寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

広島県の教育を回想する(その7)

2010年08月02日 | 学生時代

教壇につかつかと歩み寄った過激派は「三里塚に一緒に行こう」と語り始めた。ユーモア感覚ゼロのアジテーターは肺病を患う段田安則という風体で煮しめたような服を着ていた。いつもは無関心な学生を前にしてノルマを果たして帰って行くのだが、この日は冒頭から三原の日比野達郎によるねっちこい言葉攻めが続き、段田は調子を狂わされ顔を顰めた。

ニヤついた日比野は「いじり」の天才だった。論理性とフレキシビリティに乏しい過激派は10ほども年下の未成年にいいようにもて遊ばれたのである。私は教室のほぼ中央から滑稽な寸劇を冷ややかに眺めていた。

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汗を流しながらのドライブ

2010年08月02日 | 日記

車の冷房を切り細い道路を突っ走る。すぐに汗が滲み出た。窓から入る風がやけに生温くうんざりした。

帰宅した私はびしょ濡れのシャツも脱がずに冷蔵庫に向かった。そしてコップに注いだ麦茶を喉を鳴らして飲み干したのである。汗をかいた後の麦茶は格別の味だった。

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散歩の途中で見た物

2010年08月01日 | 日記
蝉が激しく鳴く中散歩に出かけた。交通量の少ない道路脇に縫いぐるみのような物が落ちていた。近づいてよく見ると茶色い薄汚れた猫だった。てっきり寝ているものと思ったが、微動だにしない。どうやら暗いうちに車に撥ねられて息途絶えたようだ。

ペットが飼い主の都合によって簡単に捨てられ、こうして命を落とすケースは多い。更に育児放棄する最近の親を見ると道徳教育の重要性を痛感する。我慢することを知らずに大きくなった人間は得てして幼稚で身勝手で自分を中心に世の中が回っていると勘違いしている。仏教哲学を軽視した団塊~ポスト団塊世代の罪は重い(笑)

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雪虎(魯山人味道)

2010年08月01日 | 家飯

魯山人味道に雪虎という素朴な料理が出てくる。厚揚げ(生揚げ)をこんがりと網焼きして大根おろしをのせ生醤油をかけて食べる。雪をまとった虎という表現が洒落ている。

夏は冷奴に限るという思い込みを時には捨て香ばしい豆腐料理を楽しみたいものだ。揚げ出し豆腐の対極にある、無駄なものをそぎ落とした大人の酒肴だ。

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