百醜千拙草

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アベを操るもの、トランプを操るもの、第三次世界大戦の預言

2020-01-04 | Weblog
下半分は、ちょうど、トランプによるイランNo.2の殺害のニュースが入る直前に書いた原稿で、アメリカによる自民党政権を通じた日本支配について意識的であるべきだという趣旨です。このイラン事件で、ちょっと、そういう悠長なことを言っている余裕はないかもしれないと思ったので、二、三、付け足して、とりあえず、上げておきます。

トランプの暴挙で、世論は激動しています。その後のトランプのヘドが出そうなツイートに対する反応をみると、半数はトランプの暴挙を強く批判し、第三次世界大戦につながる可能性が高いことを懸念している人、そして、残りの半分は、悲しいことに、この愚かな行為の意味もわからずに、トランプが悪いやつをやっつけた、と「いいね」する無邪気なアメリカ人でした。(日本でも、アベを支持する一般人がいまだに何割かいるわけですから、ヨソの国のことは言えませんが。)トランプ同様、こうしたナイーブな人々がイラク侵攻を支持し、トランプを支持し、先のことも考えずに戦争を煽るのです。

二手先以上は考えられず、性格異常に加えて、痴呆の発症まで疑われたトランプは、今回の行動が長期的に世界にどんな影響を及ぼすことになるかなど、十分に考えてはいなかったに違いない。何しろ、政治でも教育でも、全てものもは取引であって、短期的な損得でしか物事を考えることのできない醜悪な俗物です。あの小学生レベルのツイートをみる限り、考えなしに勢いでやってしまい、しかも反省すらしていないようです。この行動は議会も通していないのです。

イランの国民性を考えると、これで、ただではすむわけがない、という感じがヒシヒシとします。それでこの件について、いくつかリツートとコメントをしました。その時に、5年ほど前に亡くなった牧師の小石泉さんが、聖書を預言の書として解読するという仕事をされていたのを思い出して、ツイートにリンクを張った後、もう一度、記事を読み直してみました。(「荒野の声」の「これから起こること」という三つの記事です) その中で、WW3はアメリカのイランへの攻撃に端を発し、ロシアとアメリカ間での核戦争で、北米とロシアと中東が荒廃するという部分は覚えていたのですけど、それがいつ起こるのかは覚えていませんでした。記事によると、こうあります。

、、、こうしてこの戦争を収束する過程で一人のヒーローが産み出されるだろう。それはイギリスのウイリアム王子かも知れないし、別の人かもしれない。ただし、その人物はもう生まれていることは確かだ。彼は「シオンの長老」によって養育され保護され推薦されて出てくる。、、、それこそ聖書に預言されている“獣”アンチクライストである。
(黙示録13:1~5)、、、、また、この人物による世界統治は聖書によれば3年半なのだが、それが3年半なのか準備期間を含めて7年なのか読みきれない。、、、

つまり、聖書を預言の書として解釈すると、アメリカのイラン攻撃をきっかけにして世界大戦が起こり、核戦争によってアメリカとロシア、中東は短時間の内に壊滅的打撃を受けることになる。その後、(おそらく戦争の被害が少なかった)ヨーロッパからアンチクリストが出て世界を治めるようになる、という話です。そして、そのアンチクリストはすでに生まれており、聖書の記述からイギリスのウィリアム王子ではないか、と推測されています。
 この聖書が本当に預言の書であって、解釈が正しいとすると、この第三次世界大戦は遠い未来のことではなく、我々が生きているこの時代に起こることです。今回のアメリカのイランNo.2の殺害は、すでにトランプがイランとの核開発合意を一方的に反故にした後に行われたもので、イランの反米感情はすでに高まっており、一触即発状態であると多くの人が認識していると思います。だからWW3の可能性は極めてリアルに、ツイッターなどで議論されました。そして、私も小石さんの記事を思い出し、(預言通りであれば)アメリカのイラン攻撃に端を発するWW3が我々が生きている遠くない未来に起こるだろう、ということを確認したのです。
 ま、この辺、預言とか占いとか、科学的でないから馬鹿らしいと一蹴することもできますけど、今回のトランプの行動は、論理的に考えてもイランはもとより、ロシアにもかなりのマイナスのインパクトがあったでしょう。イスラエルとイランの対立、ロシアと西側のパワーバランスを考えると、トランプの様な男が大統領をやっているアメリカがイランにちょっかいを出すのは極めて危険なことだと思います。預言が今回の事件を指しているのではないことを祈るばかりです。

いずれにせよ、トランプはその愚かさと巨大なエゴゆえに極めて危険な人間だと思います。大統領には今回の様に裁量の高い権限が与えられています。核ボタンのスイッチを押すこともできる。
そして、日本においてはアメリカの命令に絶対服従するというパブロフ犬のアベは、与えられた権力を適切に扱う能力を欠いているという点で、やはり極めて危険です。

ところで、この事件の前に書いたものは下の通りで、今回のIR事件で、中国資本から資金を受け取った議員が軒並みやられているのに、アメリカカジノ業界からの件は全くスルーされているという鳩山さんのツイートの反応したものです。

そもそも2018年の大災害が起こった直後、しかも災害地に張り付いていないといけないはずの国交相大臣が、災害対策の審議ではなく、バクチ解禁法案の担当となって、ロクな審議もなくこのおかしい点ばかりのバクチ法案を無理やり強行採決で成立させたました。それは、期限をきられて誰かに命令された以外に考えられないと思います。

