「最近、挨拶や掃除ができないスタッフが目立ってきた」
とボヤいていました。
理想はスタッフ全員が気持ちのいい挨拶を行い、率先して掃除をする組織になることでしょう。
私も異論はありません。同感です。
しかし、注目する所が反対かもしれないと思いました。
挨拶や掃除は凄く大切だけど、必ずやらなくてはならない仕事ではありません。
この必ずやらなくても大丈夫な事を
やらない人に注目するとしんどくなっていくように思います。
例えば宴会の席で率先して料理を取り分け、空いてるグラスに気づいてお酌をしている人がいるとします。
みんな、〇〇さんみたいに気配りができる人になるように、と役職がある人が言うと。
宴会で話を沢山したり話題を提供して場を盛り上げていた人はどう思うでしょう。
気配りが上手い人は話すのが苦手だったかもしれません。
できている事や人に注目する。まではいいですが、比較をしてできていない事や人に
注目したり、ましてや叱責すると、しんどい方向にいく気がします。
ルール違反や必須の義務をできない時は注意が必要ですが、
それ以外は
“できる”を承認。これだけでいいように思います。
この事は子育てで学びました。
子どもは、当然、できない事が沢山あります。
できない事に注目するのではなく、
できる事やできた事を承認する方が楽しく成長していってくれると思っています。
ボヤいていた上司も疲れていたのかもしれません。
優秀な上司なので信じて支えたいていきます😊