見出し画像

書道 直庵(筆耕所)

「忘」が字の心激しく揺れをりて 其下が字の「心」清しく  丹人  


「心」は是 心臓の形を示したる象形文字より出来たる字なり
その草書体 左 下 右 に三点打ちて書きたる
下が点は中央より左寄りに打つがよし
その形 底浅きV字に似たる

これ 王羲之の書「忘心」なり
この二字よく観れば
忘が字の心に 怒れるを見る
其の下の心が字に 穏やかなる境地を見る

人や世を責めて生きるは是 忘 にあり
人や世に謝して生きるは是 心 にある

予 かやふにおぼゆるが如何哉

*画像:王羲之の憂懸帖 奈良朝に大陸より我が国に渡り来たる書にて
    正倉院御物なり
    この書 真筆にあらずして 精巧なる写し字なり       

コメント一覧

あかひと
揺らぐとはいとゆかし
◆幽黙氏 おはやふにござる

>激しく揺らぐ心そのもののよう・・・

いかにもさやふに見へるは いとをかし

予 忘れることはよきこと と言い聞かせをりぬ

 忘るまひとぞおもへども忘れ行く身の切なさよ
 忘るもよしとおもひつつ新たなるもの見るは楽しき
あかひと
忘れてはならないことも・・・
◆善人氏 おはやふにござる
いやはや 予も氏と全くおなじふして 混乱の毎日なり
予も 河島英五「酒と泪と男と女」に加へ「時代おくれ」も好みたる
幽黙
心の字は
また激しく揺らぐ心そのもののようでもありますね

最近は本当に物忘れが…(-_-;
酒徒善人
忘れてしまいたいことも・・・
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/e411y/
最近特に、忘れてしまいたいことと、勝手に忘れてしまうことがミックスしてしまい・・・混乱の毎日です。
金曜の夜も河島英五の「酒と泪と男と女」を歌っていました。
あかひと
慶びて
◇NOA姫 こんにちは那須塩原を旅してをりぬ 紅葉の美しさに心燃へる如し リンクの件了承す いと嬉し 有り難し
noa
http://blog.livedoor.jp/noa__a/
こんにちは。

あかひとさん、ここのブログをリンクさせて頂きたいのですが、許可いただけませんでしょうか?

>人や世を責めて生きるは是 忘 にあり
>人や世に謝して生きるは是 心 にある

私はいつもつい忘れてしまいます。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2022年
2021年
人気記事