そっと芸術  郷津晴彦のブログ

アーチスト郷津晴彦。展覧会の案内、『平和な小国』、流木作品、絵や彫刻、写真に小説、漂着物、超芸術トマソンなど。

この春の新作

2016-04-02 15:37:58 | 流木作品
この春の新作、その一部です。
どうしつらえるかは、これから考えます。

一方、平和な小国シリーズは、現在素焼き中、来週本焼き予定です。
つまり現時点では、今月の展覧会出品作は、一個も完成していないということです。
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純粋な芸術行為

2015-06-20 14:21:54 | 流木作品
風にあおられて、流木に火がついて燻っていたのです。
気がつけばこんなに燃えていました。

そして……



比重の軽い木が燻って一部燃えるのはたまにあることですが、全焼は初めてです。
しかし、燃えてなくなってしまったことで、純粋な芸術行為になったのでした。
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この夏の個展にむけて

2015-05-14 16:55:26 | 流木作品
(伊良湖)

連休中は、海岸で流木を拾って制作していました。
太陽光を虫眼鏡で集めて流木を焦がすのです。
天気がよかったので、はかどりました。
初夏は日差しが強いわりにそれほど暑くなく、絶好の季節です。
最新作を、少しお見せします。

この夏、こういう作品をあつめた個展を開きます。
7月4日(土)~12日(日)場所は東京銀座の「工芸いま」です。
詳細は追って投稿します。


(伊良湖)
ハマヒルガオの葉の上で。つぼみもみえますね。


(御前崎)
黄色い花はコマツヨイグサ。

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拾わない流木 竜洋海岸

2014-10-29 20:05:45 | 流木作品
before


after


浜で流木を拾っては、太陽光をレンズで集め、焦がしている私ですが、たまに拾わないで焦がすこともあります。
拾って焦がした流木は通常持ち帰って、しつらえ、個展などで展示します。
しかし、たまに、その場に放置して帰ってくることもあります。
今まで何回もやっていますが、この秋もやってきました。
場所は、静岡県、天竜川河口付近、竜洋海岸です。
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海岸で制作していました

2014-05-15 11:33:59 | 流木作品
浜辺は海と陸との境界領域です。
境界線がはっきりとあるのではなく、その境は曖昧なのです。
そこに身をおくことが、どうやら私の制作には必要なようです。

伊良湖にて

そういえば、マンディアルグの小説に、浜辺に寝そべる男がでてきたのを思い出しました。
「大理石」だったと思います。
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御前崎に行ってきました

2011-05-07 10:30:12 | 流木作品
御前崎です。
砂が頬を叩きつけるほどの強風でした。
浜辺に降り立つと、向こうに浜岡原発が見えます。
原発の手前には風力発電の風車がわざとらしく回っています。
風は西風。原発のほうから吹いてきます。

流木を拾いました。
空は快晴。太陽の強い熱を肌に感じます。
しかしあまりの強風に、今日の作業は無理かもしれないと思いました。
作業とは、太陽光を虫メガネで集めて流木を焦がすことです。
虫メガネが風にあおられてブレてしまうのです。

でも向こうの原発を見ているうちに私の内に闘志がわいてきました。
今までだってずいぶん風とはたたかってきたのです。
今日は風だけではない、私は原発とその背後にあるえたいのしれない何かとたたかう気持ちになっていたのです。

私は砂浜に腰をおろし、原発に背を向け、背で風を受けて、左手に流木、右手に虫メガネを持ちます。
手を膝にしっかりと押しつけて虫メガネをホールドします。
太陽光をレンズで集めます。
流木に焦点を合わせます。
そこには1mmほどのちっぽけな太陽が映っています。

そうして数時間。


耳の中には砂がたまっていました。

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拾わない(拾えるけど)

2010-05-16 11:31:59 | 流木作品
ふと見ると、白い流木が、いいかんじに漂着しています。
太陽の角度も良い。
このままの状態で焦がせそうです。
拾わず、さわりもせず、芸術しました。

いままでにも、拾うには大きすぎたり、砂に埋まった流木を、拾わないまま芸術したことは、何度かありました。
(このブログでも報告しています。)
でも、拾おうと思えば拾えるものを、拾わなかったのは初めてでした。

これもそのまま現場に放置してきました。
いずれなくなってしまうでしょう。
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拾わない 伊良湖 つづき

