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世直しあるある探検隊が行く辛口雑記帳
天誅乙女の詩



日本の真実

小学館

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読むと頭がすっきりします。日本の世情の漠然とした不可解さがストレスになっていたのでしょうか。とにかくお薦め5つ星です。この本の最大のキーワードは『鉄のオクタゴン』この意味を理解していないと、いかに日本は先進国とはいえ、未成熟で、幼稚で、姑息に国民を馬鹿にしたエンクローズドされた国であるかが見えてこない。愚民でいたい人は読まなくても良いです。
大前さんは歯に衣着せぬ切り口でスパッと要点を明確に平易に書いているから読みやすくていい。他のセンセイ達も人に読んでもらいたかったら、こういう風に書かないとだめですよ。
このキーワードに近い内容のことは宮脇磊介「騙されやすい日本人」の中にも触れられていましたが、コチラはもっと端的に書いてあれば読みやすかったのですが、ちょっと引き伸ばしすぎ。

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東京アンダーワールド

角川書店

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子供ながらにGHQ、佐藤栄作、田中角栄、児玉誉士夫、力道山、岸信介、山口組、稲川会、ロッキード事件等、昭和の高度成長期に登場する面々と事件の名前は耳にしたものだ。しかし、なかなかその台頭と活躍については学校では習わないので分かりにくい。又、個々に調べる程の意志もない。この本はニコラ・ザペッティなるアメリカ人の波乱万丈を題材に日本の知られざる重要な影の戦後史を教えてくれる。そしてその時期に確立された、政・財・官・ヤクザの関係が今の社会にも脈打っていることを暗示している。なによりもロバート・ホワイティングというアメリカ人が日本に興味を抱き長年にわたる取材を通して書き上げたという点に驚きを覚える。今の日本社会がいかなる過程で形成されたか、これらの影の力が大きな原動力になっていたことを日本人は知っておくべきであると思う。

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ウチの社長は外国人―成功起業家10人のサムライ精神

祥伝社

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「日本という外国で起業する人々とはどういう人なんだろう?」という好奇心があった。何人かは留学生として日本に来て工学的な知識を得モノつくり、ソフトつくりで成功を果たしている。外国人だけあって"日本を見る角度"が参考になる。特に3番目に登場するソフトブレーンの宋 文洲さんのP56-4行目から、 「もののとらえ方です。、、、、人と違う考えを持つことよ」の下りはいい言葉である。そういえば昨日新聞に、この会社が株を村上氏に何パーセントか売却して氏が社外取締役になった、と出ていたなー。

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メダルオブオナー―ヨーロッパ強襲

中央公論新社

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柘植おじさんの戦争小説です。戦争映画を観ている気分ですぐ読めちゃいます。
表紙の絵がPCゲームの箱にありがちなそれだったので気になっていましたが、やっぱりこの名前の戦争ゲームがあったのです。そして、かなりの評判らしい。柘植おじさんがHP中のムービーに登場しています。楽しそうに戦闘画面を観て解説しています。この人は戦争が好きなんですねー。ネット対戦ゲームもここまで進化しているのです。ある戦争ゲームでは司令官役と部下役が音声でコミュニケーションして敵と戦える機能も持たせている物もあるとか。ワタスは一時、「バトルフィールド」(無料デモゲーム有り)にハマリましたがキーボードを押す指が腱鞘炎になったので止めマスタ。中でもモッズの「デザートコンバット」はむちゃくちゃ血沸き肉踊りマスタ。

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戦争聞き歩き 生きてます

新風舎

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大陸、南方、満州などで戦った旧日本軍兵士のお話を1人2ページでまとめるため、たーくさんの人に取材してます。数ばかり多いので似たような話は割愛してもよかったのではと思う。一人一人の話が2ページでは短かい、もっと深く知りたい。元将校が少なすぎる。「今でも目に焼きついている光景があるが言えない。」は言って欲しかった。中には戦場ならではのエピソードがありヒューマニティを感じます。捕虜はアメリカ、オーストラリア、中国軍に捕らえられた人は幸せです。ソ連のシベリア抑留者は悲惨です。中国人にはたいそうひどいことをしたのに八路軍はとても寛大だったことがこの本でも分かる。やはり周恩来は優れた思想、政治家だったんですねえ。

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渋谷ではたらく社長の告白

アメーバブックス

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興味深い本です。平易な文章ですので一日で読めます。今をときめく花形産業ITの若き実業家の本です。特に印象に残ったのが ”恩人の元専務、同僚を会社設立の際うらぎってしまったこと。””25歳の経理担当者が取締役就任白紙撤回され、キャリアのある30代の中途採用者によって自分の居場所をなくし会社を去る下り。”前者は自分の夢、野望のためにはありそうなことですね。後者は経営者としては安心のために実績のある仕事に長けた人間を配置するのは当然のこと。一方、25歳君にしては一生懸命調べながらでも会社のため、自分の経験のために頑張っていたのに悔しかっただろうと思う。経理はつぶしの効く専門職ですから、まずそこそこの規模のところで働いて、キャリアを身につけ何でも出来るようになったらベンチャーに行くのがいいかもしれない。ベンチャーは人を育てるなんて余裕はないから、夢をもった人間でないと勤まらない。”勤める”という言葉自体がふさわしくない土壌であることがよくわかりました。奥菜恵との結婚直後までの内容でしたが。華やか好きの芸能人との結婚は無理だとだれもがこの本を読んで思うことでしょう。自分も10年ぐらい生まれるのが遅かったら、都会の大学生時代にIT企業でアルバイトしてみたかったなー。

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社長になる人のための経理の本

日本経済新聞社

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セミナーの対話形式なので気負って取り組まなくても、比較的容易に理解できます。疑問が涌いても読み進むうちになるほどと解消されるので、図書館で借りたとしても手元においておきたい一冊になることは請け合いです。最短でザックリ知識を得るには打って付けだと思う。社長にならない人でもこんなに容易に身につくならば読んだほうが得だ!

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モンタナ・ジョー―マフィアのドンになった日本人

小学館

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貧困からアメリカに夢を抱き移住した日系一世の苦労の数々。生まれながらにアメリカ人なのに差別される日系二世。英雄四四二連隊の生き残りが博打の腕をみこまれマフィアの世界へ。仲間達と生死をかけた抗争の日々。これほど壮絶にアメリカの暗部に生きた日系人の生涯があろうか。1920から1980代時代背景を垣間見つつこの稀有なる男の生き様が生き生きと描かれている。一時代を築いたそうそうたるマフィアのボス達も登場。映画化決定。
参考:マフィア
ゲーム:マフィア日本語体験版

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ハーバード大学で日本はこう教えられている

新潮社

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誰もが知ってるハーバード大学。どういう講義が行われるか。そこで育った人材がアメリカのブレーンとなるのはもちろんのこと、教え子たる留学生もまた大学がその国を研究する上で将来の重要なコネクションになること。著者はニーマン・フェロー(ジャーナリスト養成期間の客員研究員)として全ての講義を受講できる資格を得た。もう少し日本の一般学生にも興味を引くように大学での生活ぶり、勉強、学部生、留学生へのインタビューがあれば"売れる本"になっていたかもしれない。力点が著者の専門分野である『日米中関係』に置かれており、題名のニュアンスだけで捕らえると偏向している。国際派のビジネス、官僚エリートを目指すひとは読んで損は無いと思います。

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インドネシアの紛争地を行く

めこん

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この本を読むまで"マルク紛争"を知りませんでした。パプア、東チモール、アチェは少しは知っていましたが。何よりもこの国内紛争には軍と警察とその隠密と扇動集団を巧みに操り、日本や国連の補助金を懐に収める権力者がいることが民衆を不幸にしていることが浮き彫りにされています。インドネシアをバリ島のイメージだけで捉えてはいけない、地方ではわざとキリスト教徒とイスラム教徒を戦わせたり、パプア住民を国軍が虐げている事実があるのです。メディアは極一部のことをスポット的にしか扱わないのでこのような命がけの取材は大変貴重であると思います。

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