台湾・瑞三炭鉱猴硐炭坑の炭坑経験者の方々が自らの年金で、2019(中華民国108)年8月10日に創立した猴硐礦工文史館は、2024年6月29日に、盛大な消灯会を行ないました。
台湾の炭坑文化に関心高い各業界の方々や一般民衆、台湾・新北市政府の責任者、台湾と海外の大学との炭坑文化の研究者や学者など、消灯会へお越しになった人数は500名も超えました。
来賓がご挨拶しています。
『礦工的最後一哩路(炭鉱夫の最後の歩み道)』という著作にサインしている周朝南さん。
大雨の中にご挨拶をしている周朝南さん。(傘をさしている女性は周朝南さんの奥様である呉宝銀さんで、文史館のベテラン解説員です。)
来賓に感謝状を渡します。
瑞三本坑の前に、猴硐礦工文史館のランプを消しました。
当日に来られた方々。
情報によると、猴硐礦工文史館の灯が消えましたが、館舎はそのまま台湾経済部地質調査センター(以前の鉱務局)によって、引き続き運営して、「経済部地質及び鉱業文化推進教室―猴硐教室」となって、
依然として周朝南さんと仲間の皆さんが観光ガイドしたり、資料研究に協力したりします。なお更若者の参入により、炭坑文化の伝承が進めるようになるそうです。
先日、近い将来に点灯式典が行なうという話を聞きました。猴硐礦工文史館の官民共同運営の新しい「経済部地質及び鉱業文化推進教室―猴硐教室」の灯りが輝く日を楽しくお待ちしております。