2009-11-14 11:32:32 | 流木作品
近くにあった小さいのもいっしょに焦がした。

こうしてみると、ひとつの景色になったようだ。

そうして、そのまま放置してきた。
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拾わない 伊良湖

2009-11-11 11:49:45 | 流木作品
立冬の伊良湖で、砂に埋まった流木を焦がす。
引っこ抜いたりしないで、そのまま焦がす。
太陽の角度が浅いから、やりにくい。
今回は大口径で焦点距離の長いレンズを使う。
コメント (2)
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立冬の伊良湖の太陽

2009-11-10 11:01:55 | 流木作品
11月7日は立冬でした。
小生は伊良湖で芸術を行なっておりました。
れいによって虫メガネで太陽光を集めて、浜辺で流木を焦がしていたのです。
(左のカテゴリー欄「奄美」中の「バカか芸術か」参照)
写真はこの日の午後一時半ごろ撮ったものです。
砂に立てた棒の影がのびています。
太陽の角度が浅いから、焦がすのは少しやりにくいのです。
「拾わない」芸術もやりましたよ。
その話は次回に。
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拾わない その後

2009-10-26 17:37:14 | 流木作品
今年の3月にアップした記事「拾わない(さらに続き)」のその後です。
どうぞその記事と比べてみてください。
(左の カテゴリー欄の「流木作品」をクリックすると見つけやすいです。)

3月19日に海岸で制作しその場に放置してきた流木を、ほぼ半年後の9月17日に見に行ってきました。
枝分かれして伸びていたところが切断され、向きも変わっていました。
誰かが撤去しようとした(そしてあきらめた?)のでしょうか。
ただ動かしてみただけなのか。

それに私がつけた焦げ目が、だいぶ薄くなっています。
雨風などの影響もあるのでしょうが、それだけではないような気がします。

一枚目の写真に顕著ですが、表面の白がこすられたようにはがれて茶色っぽくなっているところがあり、
樹皮も一部ではがれています。
誰かが腰掛けたり、指でポリポリしたのかもしれません。
それとも動かそうとしたときにこすれたのか。


↑上の写真から少し右に進んだところ。

↑さらに進んだところ。真ん中より右側。

↑右端。

そうしてまた放置して帰りました。

また見に来るからな。待ってろよ。
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虫の流木芸術

2009-10-14 11:17:29 | 流木作品
日本海の浜で拾った流木です。
虫による芸術。
そもそもこのような「人間の意志の介入しない造形」に興味を持ったことが、
いまも続けている流木作品につながっているのでした。

そのへんのことを書いた文章をメインサイトに載せています。
全文はこちら
(同じウィンドウで開きます)
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拾わない(さらにつづき)

2009-03-31 18:10:32 | 流木作品
また前回のつづきです。
その翌日も、朝から晴れました。
きのう焦がした大物のつづきをやるつもりです。
つづきといっても、時間帯によって太陽光の角度がちがってくるため、
きのうとは別の場所を焦がします。
左から焦がし始めて、右端ちかくになったころから雲が出てきました。
太陽が隠れたときは我慢。待つしかありません。
雲の切れ目で再開。
また陽が陰って待ち。晴れて再開。
これをしばらく繰り返しているうちに、雲がべったりとつながってきました。
もう少しやりたかったのですが、こればかりはどうしようもありません。
今回はここまでとあきらめて、終了。

↑上の写真から少し進んだところ。重複部分があります。

↑さらに進んだところ。真ん中より右側。

↑右端で曇って終わり。

そうしてこのまま放置して帰りました。

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拾わない(つづき)

2009-03-26 15:36:07 | 流木作品
前回のつづきです。
浜辺を歩いていると、大きなのに出くわしました。
とても「拾う」ような代物ではありません。
しかしその木の筋の流れと木肌の白さに引かれます。
これは焦がしたい。
でも陽も傾いてきているし、たくさん焦がしている時間はありません。
いい部分を一か所見つけてやり始めました。
一段落ついたところで、日光の力も弱くなってきたので終了。
現場に放置して、その日は泊まり。
(つづく)

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拾わない

2009-03-21 11:34:21 | 流木作品
今週、日本海側の某所に行きました。
良く晴れた日です。
いつものように流木を拾って制作するつもりです。
海辺の流木は、この写真のように砂に埋まっているものがよくあります。
掘り出してみると、存外に大きかったり、埋まっていた部分がうす茶色く汚れていたりするので、
掘り出すことはほとんどしません。
それで普段は横目で見ながらの素通りなのですが、ちょっとまて。
このまま焦がせばいい……。
太陽が背中に熱い。
私はポケットから虫眼鏡を取り出します。
砂浜にへばりつくようにして……。

そうして、このままの状態で放置してきました。
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