先日から「ニュースと私」として、2回ほど介護問題に言及した。
2005-03-06 14:37
ニュースと私(20) 福祉の実態とその報道
2005-03-05 22:36
ニュースと私(18) 身体拘束
晴れて1個の独立した話題として扱うことになる。しかし、僕自身は福祉問題は全くの素人。現場を知らない意見もあろうが、ご寛恕いただきたい。
さて、以前のエントリーで触れた、介護の現場にたつ知人であるが、ちょうど最近資格試験を受けているらしい。
現在は社会福祉士の資格をもち、介護福祉士の試験を現在受けているという。
この介護福祉士の試験の仕組みだが、マークシート試験を受けてそれに合格したものが実技試験を受ける形式という。
この実技試験、半身不随をもつお年寄りを実際に補助させて、マニュアルに沿っているかどうかで採点するものらしい。
知人の言によると、このお年寄り役を演じるのが、学生らしいのだが、介護の現場を全然知らないで行動する場合があり、とまどうというのだ。具体的なことはよくわからないのだが、いやしくも国家として資格を与えるのに、そうした試験が現場を意識しないものでどうするのか。
また、この試験は全受験者の実技が終わるまで、拘束されるという。午前中に受けても、夕方まで帰れないそうだ。試験問題の漏洩を防ぐためと思うが、こんな非効率的なやり方しか思いつかないのか。試験問題を多くつくるとかで対応できないのか。
税金は使うべきところで使うべきで、こういうところには予算を割いてよいと思う。国民が怒りをもっているのは、不必要な用途や私的な使い途が多いからだ。
「介護福祉士試験の実施方法に関する検討会報告書」について
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(3)「時間切れ」の取扱い
試験課題を試験時間内に完了することができなかった場合は、全ての採点項目について評価することができないため、原則として、不合格とすることが適当である。
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また、2001年3月の報道発表でこうあるが、「評価することができないため」という理由で不合格というのもおかしな話で、採点官を増やして対応するなどできよう。介護福祉士資格の水準を守るために、時間切れならば不合格という方向が適当なのではないか。
ところで来年よりこの実技試験は廃止され、筆記試験に合格したものは、研修で実技を学ぶという。
人材不足や試験形式の非効率という問題もあろうが、人材の質の低下が心配である。しかも今回の実技試験で不合格になってしまったものが大きく不利益を蒙るのではないか。来年の受験料は免除とかの対応をしてもよいと思う。
国家が与える資格の有名無実化がすすむように思えてならない。介護の現場の混迷深まるように思うのだが。義務教育との連携とかが必要に思うのだが換骨奪胎の省庁改革だったから対応も覚束ないだろう。介護ビジネスというものがあるのならば、そこに可能性を見出したく思う一件である。
■ここにトラバ打ちました
■関連リンク
厚生労働省ホームページ
介護福祉士国家試験
「介護福祉士試験の実施方法に関する検討会報告書」について
介護福祉士試験の在り方等介護福祉士の質の向上に関する検討会報告書
財団法人 社会福祉振興・試験センター
『イラストでわかる介護福祉士実技試験対策ブック』
※これも来年からはほとんど無用の長物
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