そこはかとな紀

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BMW 750i 試乗しました

2009-05-19 21:11:56 | 自動車
BMW7シリーズ 試乗いたしました 画像は展示してあった740ですが
 試乗したのは750! 1300万円!私が試乗した車の中で過去最高価格のものです。エンジンは5LV8気筒 ということは、M3なんかに使われているエンジンと同じだろうか?と思ったらまったくの別物だという説明でした。
 外見はリアのフォルムがレクサスのLSそっくりのシルエット。かなりアメリカ市場を意識した車だなあというのがここからも分ります。ドアを開けると、このクラスの車独特の気圧される様な雰囲気に。"o(-_-;*) ウゥム…ドアの厚みも半端じゃないのおお。閉める音も3シリーズだとパンという乾いた音に、いかにも硬そうなカプセルを閉めた音→つまりはボディ剛性の高さが音だけでも分る。のに対してズムと言う重厚さを感じさせる音ですね。インテリアもいかにもお金かかって増す光線が随所から出ていますね。ただベンツのSシリーズに比べると、電子機器が前面に出ていて未来的か。インパネも目の前に立ちふさがり、いかにもおいらは高い車乗ってるぜと意識させるつくりになっています。この辺基本構造はクラウンやフーガとおんなじなんだなやっぱり。i-Driveのメニュー体系はさすがに洗練されて、直感的に理解できるようになっているね。このあたり日本のスタッフが開発に参加したらしいから、BMWも日本市場で売るためには、社外品に負けないナビシステムが必要と認識したってことだね。まあ3シリーズもマイチェンから、強制i-Driveになってしまったので、以前のままでは評判悪すぎて販売を圧迫するかなねえ。
 さてエンジンをかけまして、パーキングブレーキが栓抜きみたいな、センターコンソールにあるのはZ4とおんなじで、微妙・・・。このへんも統一操作ということで将来3シリーズもこの装置になる可能盛大だよな。
 さて走行モードはコンフォートにノーマル スポーツ スポーツ+ と4モードに別れ サスのセッティングからシフトパターンまでセッティングが変わるのです。コンフォートモードは本当にクラウンや、レクサスの走り、万人に分りやすいソフトなセッティングで乗り心地重視。スポーツモードは以前の7シリーズっていうかBMWらしいサスと元気なエンジンが演出されます。スポーツ+はなんとDTCデジタルトラクションコントロールまで解除になります。こうなると5LV8エンジンは簡単にホイールスピンしてしまう!! つまりは常に、アクセル開度やブレーキングにいたるまでコンピューターの制御を受けていることを思い知らされてくれるモードですね。このモードで振る加速したときはさすがに凄まじかった。ジェット機の離陸の時の感覚に似ているといってもいいかもしれない。底知れぬトルクを感じさせてくれるエンジンですねああ怖かった。またコンフォートモードといっても小気味良いエンジン音は消されておらず、ホンダ同様まずエンジンありきのBMWらしさを感じさせてくれた。

 しかし、総評からいうと、いかに最新のテクノロジーで制御したといっても2トン超の巨体を物理の法則を超えるハンドリングで果たして運転して楽しいかというと、正直楽しくない。動きはだるいし、サスの挙動もどちらかというと緩慢と言っていいかもしれない。まあこの車はお金出した人が後席に乗るショーファードリブンの車と割り切るべきで、LSもどちらかというとその範疇に入る。残念ながらこのクラスの車でベンツのSクラスを運転したことは無いので比較はできないが。私は自分の身銭切って乗れる範囲の車ではないし、また乗りたいとは思わない。ベンツのEクラスはこれは良くできた車で(800万円ね)運転してても楽しかったので 5シリーズがどのようなものか一度ハンドルを握ってみないといけないなあと激しく思いました。
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