この本は「何のために勉強するのだろう?」という、みんなが一度は考えたことのある疑問に対する模範解答が書いてある本です。
娘が受験生となりたての頃、勉強のエンジンがかかっていない時に買いました。
買ったはいいものの、娘は受験生なので本を読んで欲しいと渡すことをためらいました。
そして私なりに勉強する意味に対する答えは持っていたので、自分の意見を娘に伝えました。
私は勉強して得られることを①将来の選択肢が広がる②やりたくないけれどやる必要があることをやる忍耐力のトレーニング。この2つだと考えていました。
結果間違いではありませんでしたが、私の意見だけでなく、この本を娘に読んでもらっていたらエンジンがかかる、かからないではなく、エンジン自体が大きくなっていた可能性があったと少し後悔しています。
(志望校に合格したので結果オーライですが)
この本に書かれていた解答は
①勉強は一つの道具である
②その道具である勉強を自分という人間を磨くために使う
③その道具である勉強を他の人の役に立つために使う
この①〜③を高校生の主人公と手紙屋(手紙で悩み相談にのる仕事の人)との文通で解説してあります。
その他にも
・勉強は今までの人類が積み重ねた知見を自分のものにできる
・自分の生きる意味は自分で作ることができる
など大人が読んでも、ハッとする内容が分かりやすく書かれています。
娘の勉強はまだまだこれからです。
高校生活がスタートするこのタイミングで読んでもらいます。
そして私も娘のため(家族のため)や他の人のために勉強を続けていきます。