。。
シャラポアは1試合で3回も転倒してしまって、本当にヒヤヒヤした。
今回のウィンブルドン。
芝がすごく滑るそうで、大会3日目にしてケガなどでのリタイアがすでに7人。
そして、数多くのシードダウン。
ランキングの低い選手が、トップシードの選手に勝ち上がって行くのは、
本当はとってもワクワクする事なのだけれど、それがケガなどの理由で。となると、
なかなか複雑な気持ちで、イマイチ喜び切れない。。
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そして、大会4日目。木曜日。
日本人選手がたくさん出場。
まず、クルム伊達さん。2回戦。相手は23歳 ルーマニアのカダントゥ。
本当に粘り強い選手で、ミスも少なく、長いラリーでお互い走って・・走って・・。
それでも最後は貫禄のテニスでストレートで3回戦進出。
強かったー。かっこよかった―。そして、3回戦の相手は・・
【女王セレナ・ウィリアムズ。】 しかも、センターコートで!!
この伝統あるウィンブルドンという最高の舞台の、最高のコートで、最高の相手と・・
その切符を自分の力で勝ち取った彼女が どんな試合を見せてくれるのか・・
想像しただけでも 泣いてしまいそうです。土曜日が楽しみ☆
そして、12番コート 第2試合目には 第12シードの錦織 圭くん。
相手は、アルゼンチンのメイヤー。
サーブが強い選手で、1セットめはタイブレークまで行き、ちょっと苦戦したけれど、
2セットめを取り、バスルームブレークから戻ってきた3セット目の圭君はまるで別人のよう。
圭君らしく多彩なテニスで色んな展開を作り、 貫禄すら漂わせた強いテニスをして
2回戦ストレートで勝ち、3回戦進出を決めました。素晴らしかったー☆
そして、最後は第1コート。 第9シード、ガスケと戦った 添田 豪くん。
豪君はこのウィンブルドンに予選から勝ち上がって ここまで来て
掴み取った第1コートでの ガスケとの1戦。
1セット目こそ0-6のストレートで取られてしまったけれど、
ガスケに引けをとらない、素晴らしいプレーでした。
第3セットには、タイブレークまで持ち込み、
タイブレークスコア6-5の場面で打ち込んだ、強い気持ちの籠ったサービスエース。
本当に感動して、感極まって涙してしまいました☆
結果的には、豪君から見てスコア
0-6、3-6、7-6(7-5)、3-6
で、2回戦敗退となってしまった訳だけれど、
こうやって文字で書く【2回戦敗退】。言葉にする【2回戦敗退】っていうほど実際は簡単な事ではなく、
どんなスポーツのどんな場面にも、それまでの選手の見えない努力や ここに来るまでのプロセスを考えたら
評価するべきことは山のようにあるんだな。と、このすばらしい試合を見て気づかされました。
そんな1つのショットで こんなにも人の心を動かしてしまう【スポーツ】って
本当に素晴らしいし、やっぱり私はテニスが大好きだと実感しました。
今日も感動を ありがとうございました☆
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