これだけに限りません。自衛隊の海外派遣、憲法を曲解しスジを曲げてでも強行するのは誰のためでしょう。それから、アベの権力の私物化。ここまで徹底的なデタラメで、文書改竄、虚偽答弁、倫理とか常識とかを保身のためにぶち壊す、なぜ、そんなことが平気でできるのか。
一般には、この異常な事態は、アベが内閣人事局を作って官僚支配をするようになったからだ、という話になっているわけです。確かにアベが諸悪の根元のように見えますけど、そもそも、これほど、凡庸で、知性と性格に欠陥があり、虚言癖がある上に、独自の大きな派閥を持っているわけでもない人間が、なぜ、このような強権を手に入れられたのか、その異常さを考えれば、「神輿は軽くてパーがいい」という言葉を思い出さずにおれません。
つまり、アベが神輿なら、その神輿をコントロールする本体は別におり、おそらく噂の通り、横田周辺からでも神輿の担ぎ手に指令が飛んでいる、と考えるのが自然でしょう。

前々から、アベ政権(自民党政権)の政策は、いわゆるジャパンハンドラーズによる「日本への提言」、アーミテージ、ナイ報告書、そのままをトレースしていると言われており、山本太郎が国会でもこれを取り上げたことがあります。第四次アーミテージ、ナイ報告書は約一年ちょっと前に発表されています。そして、集団的自衛権、武器輸出三原則の撤廃などを含む第三次報告書までのアメリカの要求はアベ政権でほとんどが遂行されました。第四次報告書では中国の台頭を強く警戒したものになっています。内容を見ますと、日米貿易協定(アメリカのTPP離脱にともない、世紀の不平等条約たる日米FTAが強行採決されました。それが今年から執行されます。自民党がTPP反対から急に推進になったのはアメリカに言われたからのようです)、日米軍事協調(すなわち自衛隊を米軍の下請けとして海外で戦争に参加させよという提言。記憶に新しいとおり、審議もなく、先日、閣議決定しましたね。これはおそらくアメリカの対イラン戦に自衛隊を使うことへの準備でしょう)、アメリカ軍需産業との防衛技術、武器の共同研究を含むテクノロジ開発推進、などが強調されています。
この報告書を出しているCSISというシンクタンクとアベや小泉は深い関係にあるのは周知の事実です。そしてこのシンクタンクは政治的には共和党、民主党を含む超党派で、アメリカの利益のために運営されてます。

つまり、いわゆるジャパンハンドラーズとよばれる人々の提言という「命令」をこれまでアベは忠実に遂行してきました。思うに、その見返りにアベは国内では好き勝手をしても、警察組織、検察、特捜から守られるという特権を与えられてきたのではないかと思います。だから、ヤクザを使って選挙妨害しようと、税金をトモダチや支持者に回そうと、提灯記事を書く記者の犯罪をもみ消そうと、ヤクザを雇って選挙妨害しようと、平気なのです。自分は逮捕されることはないと思っているのでしょう(ご主人様から見放されない限り)。あれだけ桜の会で自分が主犯で槍玉にあげられ、国会で炎上しているのに、呑気にゴルフしてヘラヘラしているのは、アメリカの要求を丸呑みし続ける限り、特捜は絶対に自分に手を出さないと思っているからでしょう。
自民党の総裁にもかつては自分の首と引き換えにハンドラーズの売国命令に抵抗した福田康夫みたいな人もいたのですけどね。

ジャパンハンドラーズは政治的には一枚岩ではなく、むしろ考えなしのトランプを嫌っている人も多いようです。アベにはそのへんの区別がついていないのではないでしょうか、アメリカ大統領の意向イコールCSISの意向だとでも思っているのではないでしょうか。だから、トランプに言われたことも無条件で飲む。今回のIRはトランプの大支持者である、ラスベガスカジノヤクザが日本を草刈り場にするために、トランプを通じてアベにやらせたことであり、CSISは無関係でしょう。しかし、アベは日本の庶民の金をバクチで吸い上げてラスベガスヤクザに回すのがアメリカの意向と考え、そこに手を伸ばしてきた中国ヤクザを潰そうとした。それが今回の逮捕劇の真相ではないでしょうか。アメリカが中国を強く警戒している中で、アメリカヤクザのためのIRなのに、カジノに参入したい中国企業から金を受け取った与党議員、彼らもちょっと頭を使えば、それがかなりマズいことであるのはすぐわかると思うのですけどね。

想像するに、CSISもちょっとアベのバカさ加減にサジを投げつつあるのではないかな、と思います。提言の中には対中国を考えて、日韓米の連帯を強めることが書かれてあったのに、アベは慰安婦問題その他で韓国と敵対する姿勢を見せました。トランプ支持者のカジノ利権などどうでもいいことを無理に強行採決しました。そして、どうせ逮捕されることはないから役得だと思って好き勝手に税金や法律を私物化し、それも愚かにも証拠丸出し、全てが稚拙であったものだから、さすがに国民に「人柄が信用できない」と言われ支持率が低下してきました。アメリカの傀儡政権である自民党の政権を維持したいCSISも、もう変えるしかないと思い出したに違いないと思います。アベの代わりが見つかったら、多分、今年にアベは辞めさせられることになるのではないか、と思います。多分、最初は、小泉ジュニアを、アベの代わりにすることを考えていたでしょうが、もうここまで中身がスカスカなのが露見してしまうと、無理でしょうね。

しかし、アベのできの悪さと長期政権のおかげで、日本の政治の異常さが露わになってきているのですから、この際、もうちょっと、徹底的に異常さを晒し続けて、問題の所在の根元をあぶりだす方が長期的には良いのではないかと思い始めています。

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1 コメント

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Unknown (そこらへんの一般人)
2020-01-04 17:12:18
安倍さんを信じてはダメなのですか?
政治的意向をここまで書いてはいけないような気がするんですが

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