田川市石炭・歴史博物館のブログ

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734番地1
TEL/FAX 0947-44-5745

釧路炭田のお話

2024年08月27日 | 日記

博物館講座「たがわゼミナール」は、「炭鉱」を今年度のテーマとして、7月から2月まで(12月を除く)毎月開催しています。

8月25日(日)は、田川市石炭・歴史博物館の友好館である釧路市立博物館(北海道釧路市)から、学芸員の石川孝織さんをお招きして、「釧路炭田のお話〜北海道最初の炭鉱・国内唯一の現役炭鉱〜」と題した講座を行いました。

現在、日本で唯一坑内採炭を行っている「釧路コールマイン」は、その前身が「太平洋炭砿」で、国内最後の商業炭鉱として平成14(2002)年1月に閉山しました。

なぜ、釧路が日本最後の炭鉱になり得たのか?その9つの理由を、ご説明いただきました。

筑豊とは距離が離れ、環境も異なるため(ちなみに、8/27の福岡の最高気温は36℃、釧路市は24℃・・・)、炭鉱の様子も違いますが、何より「機械化マニアだった」「ゼロ災害へのあくなき取り組み」などの先進的な風土が、最後の炭鉱となり得た大きな特長だったのかもしれません。

次回のたがわゼミナールは、9月29日(日)13時30分からの開催です。国指定史跡・筑豊炭田遺跡群に関連して、「飯塚市域の炭鉱について(仮)」をお話いただきます。講座の模様は、YouTubeのライブ配信でご自宅等でも視聴できます。詳細は、田川市HPをご覧ください。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 台湾・猴硐礦工文史館(3) | トップ | ミニ企画展講演会のお知らせ »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事