田川市石炭・歴史博物館のブログ

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夏休みKid’sイベントと博物館トーク☆ミ

2017年08月29日 | 日記

みなさん、こんにちわ

夏も終わりに近づきました。私は、相変わらず暑くて溶けそうなのに体の脂肪は溶けてくれないので嘆きつつ、夏の終わりを迎えているところです

さて、先日、夏休みKid'sイベントの第4回目と博物館トーク2017を開催しましたので、その様子を少しご紹介します

 

まず、8月26日(土曜日)開催の夏休みKid'sイベントから

夏休みKid'sイベントは、全部で4回。26日は、その4回目でした。

テーマは「石炭でペーパーウエイトをつくろう」です

石炭を形を整えて、磨いていきます。サンドペーパーも三種類つかいました

参加してくださったみなさん、頑張ってくださいました

ありがとうございます

 

そして、翌日27日(日)は博物館トークの第3回目

発表者は副館長と学芸員2名の3名でした。

中村学芸員: 「博物館の資料保存について」↓

 

 

森本副館長:「ふるさとに残る伝説」↓

 

江上学芸員:「モノが語る田川の歴史」↓

各自、自分の得意分野を活かしての発表でした

ご来場くださったみなさま、ありがとうございます

 

博物館の夏のイベントがすべて終了しました。

ご協力くださった方々、参加してくださった皆さまに心よりお礼申し上げます。

また来年もよろしくお願いいたします。

博物館職員も頑張ります

 

 

 

 

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夏休みKid'sイベント「人形浄瑠璃体験」☆彡

2017年08月22日 | 日記

みなさんこんにちは

もう8月も後半に入りましたね。夏休みの宿題は無事?終わりを迎えそうですか

夏休みの思い出づくりに、ぜひ当博物館にきてくださいね~

 

さてさて、8月19日、当博物館では、夏休みKid'sイベント’2017第3弾

「人形浄瑠璃ミニ体験」を催しました

この日は、西日本新聞の記者さんとNHKの記者さんに取材に来ていただいていましたので、

新聞、テレビなどでご覧になられた方もいらっしゃるかも

参加した子どもたちは、まずはビデオで伊加利人形浄瑠璃を学習。

その後、人形を持って動かしたり人形の頭の部分を操作したりと、実際に体験しました。

そして、伊加利人形芝居保存会の方が操る人形とじゃんけんで勝負

最後はみんなで、記念写真をぱちり

最初は、初めて間近で見る人形にちょっとドキドキしていた子どもたちでしたが、

だんだんと慣れてきた様子で、楽しい時間を過ごしていたようでした

夏休みのよい思い出になればうれしいです

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作兵衛翁が描いた蒸気機関車(その2)

2017年08月15日 | 日記

作兵衛翁が描いた蒸気機関車(その2)

 前回、作兵衛翁が絵に表した蒸気機関車が実在のものかというテーマを立てて考察を始めました。

 そして絵の機関車は、動輪2組、先輪1組、従輪1組のタンク式蒸気機関車と考えました。

 資料によると、このような軸配置の機関車は当時日本の各地でかなり多く使われていて、

中でも絵にあるように蒸気ドームがボイラー上の煙突寄りにあるものは、国有化後の鉄道院時代の呼称で、

500形、600形、700形というほぼ同じ仕様のものがありました。

 これらは国産の機関車がまだない時代に、イギリスの数社で作られており、使用鉄道会社ごとにばらばらの番号だったものを、

国有化後に製造会社が同じものをまとめてグループにしてこう呼んでいたそうです。

 これらの機関車を参考に、ほぼ同じ形で後に量産車として国産初の蒸気機関車230形が作られました。

その一両268号が佐賀県の鳥栖(とす)駅横に保存展示されています。

(写真)

(鳥栖駅の268号:絵の機関車と、ほぼ同じ形で、作兵衛翁の言葉で言う「ストンガップ」つまり蒸気ドーム

(写真の機関車には同じ意味の「蒸気室」という説明札が前のドームについています)

の後ろに「サンドドーム」つまり「砂箱」が置かれた姿です。「砂箱」は線路に撒くすべり止めの砂を溜めるものですが、

作兵衛翁の絵に描かれた時代はボイラー上にまとめず、両側の車輪の近くに設けられていましたので、ドームは一つでした。)

 

