野菜ソムリエプロtamitanのブログ

野菜ソムリエプロtamitanが旬なお野菜を独自目線で紹介します。
その他、趣味のこともいろいろと・・・。

水菜の蕾は食べられる?

2018-03-14 | 野菜のコト

畑で植えている赤軸の水菜「紅法師」がとう立ちしてしまった。
とう立ちとは、花を咲かすために茎が伸びてきて蕾をつけること。
こうなると、葉や茎は固く筋っぽくなって美味しくなくなってしまう。

せっかく大きくなったら収穫しようと思って楽しみにしていたのに!
どうやらこの急な天候の変化で植物も春の到来を楽しみにしていたようだ。
しょうがない、このままどんな花が咲くのかいっそ花を咲かして種を採ってやろう。

そう思ってそのまま放置していた。

今朝畑の様子を見に行くと、菜の花のような黄色い蕾ができている。
むむむ。なんだか美味しそうではないか。
よく考えると水菜も菜の花と同じアブラナ科の野菜。ひょっとしてこの蕾食べられるんじゃない??
そう思い調べてみると、なんと「食べられます」だって!!

ちなみに、お野菜には茎や花、種などに毒があるものがあります。
たとえばモロヘイヤ。種やサヤには毒があります。
家庭菜園で勝手にいつもと違った部位を食べると危ないのでよく調べてから食べるようにしましょう。

さて。
それでは収穫いたしましょう。ほんと、これはまるで菜の花。
茎が赤いので「コウサイタイ」のように見える。

※コウサイタイは茎が赤い菜の花です

それではさっそくゆでて見ましょ。


お。いい感じ♪
食べてみるとほんのり甘みがあって菜の花のような苦味がなく、むしろ菜の花よりも美味しい(笑)
これはイケる!
このまま畑にほっとけば、ちょん切った下からまた脇芽がどんどん伸びてきてさらに収穫できるに違いない。

葉っぱもサラダで食べるにはちょっと固いけど炒め物やスープには使えそうだ。
まだまだ食べられる。よかった~~。

神戸産のドラゴンフルーツ

2017-11-06 | 野菜のコト


神戸産のドラゴンフルーツを買ってきました!!

「ドラゴンフルーツ」は東南アジアや中南米の熱帯雨林で育つサボテンの実です。なので売られているドラゴンフルーツのほとんどは海外からの輸入品。
現地で完熟したものを食べたら甘いのかもしれませんが、日本に輸入するために食べごろよりもずいぶん早めに収穫されてしまうため「味がしない」とか「酸っぱい」ということになってしまいます。

しかも、ドラゴンフルーツは収穫してから日にちがたっても追熟することがありません。どんなに待っても甘くならないわけです。

神戸でドラゴンフルーツを作っていらっしゃる農家さんがいて、ときどき近所の産直のお店で販売しています。以前にも一度買ったことがあり、海外産のドラゴンフルーツとはまったく違って、甘くとおいしかったので、今回も期待大で購入。

ところで、ドラゴンフルーツって見た目は堅そうですがとってもやわらかく、包丁でサクッと切れます。
皮だって手で簡単に剥けるんです。こんなふうに。


皮の内側がキレイなピンク色。
この剥いた皮をお皿にして、カットしたドラゴンフルーツを盛るとテンションが上がります(笑)

さて。神戸産のドラゴンフルーツは一味違うぞ~~~と、期待大大大で口にしてみたのですが・・・・

キョ―レツに酸っぱい!!!

なんでっ?

ちょっとショックでした。確かに味はあるけれど、こんなに酸っぱいとは・・・。

よぉ~~し。酸っぱいなら酸っぱいなりに美味しく食べてやろうではないか。

ってなわけで、サラダにしてみました。


この酸っぱさはレモン並み(笑)
なので、レモン汁に見立てて、オリーブオイルと塩コショウをかけて食べました。

これが案外イケる!!
酸っぱいドラゴンフルーツはこういう食べ方がオススメです。
サラダだと思って食べると、逆に甘く感じます。
食感がとてもいいので、これならパクパク食べれます。

