この本は本質を突きすぎていて、
一度読んだだけで、全て消化できない本です。
消化する必要がないのかもしれません。
美しいは醜いものだ。きれいは時代の型にはまっているだけのもの。
自信なんて他人と比べるから出てくるもの。そんなものあってもなくてもどっちでもいい。自分自身が最大の敵だ。
失敗は成功の元。いや、逆だ。成功は失敗の元である。
成功や失敗など結果はどちらでもいい。今、この瞬間に全てをかけるのだ。それが人生だ。
才能やチャンスがあったから画家になった。逆だ。何かをやろうと決意したから意志もエネルギーも吹き出してくる。
幸福という言葉は嫌いだ。現状に満足して何もしていない卑しい状態だ。今、この瞬間に輝いていれば歓喜が訪れる。
人生は無条件で無目的である。
“いずれ”なんて言うやつは現在の自分に責任を持ってないからだ。過去にこだわったり、未来でごまかすやつは現在を本当に生きることはできない。
今の世の中は豊かになり物や情報に溢れています。
それなのに、不安で自信がなく安定という幸せを求めて生きています。
この本は本来人間は安定や幸せの為に生きているのではない、人間は条件を殺し、つまり自分を殺して生きるものであると書いてあります。
私は些細な事に幸せを感じ、ある意味満足して生きていました。しかし、得体の知れない不安や恐れは常にあります。
不安や恐れから目を背けないで、
不安や恐れの方が本来の自分なのかもしれず、そちらに身を置いて生きていく。
実に本質をついていて、人間らしい内容でした。
何度も読もうと思います。
でたらめ感想で申し訳ありません。
一度読んでみて下さい。
自分に内緒で、こっそり蓋をしていたものが、開けられる感覚になります😊