
祝
松碧(あを)く柏翠(みどり)のいやさかを祈り祝はむ君が新屋 丹人 職の後輩...

法
白川静博士の御冥福を祈りて詠める 友部丹人 もみじ葉の散り...

心
「忘」が字の心激しく揺れをりて 其下が字の「心」清しく 丹人 「心」は是 心臓の...

龍
白鳥の池の辺に建つ曲家の屋根に龍の字はばたきてあり 丹人 那珂一ノ関池のほとりに一軒の...

新
大いなる恵みうれしやこの年に賜はりし穀 神に捧げん けふ新嘗祭の日なり これ いにしへ...

いのしし
いのししの年を詠める いくたびも踏みて来たれるこの道をいざ踏みしめんあらたしき朝 一打願上奉 日記武路愚ランキング

年賀状紹介 -其の二-
千年の松に舞ひたる鶴を背に水茎跡の澄みてうるはし これが賀状 予が書の友 秋山和也...

年賀状紹介 -其の四-
大吉祥の瓢箪あかく色づきて亥の微笑める賀状尊し 是 龍泉寺(茨城県龍ケ崎...

庵号 -いをりな-
質直(しちぢき)に脚下を看つつ生きんとぞ願ひ名付けし吾(われ)が庵号(いをりな) 「質直...

酒-寝てしまひけり-
のどかさに寝てしまひけり草の上 松根東洋城の句を日比野五鳳(1901-1985)の書きたる 昭...