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野菜ソムリエプロtamitanのブログ

野菜ソムリエプロtamitanが旬なお野菜を独自目線で紹介します。
その他、趣味のこともいろいろと・・・。

初夏の香り~バジルとトマトのパスタ

2017-05-06 | 野菜のコト


いつも行く八百屋さんでバジルを買ってきた。
あぁ~、夏の香りがする。まだゴールデンウィークだけど(笑)
今年は我が家の家庭菜園にもバジルの苗を植えているが、まだまだ収穫できるだけの大きさにはなっていない。
袋いっぱい入ったバジルをたっぷり使って、フレッシュトマトとベーコンのパスタにしよう!!

バジルは包丁で切ると切り口がすぐに黒くなってくるので、茎のところを手でちぎって食べやすい大きさに。
たっぷりの水でさっと洗って水を切っておく。バジルは水につけておくと風味が落ちてしまうのでササッと。
栽培は割と簡単ですくすく育ち、カンカン照りの猛暑でもぐんぐん伸びるクセに、意外と葉は繊細で傷みやすい。
自分で栽培されている方は食べる分だけちぎってきて、食べる直前に洗って手でちぎって使うのがオススメですよ♪

バジルとトマトは鉄板の組み合わせ。いかにもイタリアン!!
ピザでよくあるメニューだが、今日はこれをパスタに。
厚切りのベーコンを2センチ幅に切り、トマトは櫛切り。皮もついたまんまで使います。炒めものに使うときは皮むきしなくってもそんなに気にならないもんです。(トマトソースの時は皮だけ浮いてくるから取り除きますけど)
オリーブオイルを熱してベーコンとトマトを炒めトマトがしんなりしたらてんこもりのバジルを投入。
さささっと炒めて塩コショウし、ゆでたパスタに和えたら完成です。

「え?ソースはっ?」って?
トマトを炒めている間にトマトジュースがでてきます。ちょっとオイルを多めに使って炒めると、それ自体がソース替わりになります。ゆであがったパスタにパスタのゆで汁とオリーブオイルを大さじ1ほどかけて和えるとパスタ同士がくっつきません。

トマトを炒めると甘みが増して美味しいんです。
栄養価的にみても、オイルで炒めるとトマトの機能性成分である「リコピン」の吸収率がアップするのでオススメです。

今日は時間もあったのでパンも焼きました。
自家製のフランスパン。あんまり久しぶりに焼いたので小麦粉の賞味期限がとっくに切れてました(笑)

そら豆食べました!

2017-04-26 | 野菜のコト


近所のスーパーに行くとそら豆が出ていました。私はそら豆が大好きなので値段も見ずに購入(笑)。

そら豆は収穫期間が短く、手に入るのはごく限られた時期だけ。
新鮮なものはさやにツヤとハリがあり、粒の形がはっきりとわかるくらい大きくてポコポコしているものがオススメ。鮮度が落ちるとだんだん茶色く変色してきますので、新鮮かどうかはすぐに見分けがつきますよ。

おいしいのは収穫してから3日間・・・といわれるほど、時間がたてばすぐに味も落ちてきます。
なので購入する際に新鮮なものを選びましょう。

そら豆は雑巾を絞るようにしてねじると簡単にさやが割れて豆を取り出せます。
そして、さやから出したら即刻ゆでましょう。
「さやから出すのが面倒くさいので、先にまとめて出しちゃえ!」と、そのまま冷蔵庫などで保管するのはオススメしません。少し固めにゆでておけば冷凍保存ができますが、せっかくの旬の味は新鮮なうちにそのままいただくのが一番です。
薄皮を剥くのが大変だ・・・という方には裏技があります。
おはぐろ(黒い部分)と反対側にナイフで少し切り込みを入れてからゆでると、つるんと簡単に中身が取り出せます。
おはぐろ側をつまむと、本当につるんと飛び出してきます!
ただし、切り込みが入っているため火が通りやすく、ゆですぎになりがちです。切り込みを入れた場合はゆで時間は短めにしましょう。

さやごとグリルでこんがりと焼き、お塩をパラパラっと振りかけて食べるのもオススメです。
その場合はさやが焦げるくらいしっかりと焼きましょう。
ビールでも飲みながら食べたいですね~~。

ちなみに、そら豆は「空に向かってなるから空豆」です。
普通のお豆のようにぶら下がってなるのではなく、にょこっと天に向かって突き出しています。
面白いお豆ですね。


筍の白い粉の正体は?

