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気が向いたとき、気が向いたことを、適当に並べてみようと思います。

ブログと私(15) 「つぐみ、どこにいるの?」

2005-03-26 06:16:29 | ブログと私

つぐみ、どこにいるの?


 ご存知の方も多かろうと思うが、仙台で行方不明の娘さんを探していらっしゃる。宣伝という意味でご協力しておきたい。新聞などにもとりあげてもらうなどして、必死の捜索をされている。一刻も早い解決をお祈りしている。



 テレビでもこうした試みの番組が放送されている。しかし、こちらのブログは問題も残しているようだ。

 これが事実と確認できないからだ。
・このブログの管理者は本当にこのつぐみという女の子の親なのか?
・つぐみという女の子本人がいたずらでつくったページではないのか?
・つぐみという女の子の写真をもった他の人間がつくったページではないのか?
・つぐみという女の子は本当に行方不明になっているのか?
・ブログに掲載されている写真は本人のものなのか?

 疑いだすときりがない。さりとて、それを証明する手段もない。上記ブログのコミュニティは荒れに荒れていた。

 新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアでは、それを報じる主体が限られていて、ある程度の倫理を守らないと信頼が一切なくなる。そこで、そのラインを守って、信頼感は保持されているメディアになっている。

 いっぽうブログは個人発信のメディアであり、そこにある情報は信頼性において非常に心もとない、あやういものである。疑いはもたれて当然だろう。



 また、一部にしろ、写真や名前という個人情報を載せてしまったことで、これは世界に広がり、回収不能である。こういう危険なことを認識したうえで、それでも必死な思いで手がかりをつかみたくてブログの公開にふみきったと思う。



 ブログのコミュニティ機能であるコメント欄は、この二つの問題で荒れた。疑いの言葉、ネットの危険性を認識していないという罵倒。少女に対する侮辱のコメント。管理者は、結局このコメント群を管理しきれず、閉鎖してしまった。

 個人が行うネットを利用した情報発信と情報収集に、示唆的な動きを示していると感じる。情報を発信するのはよい、だが、情報を収集する場所としてコミュニティは、この場合適切でなかったのかもしれない。意見や感想だとか、過去の知識を収集するのに適したものであり、現在の情報を集めるのにコミュニティを利用しても、雑音しか集まらない。この一件でそうしたことがわかった。



 ところで、トラックバックが2700件にも及んでいるが、売名行為でしかないとわかって打っている人は何割くらいだろう。このブログの目的は、情報収集のはず。別のブログへのリンクをいくつもつくられても、それはノイズでしかなく、迷惑な行為に他ならない。トラックバックの理解度の低い人と心無い人の多さを改めて認識する一件でもある。

 協力したければ、自分のブログからリンクをはって閲覧者を誘導すること。励ましの言葉を送りたいのなら、件名に情報提供ではないことを明記してメールを送ること。遠隔地でできることはこれくらいだろう。



 末筆ながら、これが事実と信じて改めて、早くつぐみさんが見つかることをお祈りする。



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