千日前通りと市道上新城生野線(通称・疎開道路)の玉津3丁目交差点には、北西の角に大小橋命胞衣塚(おおおばせのみことえなづか)があります。ここには、式内社・比売許曽神社とゆかりの深い大小橋命の胞衣が納められた場所と伝えられています。
小橋命は、藤原氏や中臣氏らの祖とされる人物で、この地に住み人々の尊敬を集めたと言われています。胞衣とは、胎児を包んでいた膜や胎盤などのことをさし、胞衣壺(えなつぼ)に入れて埋納する習慣があったそうです。
後世この塚に植えられた柳が子どもの夜泣き封じに効能があると伝承されてから、「えな塚」が「よな塚」と呼ばれ広く知れわたりました。
場所:大阪市東成区東小橋3-9
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