田川市石炭・歴史博物館のブログ

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岩屋鍾乳洞

2016年06月03日 | 日記

皆さんこんにちは!

さて、タイトルですが、何と読まれましたか!?

もちろん、「いわや」しょうにゅうどう!
ではなくて、「ごうや」しょうにゅうどう と読みます。
まぁ、だいたいの方は読めません。
モチロンワタクシも張り切って「イワヤ」鍾乳洞!と読んでおりました。
お恥ずかしい(汗)

ということで。

田川市のあまり知られてないマイナー観光地第二弾は、前回ご紹介したカルスト台地「ロマンスヶ丘」の北西側の麓にある、福岡県指定天然記念物「岩屋鍾乳洞」のご紹介です。

場所は田川市夏吉(なつよし)の北部にある岩屋地区。

夏吉という地名は当ブログでも何度も出てきていますが、古墳群ありカルスト地形あり鍾乳洞あり旧三井田川の六坑あり同ボタ山ありと、田川エリアの中でも指折りの、古代から近代までの、文化財の交差点のような場所です。

香春岳の麓でもあり、香春岳一帯を源流とし彦山川へ合流する「金辺川(きべがわ)」が流れる、昔ながらの田園地帯です。

★岩屋鍾乳洞MAP★


さて、鍾乳洞はどのようなモノなのでしょうか。

はるか昔、海底でサンゴなどが堆積してできた石灰岩が地殻変動によって隆起しました。
(ここまではカルスト地形の出来かたですネ。)
その後、地下の石灰石が雨水や地下水などで浸食され洞窟が出来ていきます。
石灰岩の主成分、炭酸カルシウムは水によく溶けるため、通常の岩石より激しく浸食されマス。
このような洞窟が、地殻地形の変化で地表からの入口ができたものが、一般的に知られる鍾乳洞デス。

カルスト地形と鍾乳洞はセットであることが多いです。
山口県秋吉台の秋芳洞や、北九州市平尾台の千仏鍾乳洞などが有名ですネ!

では、鍾乳って?

鍾乳とは鍾乳石のことでして、一度溶けた石灰石が液体になり、その後、晶出し固体になったものを言います。
石灰石は基本的に白いのですが、鍾乳石にはさまざまな色があります。
これは、一度溶けた際に不純物や土壌の鉄分などが混ざり込むことで着色されるそうです。

さて、それでは岩屋鍾乳洞を見てみましょう。

直方田川バイパス(福岡県道22号線)から一本東側の旧道、福岡県道419号夏吉直方線からスグです。



こんな感じで看板が立っておりマス。
ちなみに奥の山の上がロマンスヶ丘です。



県道から少し入りますと、もうひとつ案内看板が出ております。



須佐神社の境内を通っていくと分かりやすいかもしれません。
なお、整備された駐車場はありませんので、車の場合は近隣の方の迷惑にならないように十分注意されてくださいマセ。



神社の境内の左奥に、脇道が見えますので、ズンズン進みます。



すると、デッカイ看板が立っております。
ココが入口です。



看板の反対側に、電源ボックスがあります。
そのまま入ると暗くてなーんにも見えませんので、コチラで電源をオンにしてから向かいましょう。
なお、節電のため『お帰りの際には、必ず電源をオフにしてください!』ネ!



入口はかなーり狭いです。
チョットした関取並み体型のスタッフですが、何とか通れました(汗)



中はかなり広いデス(スマホカメラの限界が。。。)



壁面は鍾乳石が出来ておりまして、とってもヒンヤリしております。



洞窟はまだまだ奥まで続いておりますデス。

秋芳洞などに比べますと、かなーりコンパクトですが、入場料などは要りませんし、チョット遊びに行くには最適な観光スポットですヨ!

ちなみに、鍾乳洞の入口ヨコにある階段を昇りますと、市指定天然記念物である「バクチノキ」もご覧いただけます♪





葉が青々と茂ってよく見えませんでしたが(汗)



と、今回は田川市のマイナー観光スポット第二弾「岩屋第一鍾乳洞」のご紹介でした。

ん、第一?

ハイ。実は岩屋鍾乳洞は第一、第二、第三とみっつありまして、さらに山の中腹にあるそうデス。



第一と違い、照明施設などがありませんので、かなり上級者向けとのこと。
いつか機会を作って、川口探検隊並みの装備を揃えてチャレンジしてみたいと思いマス♪

※鍾乳洞は狭い場所もありますので、特に頭などぶつけないようにご注意ください。
※手や洋服などが汚れる可能性もございます。
※濡れている場所や昇り降りもありますので、足元には十分ご注意ください。
※事故等の責任は負いかねますでの、あらかじめご了承ください。

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