田川市石炭・歴史博物館のブログ

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神功皇后の腰掛石が…

2019年06月11日 | 日記

みなさん、こんにちは

風治八幡宮の川渡り神幸祭(5/15・5/16)には出かけられましたか?

生憎の天気でしたが、神輿と山笠が川を渡って対岸のお旅所へ渡御するという勇壮・豪華なお祭りです。

神幸祭はまた来年まで待たなければなりませんが、お宮にはあの有名な神功皇后(第14代仲哀天皇妃)が腰を下ろしたと伝わる腰掛石があるのはご存知ですか

                                                                      神功皇后御腰掛石

風治八幡宮はもと伊田大神(いたのおおかみ)と呼ばれて海津見神(わたつみのかみ)を祀っていました。

その昔、神功皇后が朝鮮出兵からの帰り道にこの地から長門国(現.山口県)へ渡ろうとしたとき、暴風雨にみまわれて大変困ったそうです

そこで、皇后がかたわらにあった大石に腰をかけて、伊田大神に祈ったところ、眼の前に海津見神と名乗る老人が現れ、皇后の守護を約束されたそうです。

皇后はただちに社の前の田んぼにおりて、腰にさげていた刀を一振り献上し、祈りを込めたところ、

吹き荒れていた風雨がたちまちおさまり、無事に長門国に渡ることができたということです。

皇后は大いに喜んで土地の人を呼び、今後、 この田を御木田(みきた)と定めて伊田大神を大切に祀るよう命ぜられました。

それからこの里を「御木田」、「飯田」そして「伊田」と呼ぶようになったということです。

 のちにこの地が宇佐八幡宮領になり、八幡神が祀られたときに、この風雨を治めたという伝えにちなんで、

「風治八幡」の称をとるようになったといわれています

 

 石炭・歴史博物館へお越しの折には、是非一度、風治八幡宮へもお出かけください 


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