「ホーホーホホー」と後に鳩の鳴き声だと知る音が不思議だった子どもの頃、家族にあれ何の音? と訊いた。
何も聞こえないけど? と言われて、あれは自分にしか聞こえないのだと思い込み、宇宙から来た「何か」が出している音なんだと思うようになった。
妄想はさらに深まり、自分にしか聞こえないということは、自分は宇宙から来た者であり、あれは自分を連れ戻しに来たのだと考えるまでになった。
もそれは本気と嘘ん気のあいだぐらいでそう考えていたような気もする。
そのうち夜こっそり家を抜け出しては自分の星はあれだろうかあっちだろうかと夜空を眺める少年になってしまったのだが、その頃になると嘘ん気の物語のなかに入り込んで演じているようなかんじに近かったかもしれない。ライブSF小説。そうして僕はだんだんSF少年になっていった。
何も聞こえないけど? と言われて、あれは自分にしか聞こえないのだと思い込み、宇宙から来た「何か」が出している音なんだと思うようになった。
妄想はさらに深まり、自分にしか聞こえないということは、自分は宇宙から来た者であり、あれは自分を連れ戻しに来たのだと考えるまでになった。
もそれは本気と嘘ん気のあいだぐらいでそう考えていたような気もする。
そのうち夜こっそり家を抜け出しては自分の星はあれだろうかあっちだろうかと夜空を眺める少年になってしまったのだが、その頃になると嘘ん気の物語のなかに入り込んで演じているようなかんじに近かったかもしれない。ライブSF小説。そうして僕はだんだんSF少年になっていった。