私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。
新規のご利用者の依頼があり、サービス開始となるとカルテを作成します。
カルテ(紙媒体)のファイルには
保険証関係(医療、介護)
指示書
ケアプラン
サービス提供表
訪問看護計画書
基本情報(疾患など簡単なその方の情報)
サマリー(あれば前医からの紹介状)
など上記必要書類とその方に関わる書類を全て挟みます。
次に電子カルテに保険証関係、指示書、基本情報を入力する必要があります。
早く電子化が進み関連機関がネットワークでつながり紙媒体がなくなり、事務仕事の効率化が進む事を切に願います。
愚痴は置いといて
私は言語聴覚士なのでご利用者が上手くコミュニケーションが取れないケースも沢山あります。
その際にこのカルテ作成時に情報を得ることが非常に重要になります。
名前、年齢、住所、家族構成など基本情報
現病歴、既往歴、薬剤情報、主治医からどのリハビリを求められているかなど疾患に関わる情報
他のサービスの利用状況、家族の介護力、目標など介護保険情報
介入前に分かる限りの情報を頭に入れます。
そうすることでコミュニケーションに制限がある方でも話を進める補助になります。
また、仕入れた情報と本人の話の差異などで認知機能や高次脳機能の低下に気づける場合があります。
そして、何より基本情報をしっかり頭に入れておいた方が、初対面の相手に安心感を与える事ができます。
ご利用者はどのような療法士が来るのか不安なはずです。
状況を理解した上で困り事を聞いて、それから解決方法を一緒に考えます。
この事は医療、介護従事者だけでなく
コミュニケーションを行うコツとして、相手を知ることは大切です。
相手の背景を理解していれば同じ言葉でも意味が異なるかもしれません。
初対面の場合は見た目以外に情報がないので見た目が大切なのですね。
家族や友人でも、その日やその時の状況を理解してコミュニケーションを取らないと
いつもこちらのペースだと相手は心地良くないかも知れません。
相手を知ることがコミュニケーションの根幹です。
では今日も素敵な一日になりますように😊