Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

さすがに寒い

2009-12-15 | 日常/思索
週明けからぐっと冷え込み、日中でも-10℃以下、夜中には-20℃近くにまでなるようになった。

0℃くらいではまだ全然余裕だったが、さすがにこりゃたまらん。
とは言え、自分はこれまでにマイナス二桁度の気候は数えるほどしか体験したことがないので、これもまた経験。それに、雪が積もると、それだけで風景が明るく見えるのも美しい。

外を出歩くときには、寒さ対策をしっかりしなければ、命に関わりそう。手袋は二枚重ね、マフラーも首というより顔に巻く。
東京では、どんなに寒くてもミニスカートの女子高生など見かけるが、フィンランドでは皆無。東京の「寒い」は、そうは言っても、まだファッションの見た目を秤にかけられる程度なのだ。フィンランドでは、そんなこと言ってられない。

深呼吸すると、肺がやられそうになる。実際、あまりよろしくないらしい。

海が凍り始めていた。まだ完全には凍っていないようだったので、氷の上を歩くのはやめたけど、もうじきにそれもできるようになるのだろう。で、自分がフィンランドに来た四月の頭にはまだ凍っていたから、それまでの間、恐らくしばらくはこの景色。ちなみに、下の写真の撮影時刻は12時半くらい、つまり一日でも一番明るいとき。

こういう季節も体験すると、フィンランドに来たばかりの頃にはいま一つよく理解できなかったことも少し分かった気になる。なぜヴァップであれほど人々が大騒ぎしていたのか、なぜこの国の人々は一斉に長い夏休みを取ることを許されているのか。
ヨノナカというのは、その土地の気候や風土に合わせて、うまく回るようにできているんだな。

今度、外で凍らせたバナナで釘が打てるか、実験してみよう。