Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

ラップランド2

2009-12-24 | フィンランドぶらり旅
トナカイ牧場を訪問。

ラップランドのトナカイにまつわる蘊蓄を聞いてきた。
フィンランドには、全部で20万頭ほどのトナカイがいるそうだが、実は、純粋に野生のトナカイというのは、一頭も存在しない。つまり、全てのトナカイには、持ち主がいて、普段はフェンスで囲まれた広大な森の中に放牧されているけど、きちんと管理されている。トナカイの放牧は、それこそ千年以上もの歴史を持つ伝統的な文化だけれど、最近は、追跡や調査にGPSの技術も導入されるなど、その手法も色々と進歩しているらしい。
トナカイの持ち主は、耳の切り込みを見れば、判別できるらしい。これは家紋のようなもの。そして、管理者にトナカイの所有数を尋ねるのは、大変失礼な行為とされる。つまり、普通の人に、あなたの財産はいくらですか、と尋ねるようなものなのだそうだ。この件を聞いて、そう言えば、少し前に世界ふしぎ発見で特集されていた時の内容を思い出した。

 

トナカイそり体験。気分はサンタクロース。
結局、サンタは楽して、おいしいところばかり持って行くが(子供たちに喜ばれ)、本当に頑張っているのは、トナカイたちなのだと思った。

  

午後は、色々な雪国ならではの道具を使って遊んだ。
スノーシューズ(左)は、深い雪の中でも、足を沈めずに歩くことができるようにするためのものだけど、これは要するに日本のかんじきとほとんど同じものだと思った。
右のやつは、名前を忘れてしまったが、足で蹴りながら進むそりのようなもの。このインストラクターの人は、子供の頃、3km離れた学校に通うのに、冬はこれを使っていたらしい。

 

この日はクリスマスイブということで、豪勢な食事が出た。フィンランドでは、クリスマス関連では、24日が一番のメインイベント。サンタ(中身は宿のスタッフ)もやってきた。トナカイと触れ合った日にトナカイ肉を食べた。