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言語聴覚士の独り言

ランドルト環

子どもは初対面で仲良くなります。

大人は家族であれ仲良くできない時がある。

先日、妻の祖母が急に亡くなりました。

私は妻側の家族関係はよくわかりませんが、親子でもう何十年も会っていない人が、この機に会うかもしれないとのこと。

私の子どもたちと妻の従兄弟の子どもたちが同世代です。

子どもたちはものの数分で仲良くなり、通夜式の翌日の葬式の段階ではもう友達です。

なぜこれまで大人と子どもに差があるのでしょうか?

子どもの頃はあの子歳背格好が似ている、同じおもちゃを持っているなど共通点を見つけ仲良くなります。

大人はあの時の行動や言葉が許せない、私とは合わないと欠点やマイナス点を見てしまいます。

例えるならランドルト環(視力検査の→C)で、大人は視力検査同様に欠けている部分に目が向きます。

子どもは残っている部分を見ます。
そして、向きや大小に差異はあるが同じ形であることに気が付きます。

欠けている部分を見ることと、欠けていない部分を見ることはどちらが難しいでしょうか。

子どもの頃はできていたのに何故できなくなってしまったのでしょうか。

競争を促す教育、殺伐とした社会など理由は様々ありますが答えを考えても意味はなさそうです。

では子どもはなぜできるのかを考えてみます。

子どもは人の嫌な側面をみた経験が少なく純粋であるから。

これも答えの一つかもしれませんが、答えがこれだけなら大人は二度とできないことになってしまいます。

私はもう一つ答えがあると思います。

それは現在を楽しむためです。

お葬式といった楽しいとは言えない雰囲気でも、大人がかまってくれなくても、目の前の仲間と遊べば楽しくなります。

今が楽しくない原因は自分にあり、ランドルト環の欠けている部分に目が向いているのかもしれません。

子どもを見習い世の中の欠けていない部分に注目して今を少しでも明るくみたいです😊


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