駄ブログ
気が向いたとき、気が向いたことを、適当に並べてみようと思います。
 



ネバーランドについて
【※ネタバレあります。※】



 ネバーランドを観にいきました。
 2005/02/05 新宿スカラ座 (7点/10点)


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あらすじ・解説の詳細
20世紀初頭のロンドン。劇作家のジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は、公園でシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と4人の息子たちに出会う。三男のピーターは、父親の死後子供らしさを失っていたが、ジェームズはその姿に、自分が幼い頃に作り上げた想像の世界、ネバーランドを思い起こす。子供たちとの親交に刺激され、ジェームズは新しい劇に取り掛かるが、世間ではあらぬ噂が立ち、ジェームズの妻メアリーは孤独を感じていた。やがて新作「ピーター・パン」が誕生するのだが…。
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 映画の感想の前に。やっぱり、都心の映画館は施設が古くてゴミゴミしててやだなあ。ぎゅうぎゅうの行列に並んで席をとらなきゃいけないし、席にはドリンクの置き場がないし、人が多いし。次回からはシネコンを使おう。

 あと、予告編には笑いました。なんだかチープでお金だけかけてるなアクションものっぽい映像の後に、「トム・クルーズ」の名前(おおお、安っぽい!)。「監督 スピルバーグ」(おおおおおお!安っぽい)。タイトルは。。。。「宇宙戦争」(!!!!!!!!!!!!!!)。お腹いっぱいです。



 閑話休題。映画の感想。

 そもそも僕はジョニー・デップ大好きである。ニコラス・ケイジより上で、一番好きだ。だから見ないわけにいかない。そう思ってここ最近は空振りに終わることが多いけど(前回もそうだったなあ。。。)。まあ、本人がB級映画大好きだからね。しょうがない。数撃ちゃあたる。あたったらデカイ。ってことで、どうしてもチェックしてしまう。そのうえ、今回は僕の好きなジャンルのハートウォーミングで文学で歴史テイスト。それは見るのだな。

 ただ、結論からいえば、消化不良。いや、いい映画だったけどね。よかった。ただ、それ以上のものがなかったなあと。夢の世界とリアルな厳しい世界の対比が映画のモチーフなんだろうけど、結局最後までどっちつかずだったかなあ。

 感動しに行った身分としては、バリと子ども達の心の交流の部分はよかったんだけど、そこに男女の恋愛感情が入り混じってるから、素直に感動できないんだよね。バリは結局浮気をしていて、一人の女を不幸にしているわけだし、もう一人の女を幸せにできていない。彼女達が存在せず、子ども達との心の交流に終始し、彼らの祖母との対立が描ければ、僕は素直に感動できたと思う。



 ネバーランドという世界を子ども達と共に紡ぎだす姿は非常によかったし、芸術表現を志す人の姿をたっぷり見られてよかったなあと思った。随所に見られる子どもの無邪気さ、子どもの見せるユーモアもよかった。

 でも、ネバーランドを完成させるためには、現実と戦いきらなきゃいけなかったんだと思う。そこらへんが物足りない。ピーターは、「ピーター・パン」の劇を見て、初めて(?)笑顔を見せて「Thank you」と言う。けど、母の死で、また心を閉ざしてしまう。ネバーランドに浸るでもなく、現実と戦うわけでもなく。そこらへんがネバーランドが完成されたものではないと感じる所以なのかなあ。バリにしたって、結局、夫人との現実生活からは逃避して、結局自分で答えは出していない。夫人に結論をつきつけられたってだけであって。ネバーランドへの逃避生活をしていただけである。

 想像(創造)の世界には何でもある、何でもかなうと最後にまとめていたけど、現実世界との対比で描かれる中のこの結論は、ただの逃避じゃないかと感じてしまう。だから、最後にバリとピーターがそのセリフを通して心の交流を果たしていても、二人で傷をなめあってフラフラ生きていくだけなんじゃないかなあ。もちろん二人とも肉親を失うという痛みを乗り越えようとしている(した)わけで、ダメになっていくわけではないのだろうけど。。。



 そういうわけで、真の意味でネバーランドを体験していたのはデイヴィズ夫人と長男君(ジョージだっけ、ジャックだっけ?)だったのじゃないかなあ?

 夫人は、死という現実、家族との別れという現実、子どもたちとの生活を成り立たせるという現実(そこには祖母の圧力もあった)と正面から向き合い、戦った。長男は母との生活の継続の危機という不安、祖母の圧力と向き合い、最後には祖母との戦いを始め、勝利するという体験もしている。だからこそ、この二人にはネバーランドのもっともっと奥のほうまで見えていたのじゃないかな。あんまりうまく表現できないけど。それだけに、この二人の描写が最後の方で少なくなってしまったのは残念だった。

 ということで、決して面白くないわけではないけど、もう一つ踏み込んだところまで行ってほしかったなあと思う。

 現実と夢と。「ピーター・パン」はリアルな世界を知る大人だからこそ鑑賞に堪える世界で、子どもにすすめるものではないのだなあ。子どもにはやはり現実を学ばせなきゃ。



■ここにトラバ打ちました
『ネバーランド』 ★★★★【マイ☆ヒット商品番付】
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ネバーランド (2005/01/15公開)【映画トラックバック劇場】



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コメント
 
 
 
同感です! (或る日の出来事)
2005-02-09 00:11:58
「宇宙戦争」でのTBありがとうございます。

なぜ、こちらにコメントしたかといいますと…

私が見る感想文では、「ネバーランド」は、いい評判しか目にせず、バリの夫婦仲について、ほとんど言及していないのに、うんざりしてました。

こちらを読んで、我が意を得たり、です。

こちらの記事をTBしてもらいたかったかも?
 
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ネバーランド (或る日の出来事)
FINDING NEVERLAND2004年 イギリス・アメリカ作品監督 マーク・フォースター出演 ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット「ピーター・パン」を書いたジェームズ・マシュー・バリと、ある一家の交流を描いた作品。バリにジョニー・デップ、デイビス家の母親にケイト
 
 
 
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