Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

orkesterin joulukonsertti

2009-12-12 | 音楽
訳すと、オーケストラのクリスマスコンサート。

というわけで、TKKのオケの本番でした。曲目は三日前のコンサートと同じ。
会場は、ヘルシンキ市内の音楽学校付属のホールのようなところ。多めに見ても400人収容くらい、ほとんど満席だったけど、どうせならフィンランディアホールとかで一度演奏してみたかった。

本番直前、楽屋にて、チューニング、なる儀式あり。一同、カップに注いだ40度のウォッカを一気に飲み干す。
フィンランドのオケじゃどこもやってるよ、と言っていたけど、本当なんでしょうか。

で、一曲目のチャイコの途中から、自分が明らかに酔っぱらっているのが分かってきて、まぁでもおかげでリラックスできたので良かったかもしれない。しかし、リラックスし過ぎて、眠くなってきてしまった。
メインのバルトークは、正直、かなりひどい出来だった気がする。終楽章なんか、もう完全に崩壊していて、最後は圧倒的音量の金管のファンファーレでもって無理矢理辻褄合わせて終了、みたいな。まぁCD等で聞く分には素晴らしい曲なんですが。
もうちょっと普通の曲やりたかったなぁ。そういう意味では、チャイコは素直に楽しめた。

何はともあれ、無事(?)終了。パーティでは、上品にワインで乾杯。もっとも多くの人は、休憩中、終演直後、すでに楽屋でビールを飲んでいたが(どんだけ酒好きなんだ、この人たちは)。

TKKのオケの皆さんとお会いするのは、今日で最後。多くの人と接したわけではないけど、特にチェロの人たちには何かとお世話になった。自分のホームでもある東工大のオケの、フィンランドにおけるカウンターパートとでも言うべき団体の活動に参加できたことは、とても有意義な経験だったと思う。
Kiitos kaikkille.

リハーサルの風景。