東成まちあるき

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比売許曽神社(ひめこそじんじゃ)

2009-05-25 07:28:49 | 東成のビュースポット

大小橋命胞衣塚の横道を北に少し歩くと、比売許曽神社(ひめこそじんじゃ)が見えてきます。

比売許曽神社は、延長5年にまとめられた延喜式神名帳に記載された神社(延喜式内社)であり、古来より霊験が著しいとされる名神を祀る神社(名神大社)とされています。旧社地は、小橋の産湯の地にありましたが、大正年間の石山合戦で兵火にあい現在地の牛頭天王宮に合祀されました。

下照比売命(したたるひめ)を主祭神とし、速素盞嗚命・味耜高彦根命・大小橋命・大鷦鷯命・橘豊日命を配祀しています。比売(ひめ)とは、女の神様を指します。

『古事記』には、新羅から夫の天日矛(あめのひぼこ)のDVに耐えかねて、逃げ帰った阿加流比売(=赤留・阿加留) (あかるひめ)が身をひそめた神社と記されています。下照と阿加流が同一人物ではという説もありますが、宮司さんにもわからないそうです。なんか調べたら面白そうな話です。

社殿と社務所が渡り廊下で繋がっているのはかなり珍しい建物です。本来、社殿へは正面から入るのものではなく、横から入るべきだそうです。
また、お参りも社殿の正中に立つのは避けるべきで、そのため参道も正中から15度ずらすなど、細やかな配慮がされています。

 


神社の由来等を説明して下さった宮司さん


本殿よりも歴史のあると言われる渡り廊下

場所:大阪市東成区東小橋3-8


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