2017-04-20 | 野菜のコト


先日買ってきた筍。
一晩アク抜きしてそれからさらに1日冷蔵庫で眠っていた。
冷蔵庫に入れたらすっかり存在を忘れてしまって昨日食べるのを忘れていたのだ。

今日ようやく思い出し、筍をスライス。
穂先のひらひらしたところも柔らかくて美味しいのでそのまま食べます。
うちにある鍋に入るサイズで買ってきたので、皮を剥くと食べる部分はかなり小さめ。
何もつけずにそのまま食べてもほのかに甘みを感じる。
が、子供は「味がない!」というので、鰹節をまぶしてだし醤油をかけて食べました。

いたってシンプル。
でもこれが一番おいしい。
コトコト煮なくても、おかか醤油で和えるだけで十分美味しいです。
筍のコリコリした食感と独特の甘い香り。
あんまり煮すぎるとこの食感が失われてしまうようでもったいない。旨みも逃げちゃう。

ところで。
筍にくっついている白い粉。これは「チロシン」という成分でアミノ酸の一種です。つまり旨み成分。
毒ではありません。カビでもありません。

このチロシンは神経伝達物質であるアドレナリンやドーパミンの生成に欠かせない物質で、やる気をアップさせたり、うつ病の改善やストレス軽減などに効果があるといわれています。
ホルモンバランスを整える働きもあるそうです。

白い粉がついているのは見た目が少々悪いですが、サプリメントだと思って食べましょう(笑)
取り除いてしまうのはもったいないですよ。



ワサビ菜はこの時期味がマイルドで食べやすい

2017-04-19 | 野菜のコト


ピリっとした辛味が特徴の「わさび菜」。その名のとおりワサビににた風味があり、ピリッと辛いです。
この辛味成分は「アリルイソチアシアネート」というもので、ワサビにも含まれている成分。寒さにあたるとこの成分が増えて辛味が増し、2月ごろの寒い時期は最も辛くなります。
実はあんまり辛いのが苦手な私。ワサビ菜の辛味はなるべくマイルドな方がいい・・・。
というわけで、暖かくなってきたこの時期のワサビ菜は辛味がマイルドになって食べやすいです。

そのままかじると確かにワサビににたツーンとした辛味があるんですけれども、他のお野菜と混ぜてサラダにしドレッシングをかけるとそんなに気にならない。
なんといっても葉っぱのフリルと鮮やかなグリーンが美しい!!ワサビ菜を入れるだけでボリュームもアップし、彩りもよくなるので結構よく使います。

オススメの食べ方は、ごま油と塩昆布を混ぜて。
ちょっと醤油を足すとわさび醤油の味?(笑)
なんとなくカツオ節に似た風味もある気がします。和風ドレッシングが好みですけど、意外とチーズとかクリーミーなのも合うんですよ。
カッテージチーズとか乗せると彩りもきれいでオシャレ♪

今日作ったのは千切りにしたキュウリと人参と葉っぱをちぎったワサビ菜をてんこ盛りボウルに入れて、ごま油、酢、醤油に塩昆布とすりごまをたっぷり入れて和えました。
この写真に写ってるボウルいっぱいのサラダを独りでたいらげました(笑)
それぐらいモリモリ食べれます。

「アリルイソチアシアネート」は抗菌作用が高いので、これからの生あったか~い季節にはオススメです。それにピリッとした辛味が体をシャキッとさせてくれます。
カロテンやビタミンCも豊富。栄養豊富なお野菜ですよ。
レタスより水っぽくなくシャキシャキしているので、私はむしろワサビ菜のほうが好きです。ただしあんまり辛くなければ・・・の話ですが。


筍のシーズン到来!

