『ホワイトアウト』について【※ネタバレあります※】
※一部『踊る大捜査線』(ドラマ)のネタバレもあり
データ:2000年 日本
・原作 真保裕一
・監督 若松節朗
・キャスト 織田裕二、松嶋菜々子、佐藤浩市、中村嘉葎雄、石黒賢 他
評価:★★★★☆(4点/5点)
・2005/3/26 CX
公開当時も劇場に見に行き、三回目くらいになるこの映画。日本でこの規模のエンターテインメント作品がよくつくれたなあと、今更ながらに思う。
織田裕二は当時、『踊る大捜査線』が終わってしばらく経っていた頃だと思う。『お金がない!』『踊る大捜査線』の印象が強くて、きちんと脚本を選んで出演しているのだろうと思って見に行った記憶がある。最近は世界陸上といい、『ラストクリスマス』といい、なんだかなあなのだが、当時は絶対おもしろいはずだと確信できた。
多分にもれず、おもしろかったと思う。ツッコミ所満載で、このスケールというのは日本映画ではなかなかできない。『ダイ・ハード』みたいでおもしろかった。ストーリーも二転三転あり、派手なアクションがあり、楽しめた。ヘリコプターを逃がしてしまうところで雪崩を起こす場面などは、「よくこんなうまい発想ができたな!」と織田裕二ドラマの基本を守ってくれて嬉しかった。
『踊る大捜査線』で言えば、ドラマで雪乃さんが麻薬のハコビ屋をしていた疑いで本店に連れていかれそうになるのを、無理やり湾岸署においておくために、雪乃さんを罵倒し織田裕二を殴らせるように仕向けて、公務執行妨害として湾岸署に拘留したときのような。考え付かないうまい発想、そして逆転みたいな。。。
まあ、『踊る大捜査線』ほどのおもしろさではなかったけど、充分に満足できるものだったと思う。
ただ、こんなにエンターテインメントしてても、どうしてもうまくいかないのが日本映画のさだめなのか。銃が普通に使用されたり、一般人が人を殺しまくったりするのはどうしても違和感があるのだ。もうこれは日本の社会状況と日本人の常識というものがあるから逃れられないものなのかな。
ハリウッド映画だと銃も人の死も違和感が全然ないのになあ。だからアチャラの映画は楽しめるのだ。
中村嘉葎雄も田舎署長のいい味出してた。織田裕二も熱演。あのロケは本当に大変だったろう。
しかし時代を感じさせる映画でもあったなあ。携帯電話がcdmaOne2。当時はauじゃなくてIDOで、cdmaOneという電波がよく入る機能を売りにしていた。cdmaOne2は、それに防水機能が付いたものだ。タイアップはうまいことできたけど(織田裕二がcdmaOneのCMをしていた)、結局防水機能は利益につながらなかったなあ。あの頃から考えるとauがこんなに人気が出るなんて思いもしなかった。メールが安いJ-Phoneだと思っていた。。。
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■関連エントリー
2005-03-24 07:32 映画と私(10) 『半落ち』
2005-03-12 21:44 映画と私(8) 『ローレライ』参考ブログ
2005-03-12 21:33 映画と私(7) 『ローレライ』をもうちょっと考察
2005-03-08 02:02 映画と私(6) 『ローレライ』
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※一部『踊る大捜査線』(ドラマ)のネタバレもあり
データ:2000年 日本
・原作 真保裕一
・監督 若松節朗
・キャスト 織田裕二、松嶋菜々子、佐藤浩市、中村嘉葎雄、石黒賢 他
評価:★★★★☆(4点/5点)
・2005/3/26 CX
内容紹介: 日本最大の貯水量を誇り、150万キロワットの電力を発電する新潟県奥遠和ダム。12月のある日、ダムの運転員・富樫輝男は、遭難者救助の為に猛吹雪の中を出発するが、ホワイトアウトに見舞われ、親友で同僚の吉岡和志を亡くしてしまう。それから2カ月後、吉岡のフィアンセ・平川千晶が奥遠和ダムを訪れた。ところが、千晶がダムに到着したまさにその時、ダムと発電所がテロリストに占拠される。犯人グループは、ダムの職員と千晶を人質に取って50億円を政府に要求。拒否すれば人質を殺し、ダムを爆発すると通告してきた。ダムが決壊すれば、下流域の住民20万世帯は一瞬のうちに洪水に飲まれてしまう。期限は24時間、ダムに通じる唯一のルートは犯人グループが爆破しており、悪天候で警察は成す術もない。そんな中、偶然逃げおおせた富樫は、仲間と住民を救うことを決意。犯人グループの攻撃をくぐり抜けダムの放水を防ぐと、外部との連絡を取る為、たったひとりで8キロ先の大白ダムへと向かう。 (※映画情報 - goo 映画) |
ホワイト-アウト【whiteout】(1)極地の雪原で、一面の雪の乱反射のために天地の区別や方向・距離などの感覚が失われる現象。(2)猛吹雪のために視界が極度に低下すること。 (国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書) |
公開当時も劇場に見に行き、三回目くらいになるこの映画。日本でこの規模のエンターテインメント作品がよくつくれたなあと、今更ながらに思う。
織田裕二は当時、『踊る大捜査線』が終わってしばらく経っていた頃だと思う。『お金がない!』『踊る大捜査線』の印象が強くて、きちんと脚本を選んで出演しているのだろうと思って見に行った記憶がある。最近は世界陸上といい、『ラストクリスマス』といい、なんだかなあなのだが、当時は絶対おもしろいはずだと確信できた。
多分にもれず、おもしろかったと思う。ツッコミ所満載で、このスケールというのは日本映画ではなかなかできない。『ダイ・ハード』みたいでおもしろかった。ストーリーも二転三転あり、派手なアクションがあり、楽しめた。ヘリコプターを逃がしてしまうところで雪崩を起こす場面などは、「よくこんなうまい発想ができたな!」と織田裕二ドラマの基本を守ってくれて嬉しかった。
『踊る大捜査線』で言えば、ドラマで雪乃さんが麻薬のハコビ屋をしていた疑いで本店に連れていかれそうになるのを、無理やり湾岸署においておくために、雪乃さんを罵倒し織田裕二を殴らせるように仕向けて、公務執行妨害として湾岸署に拘留したときのような。考え付かないうまい発想、そして逆転みたいな。。。
まあ、『踊る大捜査線』ほどのおもしろさではなかったけど、充分に満足できるものだったと思う。
ただ、こんなにエンターテインメントしてても、どうしてもうまくいかないのが日本映画のさだめなのか。銃が普通に使用されたり、一般人が人を殺しまくったりするのはどうしても違和感があるのだ。もうこれは日本の社会状況と日本人の常識というものがあるから逃れられないものなのかな。
ハリウッド映画だと銃も人の死も違和感が全然ないのになあ。だからアチャラの映画は楽しめるのだ。
中村嘉葎雄も田舎署長のいい味出してた。織田裕二も熱演。あのロケは本当に大変だったろう。
しかし時代を感じさせる映画でもあったなあ。携帯電話がcdmaOne2。当時はauじゃなくてIDOで、cdmaOneという電波がよく入る機能を売りにしていた。cdmaOne2は、それに防水機能が付いたものだ。タイアップはうまいことできたけど(織田裕二がcdmaOneのCMをしていた)、結局防水機能は利益につながらなかったなあ。あの頃から考えるとauがこんなに人気が出るなんて思いもしなかった。メールが安いJ-Phoneだと思っていた。。。
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