田川市石炭・歴史博物館のブログ

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734番地1
TEL/FAX 0947-44-5745

明治日本の産業革命遺産と三井鉱山

2022年08月28日 | 日記

「たがわゼミナール」第2回(8/28)は、「明治日本の産業革命遺産と三井鉱山」をテーマに、山田元樹さん(大牟田市世界遺産・文化財室長)にご講演いただきました。

かつて、単独の炭鉱としては日本最大規模を誇った三井三池炭鉱は、炭鉱から専用鉄道を経て港に輸送される生産・運輸システムがよく理解できる一連の遺産群であるとの評価から、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として、2015年に世界文化遺産へ登録されました。

講演では、世界文化遺産に登録された大牟田市の遺産を中心にお話いただきましたが、あわせて、三池炭田が田川市の三井田川鉱業所と同系列の会社であることから、三池と田川のつながりもお話いただきました。

 また、近年では、大牟田市立図書館で「大牟田市三池炭鉱歴史資料デジタルアーカイブ」が公開されているそうです。田川市も大牟田市と石炭を介したつながりがありますので、ぜひ利用してみたいと思います。

なお、田川市石炭・歴史博物館と田川市立図書館では、現在、「明治日本の産業革命遺産」のパネル展を開催しています。お近くにお立ち寄りの際は、ぜひご見学ください。(9月4日まで)

―――

次回の第3回「たがわゼミナール」は、現在、田川市石炭・歴史博物館で開催していますミニ企画展「赤色に魅せられた弥生・古墳時代の人々」に関連した講座です。みなさまのご参加をお待ちしております。

 「たがわゼミナール」(博物館講座)・第3回

「赤色顔料の調査・分析から見えてきた弥生・古墳時代(仮)」

  講師:志賀智史さん(九州国立博物館 博物館科学課保存修復室長)

 ■日時 令和4年9月25日(日)13:30~15:00

 ■会場 田川市民会館 講座室1

 ■申込 田川市石炭・歴史博物館へ電話にて申込ください(TEL:0947-44-5745)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たがわゼミナールのお知らせ!

2022年08月17日 | 日記

博物館の講座、たがわゼミナールの第2回を実施します

 

テーマは「明治日本の産業革命遺産と三井鉱山」です。

申し込み・問い合わせは田川市石炭・歴史博物館(TEL0947-44-5745)までお願いします。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしい台湾炭坑の写真

2022年08月16日 | 日記

 写真の人物は、元台湾・瑞三炭鉱・猴硐炭坑の炭鉱夫だった周朝南さんです。

以前のブログで、周朝南さんが書かれた「黑暗的世界-猴硐礦工回憶錄(暗黒的世界―猴tong炭鉱夫回想録)」という著作を紹介しました。

作者本人のご同意を頂き、これから、周朝南さんが撮影した炭坑に関する写真集を少しずつ紹介したいと思います。

今回の写真は、「前書き」から抜粋したものです。

 

 炭鉱夫現役時代の若き周朝南さんです。一日中炭坑で働いています。

 

台湾の炭坑は炭層が薄くて、切羽詰の採炭はほとんど、鶴嘴を使っています。

                         鶴嘴は台湾語で「單頭掘 dan tou jue」といいます。

 

 掘って、掘って、また掘って!一生懸命働いている炭鉱夫。

 

炭鉱夫、学歴に関係なく、特技も要らず、ただ苦しみや辛さを耐え忍べば

 

鉱業が衰退、炭坑が閉山、鉱山が寂しくなりました

                              ほんの僅かな残された古写真で、昔の炭坑の景色を懐かしみます。

 

 老礦は死なず、消えて去るのみ。

 

私と一緒に歩んできた炭鉱夫の友達に、感謝致します。有難う!