2017-04-18 | 野菜のコト

春になるといろんな山菜が手に入ります。その中でもダントツトップで人気なのは筍ではないでしょうか。

私は野菜ソムリエになる前は筍なんて自分でゆでたことがなかったし、わざわざ買ってきてゆでようとも思ったことがありませんでした。
でも、野菜ソムリエになったからには「筍ゆでたことがありません」というわけにはいきません。手に入るのなら買ってきて調理してみる、食べてみる。それに筍は嫌いってわけじゃなく、ただめんどくさいだけ。

幸い近所にお野菜の産直の店があり、朝掘りたての筍が手に入る。
これは食べてみないわけにはいかない!
そんなわけで、ここ数年は筍の季節にはちゃんと我が家でゆでています。

めんどくさいと思っていたアク抜きも、ただ時間がかかるだけで手間はそんなにかかりません。先っちょを斜めに切り落として米ぬかとタカノツメを入れてたっぷりのお湯で1時間ほどゆでるだけ。あとは一晩そのまま置いて完全に冷ませば自家製(?)ゆで筍のできあがり!!
それに筍をゆでてる間ってなんだかほんわりと甘~いいい香りがします。

ところで。
良い筍の選び方ですが、先端の穂が緑色のものは成長しすぎていて固くアクもエグみも強いです。根元の赤いぶつぶつが大きくてたくさんでているものは成長しすぎ。
できるだけ根元の赤いぶつぶつが小さいものを選ぶのがコツです。

春一番に出回るものは「孟宗竹」という種類で、5月になると「淡竹(はちく)」という筍が出回り始めます。
掘りたての筍は生でも食べられるそうですが、まだ私は生で食べたことがありません。
筍掘りにでも行ってこようかしら・・・。
明日は筍を使って何を作ろうかな~~。





長野の新しいフルーツ「ワッサー」をお取り寄せ

2014-08-14 | 野菜のコト
2年ほど前、長野に旅行したときに道の駅で見つけた「ワッサー」という果物。一見ネクタリンのように見えるが、表面には桃のようにうぶげがある。そして、果肉は意外と固くしっかりとしている。切ると中は黄色で桃のように赤い筋が入っており、サクサクとした歯ごたえある食感。味はネクタリンの酸味を取って桃の香りをプラスしたような味で、酸味少なくあっさりした甘さ。桃やネクタリンのようにジューシーではなく、かぶりついても汁がこぼれたりはしない。

この「ワッサー」、長野県須坂市で白桃とネクタリンが自然交配してできたという新しい果物。平成2年に品種登録されたばかりだそうだ。自然交配というところがすばらしい。桃とネクタリンを一緒に育てていた農園で偶然にできたんだとか。

まだ作っている農園が限られているので、生産量が少なく、一般に流通するものではないので、この辺のスーパーや八百屋さんでは見かけない。食べたければ長野の農園から直接お取り寄せするしかない。(もしくは、長野に買いに行くか!)

というわけで、お取り寄せ。注文できる期間も限られている。7月下旬~8月中旬に収穫できるので、この時期を逃すと注文できない。今回頼んだのは3kg。段ボール箱に13個入っていた。



表面は赤い色をしていて、見た目はネクタリンにそっくり。でも触ると食感がぜんぜん違う。
ネクタリンはワックスがかかったようなベタッとした感じがあるが、ワッサーには産毛が生えているので、ほわほわとした、まさしく「桃」のような手触りだ。

