そっと芸術  郷津晴彦のブログ

アーチスト郷津晴彦。展覧会の案内、『平和な小国』、流木作品、絵や彫刻、写真に小説、漂着物、超芸術トマソンなど。

人間は案外善良なのではないか

2019-03-10 15:16:16 | 平和な小国
『平和な小国』を作り始めてから、なんとなく感じていたことがあって、それは人間は案外善良なのではないか、ということです。もちろん人は善良成分だけでできているわけではないけれど、人の中の善良な部分をもっと信じていいのではないか。
「人間の本性は悪である」というと、なんだか洞察力があるような、人間のことがよくわかっているような、そんなふうに聞こえるけど、そのように思い込まされてきた節もあるような気がする。
 おもしろいのは、そう考えて『平和な小国』を作ったのではなくて、なんだかわからないけど作っているうちに、そう考えるようになったということです。考えは後からついてくる。
 そんなことをぼんやりと考えるともなく考えていた日々のある日の午後、友人がうちにやって来ました。私よりすこし年上の信頼する友人です。
 その日の話題は主に、レヴィ=ストロースの『野生の思考』に関してでした。彼が最近ちからを入れて読んでいる本で、私は以前から気になりながらも読んではいません。彼の説明では、長い人類史の中で「悪人の出現」は存外に新しいことらしい。ホモサピエンスは集団をつくり協力することによって生きのびてきた。(このあたりから私の解釈が入ってくる)他人を出し抜いて自分だけ得しようというような行いは、集団の存続には不利にはたらく。助け合ったほうがいい。
 そういうわけで、僕はこれからも『平和な小国』をつくっていこうと思います。最近すこし今までとちがった動きがでてきているんですよ。その件についてはいずれまた。最後まで読んでくれてありがとう。
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