ドラゴンフルーツには葉酸がよーさん含まれているので(オヤジギャグ)、女性の方にオススメですよ♪

空心菜の花

2017-10-02 | 野菜のコト

我が家の畑に今年植えている空心菜。
空心菜の花ってどんな花が咲くんだろう?と気になったので、収穫を我慢して花を咲かせてみることにしました。
空心菜は夏の暑さにも負けずぐんぐん伸びる野菜。
葉っぱは生い茂り、十分晩御飯のおかず3回分くらいの量はとれる程葉が茂っているのですが、ここで葉を切ってしまうと花がつかない気がしてず~っと収穫をせずに待っていました。

なかなか蕾が付かない。
花が咲かないんだったら、食べちゃうぞ!
と思ったその時、蕾を発見!!

なかなか蕾は大きくどんな花が咲くのか楽しみです。
検索したらすぐに出てくると思うのですが、あえて調べずに花が咲くのを楽しみに待っています。
何色の花かなぁ~~?

花が咲くまで枯らさないようにしなくっちゃ。

生落花生

2017-09-26 | 野菜のコト

生の落花生が売っていました。
これをどうやって食べるのかといいますと、殻付きのままグツグツと塩ゆでします。
中までしっかりゆでようと思うと小一時間かかります。
だけど、今の時期にしか味わえない贅沢なおつまみです。

やわらかくて、塩がきいていて、やさしい落花生の香り。
おつまみに最適ですが、私はこれをおかずにご飯が食べれます(笑)

特に難しいことはなく、ただちょっと多めに塩を入れた湯で30分~1時間ゆでるだけ。
ゆで時間は1個食べてみて調整します。30分で1つお味見。
まだ固かったらそのままもうあと10分。
そこでもう1個お味見。
固かったらあと10分・・・ってな具合。

ゆでる量によって時間が異なりますのでその辺はアバウトに。

ところで、落花生の成り方ってとっても面白いんですよ。
黄色いチョウチョのようなかわいい花を咲かせるのですが、花が咲いた後に管が伸びてきます。
そしてその管は土にもぐり、つちの中で豆をつけるんです。
それが落花生になります。

だから土にやわらかい管がもぐれるように、土をふかふかに耕しておかねばなりません。

一度我が家の菜園で落花生を育てたことがあります。
たくさん花がさいて、「これは大量収穫ができるぞ!」と期待していたのですが、
うまく土にもぐってくれなかったようで、掘り上げてみるとなんと収穫できた落花生はたったの3粒(涙)!!
花はいっぱい咲いていたのに・・・。

採れた3粒だけの落花生を大事に大事に30分ゆでました(笑)

今回はどっさりお店で買ってきたけれど、また栽培にチャレンジしたいです。

手のひらサイズ!ジャンボピーマン

2017-09-01 | 野菜のコト


産直のお店で見つけた「ジャンボピーマン」。
なんと、長さが15センチもあります!!
これ1個で1家族分の青椒肉絲が作れてしまいそう(笑)

苦味が少なくパプリカのような甘みがあります。
なんでもパプリカの系統を受けついだ品種だそうで、大きいピーマンというよりは小ぶりなパプリカと呼んだ方がいいかもしれません。
でもパプリカのように丸っこくはなく細長いのでやっぱりピーマンかなぁ。
見た目はピーマン、食べたらパプリカって感じでしょうか。苦くないのでサラダでもいけます。

そういえば、ずいぶん昔に岡山でこのジャンボピーマンに出会ったことがあります。
どこかの道の駅でジャンボピーマンアイスを売っていたのにビックリしました。
ピーマンのアイスって・・・と思いながら食べたもんです。
たしかにピーマン特有の苦みはなく、しいて言うならとくにアイスにいれる必要はなかったんじゃないか?と思ってしまうほど、なんのクセもなく普通に食べれてしまうアイスでした。

その道の駅がどこだったかなぁと思って調べてみると、岡山県津山市の久米というところにある道の駅「久米の里」でした。
そうそう、この道の駅にはでっかいガンダムがいるんです。
確かそれを見に行くのが目的だったはず。
あの当時は私はまだ野菜ソムリエではなかったんですけど、ピーマンのアイスには興味を惹かれて買って食べました。
野菜ソムリエとしてもう一度行ってみようかなぁ(笑)
何か新たな発見があるかもしれない!