しかし、実は固い。ネクタリンよりもしっかりとしている。

ああ、そうだ。この感じはカナダで売ってた「ピーチ」に似てるなぁ。一般的に「ピーチ」は「桃」であり、日本で「桃」というと、やわらかく白い果肉の「白桃」を思い浮かべるが、カナダ(おそらくアメリカでも)で「ピーチ」といえば黄色い桃のことをいう。
たぶん、桃の缶詰になってるやつかな?
生の「ピーチ」はネクタリンよりひとまわり小さくて(といっても、カナダで売ってるネクタリンも日本で売ってるのよりはひとまわり小さかったが・・・)、表面にうぶげが生えている。表皮も果肉も黄色。
この「ピーチ」で「ピーチパイ」を作るのだ。おそらく、白桃でピーチパイを焼いても水っぽくておいしくないだろう。果肉がしっかりとしていて適度に酸味のあるあのピーチだから、おいしいパイになるんだろう。



というわけで、ワッサーパイを焼いてみました。
本当はパイシートを上にもすっぽりとかぶせて、真ん中に蒸気抜きのための切り込みを入れて焼くんだけれども、ちょっとパイ生地が足りなくなってしまったので、格子状に並べてみました。
でも、やっぱりこれじゃあ乾燥しすぎのようで・・・。
ちゃんとケチらずにもう一枚パイシートを用意すればよかった。

生のワッサーをどっさり3個分使用。
砂糖とレモン汁を混ぜてパイ皿に投入。焼いてるうちにジュースがあふれでてきて、ちょっと砂糖を控えめにしたので水っぽくなってしまった。
もっとジャムを作る時のように砂糖を大量にいれないと、トロみはつかない。
あるいは、スターチを入れるか。
参考にしたレシピでもスターチを入れろと書いてあった。が、スターチがなかったので(片栗粉じゃちょっと違うよなぁ~と思ったし)スターチなしで作ったら、やっぱりジュースが煮詰まらずにジューシーすぎる出来に。
しばらくおいてて冷めたら固まるかと思ったが、冷めてもジューシーなパイだった。
おかげで、底のパイ生地はひたひたにジュースにひたってしまい、ちょっとドロッとした感じになってしまったが、その分、ワッサーはフレッシュ感があふれて超うまい!
ジャムほど甘くなく、生より適度にやわらかくなっていて、最高にうまい!
だったら、パイではなく、オーブンでグラタンみたいに焼けばよかったか??

いやいや。
来年、またお取り寄せしたら、今度はちゃんとスターチも入れてパイを焼いてみよう。
ジャムにしてもおいしそうだな。でもジャムにしてしまうのがもったいない・・・。

ワッサー3個分のパイはあっという間になくなりました。

じゃがいもそうめんとベークドトマト

2014-07-06 | 野菜のコト
旦那の実家からじゃがいもをたくさんもらってきたので、じゃがいもがたっぷり食べられるメニューを。

こないだNHKテレビの「趣味Do楽」でやっていた「じゃがいもそうめん」を作ってみた。子供がこの番組を見て「これ食べたい!」と言っていたのでちょうどいい。

作り方はいたって簡単で、ジャガイモをスライサーで千切りにして、水にさらし、お湯でゆでるだけ。そうめんと同じようにそうめんつゆでいただきます。

男爵よりはメークインのほうがむいているということだったので、メークインの大きいのばっかりよってもらってきたので、それを3つ使って作ってみた。
じゃがいも3つ分ですごいボリューム。

これが食べだすとつるつるっと食べれてしまい、あっという間になくなった。子供もたくさん食べてくれたので、野菜ぎらいの子供にも夏場ぴったりのメニューだ。これから我が家で何度も登場するメニューになるだろう。
作る手間もそれほどかからない。むしろ、包丁もまな板もいらなくって便利だ。ピーラーで皮剥いて、スライサーで削ればいいだけ。あとはゆでるだけ~~。

今日はそうめんつゆで食べたけど、これにドレッシングかけてサラダ風にしてもぜったい美味しいと思う。
ポイントはシャキシャキとした食感が残る程度にさっとゆでること。ゆですぎるとジャガイモがやわらかくなってしまう。


それでもまだまだたくさんあるので、おやつにベークドポテトを作る。
これは妊娠中によく食べたなぁ~~~。妊婦ってフライドポテトにはまっちゃうんだよな。塩味がたまらん!でもフライドポテトは油で揚げてあってカロリー高いから、自分でこうやってオーブンで焼いて作ってた。一日おきくらいに作ってた(笑)

作り方はこちらも簡単。
じゃがいもの皮むいて、適当に食べやすい大きさにカットし、水気を切ったらポリ袋に投入。そこにオリーブオイルをお好みの量いれてもみもみもみもみ。オイルでじゃがいもをコーティングします。塩とあればハーブなどもいれてまたもみもみ。

あとはオーブンで焼くだけ。
表面がこんがりカリッとなるまで焼くとおいしく出来上がる。

あ~~うまいっ!

むしろ私は油であげるよりこっちの方が好き。揚げ物は油の処理にこまるから~~~。


旦那の実家の近くにおいしいトマト農家が売ってるトマト屋さんがあるというので、帰りに寄ってトマトを買ってきた。
ザル1盛りで550円。畑で完熟してるので美味しい。
艶っつやで、プリッとしてて、皮に張りがあってもちろん放射状の線もお尻からくっきりでている。(おいしいトマトの見分け方)

これは生でまるかじりもいいけど、これまたたっぷりあるのでちょっと料理してみるか。

うちの畑で収穫したニンニクを1片ずつトマトのヘタをくりぬいた穴につめ、オリーブオイル―をたらしてオーブンへ。

これはうまいこと間違いなし!

ニンニクの臭いがきになるかと思いきや、刻まずにそのまま1片使ってるので、そんなにニンニクの臭いはしない。
オーブンの中がニンニク臭くなって、今後はパンやケーキが焼けないかと思ったが大丈夫だった。

ビールがほしくなるねぇ。

産直市場で野菜いろいろ買ってきました♪

2014-07-01 | 野菜のコト
自宅から自転車で行ける距離にある(20分くらいかかるけど)「めぐみの郷」という産直野菜などを売るお店に行ってきた。きのう大阪ランチで食べたサラダに影響を受けてか、バリバリレタスを食べたい!と思い、野菜の買い出しに。

ここにくるといっつもたくさん買ってしまう。だっていつものスーパーで見たことがない変わった野菜がいっぱいあるんだもの。トマトひとつにしたって、何種類ものトマトがあって、色も赤に黄色にオレンジに・・・。大きさも形もいろいろ。
今日もトマトを2種類買ってしまった。


ピッコラカナリアというオレンジ色したミニトマト。
ちょっと楕円形のフットボール型ミニで、果肉はしっかり系。パリっとした噛みごたえで、果肉が分厚く中のゼリーが飛び出さない。私好みのトマト♪

ところで、オレンジ色のトマトの方が赤いトマトよりもカロチンは豊富らしいです。でも赤いのにはリコピンがたくさん含まれてるので、どっちが優れているとは言えないですけどね~。


もうひとつ気になって思わず買ってしまったのがコレ。
品種まで書いてないんだけど、一見写真では普通のミニトマトに見えますが・・・


う~ん、ちょっと写真ではわかりづらいかも?
ほおずきみたいな変わった形をしてるんです。色もちょっとピンクづいてて、皮がうすくってやわらかい!
なんて品種なんだろう???
実はめっちゃやわらかいのに、ヘタはしっかり実にくっついていてなかなかとれない(笑)
むりやりヘタをひっぱると実までつぶれてしまうほどやわらかい。
甘味もあっておいしいトマト。
形がかわいい!!


そしてじゃがいももいろんな種類があったので、今日は「シャドークイーン」と「レッドムーン」という2種類のじゃがいもを買いました。どちらもメークイン系。つまり粘質で煮崩れしにくいタイプ。

左がシャドークイーン。皮も黒紫色で、切ったら断面も紫色。これはアントシアニンたっぷり!しかも、他の紫色の野菜だとゆでたらすぐに色がぬけてしまうのに、シャドークイーンはゆでてもしっかり紫色がのこっているところがウレシイ!アントシアニンの栄養素もしっかり残るというわけだ。

じゃがいもは細胞の中にビタミンCを抱きかかえこんでいるので、ゆでたり煮たりしてもビタミンCが壊れにくいのが特徴。女性にはうれしいお野菜なのであります。

右側の断面が黄色い方がレッドムーン。皮は赤色をしてるが、中は赤くありません(笑)

食べ比べのためにどちらもゆでてみました。色はほぼかわらず。若干シャドークイーンの紫色が薄くなったけど、それでもしっかり紫色をしています。味の特徴は、どちらも粘質系ではあるが、レッドムーンの方がよりしっとりとねばっこい感じ。シャドーの方がすこしほこほこ感が感じられ歯触りは良い。甘味はどちらもほとんど感じられなかった。純粋なイモ(笑)


いろんな色の野菜をつかってカラフルサラダを作りました。
シャドークイーンの紫色が赤やオレンジの暖色系の中、ぐぐっと引締めております。
栄養価的にも、トマトのリコピン、カロテン、じゃがいものビタミンCにシャドークイーンのアントシアニン。ズッキーニのビタミンAにレタスには鉄分・カルシウムも含まれて、オリーブオイルとレモン汁のドレッシングをかけると、油と相性のよいビタミンAやカロテンの吸収力もUP。血中コレステロールを下げるといわれているオレイン酸をたっぷり含むオリーブオイルは、調理に油を使わないサラダにピッタリです!
(あ、今回のズッキーニはオリーブオイルでソテーしてからのっけましたけど・・・)


ベジラボ 「さくらんぼ」

2014-07-01 | 野菜のコト
今回の野菜ソムリエ、ベジラボは「さくらんぼ」。なんと申込み受付開始から1週間で満席になってしまったという人気講座でした。たまたまwebをチェックしたタイミングがよかったのね。なんとか満席になる前に申し込むことができました。

毎回「お土産」付きのこのベジラボ。そりゃ、さくらんぼのお土産欲しいわ!
みんな申し込むはずよね。


今日はなんと、わざわざ山形県から農業技術普及課の職員さんが、さくらんぼをひっさげて、さくらんぼの話をしに来てくださいました。つまり今日の試食は山形から空輸。今朝の飛行機でやってきたばかりの採れたてほやほや新鮮なさくらんぼちゃんです♪



本日用意されたさくらんぼは4種類。
みなさんおなじみの「佐藤錦」に「紅秀峰」、「ナポレオン」、そしてまだ市場には出回っていないという超レアものの「紅きらり」。

さくらんぼは言わずと知れた山形を代表する果物。もちろん全国シェアもNO1です。さくらんぼの出来が山形県の経済を左右すると言われてるんだとか。それほどさくらんぼは山形県にとって重要な果物なんですって。
そういう話も、実際に山形の方から話を聞いたからこそわかること。すごくさくらんぼの偉大さがわかります・・・。


さて、4種類のさくらんぼ、どれがどれだかわかりますか?
はっきりいって見た目に大した違いはないので、ぱっと見ただけではわかりません。
強いて言うならば、4番の紅きらりが他のものより一回り大きいかな??

この「紅きらり」は新しい品種で、試験的に作ってみたらとても大きくておいしいものができたというもの。しかし、実際に農家さんに作ってもらうと、農家によってかなりばらつきがあり、新種の商品として流通させるのは難しく、結局市場には出回らないのではないかということです。
ところで、新しい品種を作るまでにいったいどれくらいの年月が必要なんでしょう?
サクランボの花に、違う品種のサクランボの花粉を受粉させてかけあわせ、できたサクランボから種を採り、それを発芽させて苗を育てて大きな木になるまで育て、やっと実になったら、それを何年か続けて収穫して品質を調査し、同時に接ぎ木で増やして他の木になった実の品質も調査し・・・・ようやく新しい品種ができるまでにざっと20年もかかるそうです。
確かに我が家にも食べた果物の種を蒔いてみたものがいろいろありますが、まだまだ実どころか花すらもつける気配なし。
品種改良って大変な作業です・・・。

4種類のそれぞれの特徴ですが、「紅秀峰」はとにかく甘い!含まれる糖分の中でもショ糖の割合が高く、食べた時に甘く感じます。糖度は20度以上といわれてるさくらんぼで糖酸比も高く20.8というデータ値(糖と酸の割合で数値が高いほど甘い)。糖の中にはショ糖、ブドウ糖、果糖といろんな種類がありますが、それぞれに感じる甘味は異なり、ショ糖は後に残る濃厚な甘さなんだとか。
「佐藤錦」は糖度と酸のバランスが絶妙で、糖酸比は14.1だそう。紅秀峰に比べると低いですが、さわやかな甘みとさくらんぼ独特の甘酸っぱさを持っているのが佐藤錦ともいえますね。
「ナポレオン」は糖度が低く、佐藤錦や紅秀峰を食べた後だとちょっとすっぱく感じますが、今日のさくらんぼはみんな立派なものばっかりだったので、これを最初に食べてたら普通に美味しいと思うでしょう。ナポレオンはパリッとした食感が個人的には好みです。佐藤錦はやわらかいので・・・。

4種類食べて、外観・香り・味・食感を10点満点で自分の好みで点数をつけていき、総合得点で順位をだしますが、私の採点では「紅きらり」が1位でした。続いて「佐藤錦」。ナポレオンと紅秀峰は同点でした。
甘味だけでいえば紅秀峰の方が勝っていますが、外観や香りなどの総合評価ではこのような結果に。
しかし、さくらんぼの香りってめっちゃ比べにくいのよねぇ。ほとんど何が何だかわからなかった。ぱくっと食べてみて、第一印象でぱっぱと点をつけてみたらこうなったって感じです。

ちなみに、個体差がだいぶあるので、同じ佐藤錦でも個体によって糖度はまちまち。
だから、スーパーで「佐藤錦」って書いてあるからって、全部が全部めっちゃおいしいとはかぎらない。


今日のお土産は山形から空輸の「佐藤錦」2パックでした。
2パックですよ!2パック!!
今日はみんな平等にお土産があったので、ジャンケン争奪戦はありませんでした。

ちなみに。。。
「紅きらり」の試食をした後、ちゃっかり種を持って帰ってきました。家で蒔いてみようと思って(笑)
普通サクランボは他の品種の花粉としか受粉できないそうですが、この「紅きらり」は非常にめずらしいことに自分の花で受粉ができるそうです。
つまり、2品種育てなくてもよい!
家で紅きらりができれば・・・・。(20年かかるよ20年!)

ベジラボ メロン

2014-05-29 | 野菜のコト
今日は野菜ソムリエの勉強会「ベジラボ」に参加してきました。毎月1回、大阪の教室で開催されており、毎回旬の野菜や果物をテーマに、特徴や収穫高・流通量の推移・食べ比べなどをします。
私は先月の「タマネギ」に初めて参加し、非常に勉強になったので今回も参加することにしました。なるべく予定があいてれば毎回参加したいと思っています。

さて、今回のテーマは「メロン」。
メロンってあまり買わなくなったな~というのは私だけではないのでは?子供のころは「プリンスメロン」をよく食べていた記憶がありますが、今はプリンスメロン、さっぱりみかけなくなりましたねぇ。どこいったんでしょう?

そんな話も今日のラボでは出てきました。

今日食べ比べしたメロンは4種類。写真の上から静岡産のアールスメロン。茨城産のルピアレッド、熊本産のタカミメロン、そしてどこ産だったか聞くの忘れましたが、イエローキング。
アールスメロンはT字型のツルがついた、先生いわく「ほんまもんのメロン」です。皮にネット(網目模様)がはいってるやつです。高級メロンの部類です。
ルピアレッドはちょっと小ぶりなメロンです。ネットは入ってて果肉がオレンジ色をしています。タカミメロンもネット入り。果肉は濃い緑色をしています。イエローキングは黄色いつるんとした大きなメロンで、見た目はメロンというよりウリです。果肉も白っぽくまさにウリ。


食べた後の皮だけを見ると大きさの違いがよくわかります。一番大きいのはアールスメロン。次にイエローキング、タカミ、ルピアレッドの順です。
はっきりいって4つとも美味しかったです。が、それぞれ個性は確かにあり、人によっては好き嫌いが分かれるかもしれません。とくにウリは。(私は結構好きな方です)

やっぱり香りもよくジューシーで甘くてやわらかいのはアールスメロン。今日のラボでも人気NO1でした。先生も「まぁ、これは別格」というものなので、きちんと熟した状態で食べれば美味しいのは間違いない品種です。
ちなみに、先生の話では静岡産のクラウンメロンというブランド高級メロンを買って美味しくなかったので、「おいしくなかった」というと農家の方がわざわざ代わりの品を届けに来てくれたそうです。それくらい鮮度・品質管理が徹底しているそうです。その代り、1個1万円以上はします。自宅用にはなかなか買わないですよね・・・。

ルピアレッドとタカミは似たような食感で、色が違うので色の好みでわかれるところ。どちらもそこそこ甘くジューシーで、やわらかいですが、アールスメロンには劣ります。
イエローキングはサクサクした歯触りで甘さもスッキリさわやか。まさしく甘いウリです。でもこれ、結構好きだなぁ。何個でもパクパク食べれるし、食感が良い。メロンのジューシーさって甘くていいけど、メロンくささが気になることがあるけど、ウリ系メロンはそういうのがなくあっさりしているので、パクパクいくらでもいける感じ。


食べ比べした後はメロンの部位によって甘さが違うことを糖度計を使ってたしかめました。
メロンの上・下・中央の内側・中央の外側の4か所で糖度を計ります。
糖度計も初めてみました。どうやって使うかもわからなかったけど、慣れた方がいらっしゃったのでやっていただきました。
ギュッと汁を糖度計の先端にしぼり、フタをして、反対側から覗くとメモリが見える。上半分が青くって下が白くなっていて、その境目のメモリが糖度。

メロンの中で一番甘いのは予想通りの中央の内側。種に近い部分です。甘くてジューシー。糖度は12.8でした。
次に甘かったのは上。軸に近い方で11.4。その次が下(底)で10.8、最後は中央の外側で8.4と、同じ1個のメロンの中でもこれだけ部位によって糖度が違うことがわかりました。確かに皮に近い部分はおいしくないもんね。スイカも一緒。
でも内側と外側をわざわざ分けては食べないから、結局平均したら糖度11度前後ってとこか。
いやぁ~勉強になったなった。

あと今日の話で面白いと思ったのが、メロンというのはどんなものにも受粉して実がなる性質があるので新しいメロンを簡単に作ることができるという話。
リンゴなんかだと自分の花粉には受粉しないので、決まった品種のものを一緒に栽培し掛け合わせないといけないが、メロンは他のどんな花の花粉をつけてもメロンになってしまうらしい。う~ん、おもしろい!やってみたいなぁ。(栽培する場所があれば・・・)
カボチャとメロンと掛け合わせたら甘くておいしそうだな。同じウリ科だし、栽培時期も同じだからいけるんじゃない?

最後にお土産をいつもくれるんですが、今日はアールスメロンが1個だけしかないので、全員でジャンケン大会。アールスメロン争奪戦をしました。
先生相手にジャンケンをし、勝った人だけが残る勝ち抜き戦ですが、最後に全員消滅してしまうことが3回も続き、4回戦目で見事に私1人勝ち残り、「ほんまもんのメロン」をゲットしました!そして、人気がないとみたイエローキングは2個しかなく、それも欲しい人が私を含めて5人いたので争奪ジャンケン。こちらもなんとゲット!大きなメロンを2個もお土産にもらって帰ることができました。(他の人たちにもちゃんとおみやげありました。タカミごルピアレッドが入っていたようです)
毎回食べ比べもしてお土産ももらえて、なかなかこのベジラボは楽しいです。