 九州鉄道が1897年に筑豊鉄道と合併した時、筑豊鉄道から筑豊鉄道5と6という上記の型の機関車を2両引き継ぎ、

自社で発注していた5両と合わせた7両が同型だったそうです。

  旧筑豊鉄道の5と6という機関車は元山陽鉄道で25と27と言われていた1880年のイギリス製を1892年に譲り受けたもので、

鉄道国有化後に鉄道院700形の715と700に改称されました。
 

  九州鉄道の発注分は国有化後鉄道院600形の656-660に改称されました。

  九州鉄道は他の形式の機関車も運行していましたが、少なくともこれら7両の機関車は「明治三十一年春」、つまり1898年の春頃,

九州鉄道の路線である飯塚から「嘉麻川芳雄橋」を経由して直方方面へ向かう現在の筑豊本線線上で見られる可能性は十分あったと思われます。

  作兵衛翁は写生したのではなく、記憶に基づいて描いていますから、細部は実際と違う所もありますが、やはり実在の機関車を見たのではないでしょうか。

 

(蛇足)作兵衛翁の言う「ストンガップ」はボイラー上の真鍮で覆われたドーム状の突起を指していますが、調べても語源ははっきりわかりません。

  この突起はボイラーで熱せられた水から発生する蒸気を貯めて圧力を高める設備で、名前は「蒸気溜め」、「蒸気室」または「蒸気ドーム」と呼ばれます。

  英語ではスティーム・ドーム(steam dome)と言いますので、当時これがなまって「ストンガップ」と言われていたのかとも思います。

  ひょっとするとstand-up steam dome (スタンダップ・スティーム・ドーム「直立型蒸気ドーム」)とでもいうような表現から来ているのでしょうか。

  以上作兵衛翁の絵から考察してみました。

 

 

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田川市石炭・歴史博物館 博物館トーク☆2017☆

2017年08月08日 | 日記

こんにちは!
前回は夏休みKid'sイベント2017「勾玉づくり」をご紹介しましたが、今回はこちらも当博物館夏の恒例となっている「博物館トーク」をご紹介します

「田川市石炭・歴史博物館 博物館トーク☆2017☆」とは、当館の学芸員らが各々の研究について熱く語る!という企画です
第1回は7月30日に田川市民会館の2階視聴覚室で、当館の安蘇龍生館長が「石炭採掘を支えた人々」をテーマに講話しました
 

さらに第2回は8月6日に第1回と同じ会場で、当館の清水憲一副館長と当館学芸員らが「斎藤五百枝と「炭坑漫画」」、「炭坑絵画についてⅡ」、「台湾の石炭史」と題した講演を行いました
 

第1,2回ともに、参加したみなさんは、配布された資料にじっくりと目を通しながら、講演内容に耳を傾けていました
講演後には、参加者から熱心な質問も飛び出すなど盛り上がりをみせていましたよ


そして最終回となる第3回は、8月27日(日)に第1,2回と同じく田川市民会館2階視聴覚室で行われます
時間は13時30分~15時30分で、当館の学芸員らが「博物館の資料保存について」、「ふるさとに残る伝説」、「モノが語る田川の歴史」と題した講演を行う予定です
事前申し込みや参加料は不要ですので、ぜひぜひご参加ください!!

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夏休みkid'sイベント2017 第2弾 「勾玉づくり」!!

2017年08月06日 | 日記

こんにちは!
台風5号が近づいてきていますが、ご家庭での対策はお済みですか?
外出される予定のある方はお気を付けください

さて、8月5日に当館1階ロビーで「夏休みKid'sイベント2017」第2弾として「勾玉づくり」を行いました!
午前・午後に分けて3回、親子あわせて約80人に参加いただきました

「勾玉づくり」では、3cm×3cmに切り出した滑石と呼ばれる柔らかめの石を使って、思い思いの勾玉を作っていきます

参加したみなさんは自分の作りたい形を思い浮かべ、ブロックや紙やすりを使って粉まみれになりながら一生懸命削っていました
中にはお父さんやお母さん、お友達などと一緒に作ったり、どっちが先に作れるか競争したりして盛り上がっていました
 

最初は思うように削れなくて苦労していたキッズたちも、削っていくうちにだんだんコツをつかんだ様子

最後にはみなさん「楽しかった!」と満面の笑顔とお手製の勾玉を見せてくれましたよ
 

 


ちなみに、「夏休みKid'sイベント2017」も残すところあと2回!
8月26日に開催する「石炭でペーパーウェイトをつくろう」はすでにたくさんの申し込みをいただき、おかげさまで定員いっぱいになってしまいました

でもでも、8月19日の「人形浄瑠璃ミニ体験」はまだまだ募集中です!

時間は第1回が10時~・第2回が13時30分~で、場所は当館2階第3展示室で行います

ぜひぜひご参加ください

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