いちじくの王様「ザ・キング」

2017-07-15 | 野菜のコト

私はいちじくが大好きだ。
小さいころ、おじいちゃんが管理していた駐車場にいちじくの木があり、完熟のイチジクをとって食べていたのを覚えている。
だからいちじくはわざわざ買うものでもないと思っていた。

いざ、いちじくを買おうと思うとその値段にビックリ!!いちじくって案外高いですね。
しかも、実が固くて渋みの強い「はずれ」を引いてしまうことも多い。
「高かったのにあんまり美味しくなかった」という残念な結果。
完熟のいちじくに食べなれていたので、熟していないいちじくのまずさには耐えられない(笑)

産直のお店に行くと、もういちじくが並んでいた。
来た来た!いちじくの季節が!!
おなじみの赤いイチジクは「桝井ドーフィン」という品種。スーパーではほとんどドーフィンしかみかけないが、実はいちじくにはいろんな品種がある。

皮ごと食べられる「白いちじく」も何種かあって、今日は「ザ・キング」という品種が並んでいた。
白いちじくといっても実際には薄い緑色をしている。緑なので熟しているのかどうか見分けが付きにくそうだ。白いちじくはたいていが皮もやわらかく渋みがないので皮ごと食べられる。
今日買ってきた「ザ・キング」もそうだ。

この品種はものすごく甘いそうで、完熟果だと糖度が20度もあるそうだ。糖度20度ってブドウくらいですよ~。しかし皮がとても薄くて柔らかいため、完熟まで木においておくと収穫するときにつぶれてしまって出荷できないそうです。そのため、完熟手前で出荷。

・・・というわけで、今日買ってきたのも完熟ではないということか。
もちろん甘い。甘いけど、期待してたほどめっちゃ甘いわけではなかったのはそういった理由。
完熟のを食べてみたいなぁ。

自分で育てるしかないか・・・・。

珍しい野菜「金針菜」(キンシンサイ)

2017-07-03 | 野菜のコト

よく行く産直のお店に久しぶりに行くと、すっかり季節が変わっていた。やっぱり旬の野菜・果物が並んでいるので、店頭の野菜を見るだけで季節感を感じられる。
果物コーナーにはブドウ・もも・すいかなどがならび、地元でとれた「まくわうり」がでていた。まくわうりがでてくると夏だなぁ~という感じがする。
野菜コーナーには黒豆の枝豆も。いいねぇ、ビールが欲しくなる。

そんな中、いままで見たことがない野菜を見つけた。
その名は「金針菜」。「キンシンサイ」と読む。
金針菜は中国野菜でユリ科の「ホンカンゾウ」という植物の蕾を若いうちに摘み取ったもの。
とても栄養価が高くて中でも鉄分が豊富。優れた止血・増血作用があり、鉄分はほうれん草の10倍以上も含まれています。
中華料理の食材としてこの金針菜を乾燥させたものが売られていますが、生のものはめったに手に入らない貴重な食材です。

食感はブロッコリーに似ています。
あんまり加熱調理しすぎるとせっかくの食感が損なわれますので、さっと油で炒めるのがオススメです。


今日はエビと一緒に塩炒めにしてみました。
ニンニクを1片くわえるだけでとっても食味がアップし食欲をそそります。
栄養価的にみてもニンニクを加えるとアリシンの作用で金針菜に含まれるビタミンBの吸収もさらに良くなるのでいい組み合わせです。

レシピはクックパッドにアップしました。
作ってみたい方はこちらもぜひご覧ください。
「金針菜とエビの塩炒め」レシピ

なぜに「スイス」??スイスチャード

2017-06-19 | 野菜のコト

このカラフルなお野菜は「スイスチャード」。
「スイス」という名前がついていますが、スイスが原産でもなんでもなく、特にスイスとは関係ないようです。なぜ「スイスチャード」と呼ばれるのかその理由ははっきりとわかりません。