老礦 周朝南

※老礦:年配の元炭鉱夫のことです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏休みkidsイベントキャンドルづくり

2022年08月13日 | 日記

皆様こんにちは
田川市石炭・歴史博物館のブログをご覧いただきありがとうございます。
私は今、博物館実習で田川市石炭・歴史博物館にお邪魔しています。
夏休みのKidsイベントにも参加させていただきました。

今回は8/11(木)に行われた夏休みKidsイベント「石炭キャンドル&モビールづくり」について紹介したいと思います。

石炭キャンドルは、石炭のかけらや様々な飾りを容器に入れジェルを流し込み固めます。容器に飾りを入れるのは細かい作業ですが、子供たちは楽しそうに自分だけの石炭キャンドルを作っていました。

 

モビールは、石炭を針金でぐるぐると結び太い針金に取り付けます。石炭は一つ一つ大きさも重さも違うので、うまくバランスが取れるように考えながら作らなければいけません。なかなか難しい作業なのですが、皆さん笑顔で「できた」と言われていたので良かったです。

 

子供たちが完成した作品を持って、「ここ頑張った!」「家に帰ったら飾る!」と見せに来てくれました。

 

※画像の無断転載は固くお断りいたします

夏の楽しい思い出の一つとなったようで私たちもとても嬉しいです!

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春日神社夏越祭/岩戸神楽奉納

2022年08月09日 | 日記

新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、中止を余儀なくされてきた春日神社夏越祭での岩戸神楽奉納。

今年は短縮した形で奉納されると聞き、行ってきました

 

その前に・・・

夏越祭とは、

陰暦六月晦日を「ミナヅキハラエ」とも「夏越し」ともいうそうで、

古くは宮中で六月と十二月の晦日が対応して、ともに大祓(おおはらえ)と呼ばれ、

一年を二期にわけてその折り目に悪鬼邪気を祓う行事になっていたようです。

後に六月の祓いだけになり、それが地方には神社の夏越神事を通じて流入をみているようです。

夏越神事には、各地で茅草(かやくさ)で作った「茅の輪(ちのわ)」が置かれ、

茅の輪をくぐる(左回り・右回り・左回りと8の字を書くように三度くぐり抜けます。)ことによって、

災厄を免れるという信仰があります。(参考『田川市史民俗篇』昭和五十四年

七月三十日夕方

約四十分と短い演舞(本来は三時間超)でしたが、観客の皆さんも真剣に見入っていました

新型コロナウイルス感染防止の観点から、鬼神が子どもを抱える部分が自粛されていたため、

境内には子どもたちの泣き叫ぶ声の代わりに、「がんばれー」という声援が聞こえました

※鬼神に抱き上げられた子どもは健やかに育つと言われています

「一本太刀之舞(方位鎮之舞)」、「風神土神之舞」、「岩戸隠之舞」が披露されました

 

また、この日は、五地区の子どもたちによる鉦や太鼓の奉納も行われました

本来であれば、五月の神幸祭で披露されるものですが、祭りが三年間中止されているため、

技術継承等を目的に開催されたそうです

子どもたちはこの日を目指して、公民館等で練習を重ねてきたそうです

 

「来年こそは、」という願いももう何度目になるでしょうか。

来年こそは、何の憂いなく、祭り行事や民俗芸能が開催されることを願ってやみません 

これから盆踊りが開催される地域もあるかと思います

くれぐれも水分塩分補給をお忘れなく

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏休みkidsイベント☆勾玉づくり☆ミ

2022年08月01日 | 日記

みなさま こんにちは

夏休みです。博物館では子ども向けワークショップイベントを開催中です。

今年度はコロナウイルス感染症対策をとったうえで、ワークショップを実施しています

 

7月30日は勾玉づくりをしました。

滑石を削ってつくります。

根気のいる作業をみなさん頑張ってやってくれました

普通のかたちの勾玉でなく、ハートの形を作った方もいらっしゃいました。

楽しんでいただけたのなら何よりです。

また来年も開催できるといいな、と思います

 

※画像の無断転載はご遠慮ください。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする