誰もが知ってるハーバード大学。どういう講義が行われるか。そこで育った人材がアメリカのブレーンとなるのはもちろんのこと、教え子たる留学生もまた大学がその国を研究する上で将来の重要なコネクションになること。著者はニーマン・フェロー(ジャーナリスト養成期間の客員研究員)として全ての講義を受講できる資格を得た。もう少し日本の一般学生にも興味を引くように大学での生活ぶり、勉強、学部生、留学生へのインタビューがあれば"売れる本"になっていたかもしれない。力点が著者の専門分野である『日米中関係』に置かれており、題名のニュアンスだけで捕らえると偏向している。国際派のビジネス、官僚エリートを目指すひとは読んで損は無いと思います。
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