スイスチャードは和名は「不断草(ふだんそう)」で、若い葉を摘み取っても次々と収穫できるところから「不断」の草というわけでこの名がついたそうです。

スイスチャードの特徴はなんといってもこのカラフルな茎。茎がしっかりしていて色がはっきりときれいなものを選びましょう。
ほうれん草や小松菜と似た野菜なので同じような食べ方ができますが、くたくた煮すぎるとせっかくの色が抜けてしまいます。
私はいつもさっと油でいためてなるべく色を活かした食べ方をしています。

カロテンやミネラル分が豊富で、油との相性もバツグン!お肉と一緒にさっと炒めて刻んだナッツをパラパラパラ・・・。これがお気に入りの食べ方です。

カルシウムも含まれているので骨粗しょう症予防にもぜひ食べたいお野菜。
夏場は何かとさっぱりとしたものが多くなりますが、このカラフルな色が食欲もそそります。
たまにはお肉もたっぷり使ってガッツリたべて、夏バテ予防をしましょう~~!

おかわかめ

2017-05-30 | 野菜のコト

以前に「おかひじき」について述べましたが、ひじきの他にも「おか」シリーズは結構たくさんあります。

今日は「おかわかめ」。
名前のとおり、わかめのような見た目、わかめのような食感、わかめのような食べ方ができる野菜です(笑)
見た目がわかめに似ていることから「おかわかめ」と呼ばれていますが、正式名称は「アカザカズラ」といい、ツルムラサキの仲間です。確かに、さっとゆでるとちょっとぬめりがでてツルムラサキに似た食感です。
ただ、ツルムラサキは紫色の色素を含むため、ゆでるとゆで汁が黒っぽくなりますが、おかわかめはそんなことありません。クセもなく、アクもなく、ちょっとぬめりがあって食べやすい野菜です。


オススメの食べ方はさっと短時間でゆでてポン酢とごま油で和えてナムル風に。
ゆでると色も濃くなっていっそうわかめに近づきます。
スライスしたキュウリと塩もみして、ゆでたおかわかめといっしょにおかわかめとキュウリの酢の物とか。
まったくわかめと同じように使えます。
もちろん味噌汁の具にも!海藻サラダみたいに、冷やしてサラダにもむいています。
刻むことでぬめりがでてきます。
ただ、あんまりゆですぎると独特の食感が失われてしまいますので、さっと短時間でゆでるのがポイントです。

栄養価もとても高く、マグネシウム、カルシウムといったミネラルが豊富なだけでなく、妊婦さんには必須の葉酸も含まれています。

ところで。
子どものころから「海藻は体にいいから食べなさい」と言われて育ちましたが、海藻を食べるのは日本人だけ。海藻を食べて消化できるのは日本人だけだそうですね。
つまり、海藻が体にいいのは日本人だけってこと?
食物繊維は多いので、便秘には効きそうだけど・・・。


シャキシャキ食感「おかひじき」

2017-05-21 | 野菜のコト


「ひじき」と言えば海のものですが、こちらのひじきは畑でとれるひじき。
「オカヒジキ」という名前のとおり、見た目だけでなくひじきとよく似た食感で、噛むと口の中でシャキシャキという音が聞こえるほどとても歯ざわりがよいです。芽ひじきよりは長ひじきに似てるかなぁ。

もともと海辺の砂地に自生していて、日本でも古くから食べられていた野草だそうです。

鮮やかなグリーンが美しく、熱湯でさっとゆでると色合いも食感も損なうことはありません。
食べ方はさっとゆでて冷まし、水気を切ってからダシ醤油やゴマダレなどで和えて和え物にする食べ方が一般的。
そうめんつゆにつけて、まるで麺のようにズルズルとすすって食べるのもアリです!
これから夏にかけてオススメのヘルシーなベジ麺(ベジタブル麺)ですよ~。

栄養価も高く、カロテンが豊富。カルシウムや鉄分なども含まれているので、貧血や骨粗しょう症予防にオススメです。

なんといってもシャキシャキした歯ざわりとクセのない味で食べやすいのが特徴。
さっぱり食べたい時はポン酢などで和えて、食べごたえを感じたい時には濃厚なゴマダレや焼き肉ダレなどをかけて食べるといいですよ。

海のひじきも体に良いですが、陸のひじきだって体にいいんです(笑)