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深江稲荷神社

2009-09-05 16:14:07 | 東成のビュースポット

大阪市深江地区、暗越奈良街道を少し北に入ると、菅笠と鋳物にゆかりの深い深江稲荷神社があります。 

和銅年間(8世紀前期)の創建といわれ、宇賀御魂神(うがのみたまのかみ)、笠縫祖神(天津麻占命)ほか三柱を奉斉する旧深江村の氏神です。
慶長8年に豊臣秀頼が片桐市正、加藤左馬介に命じ、社殿を改築しましたが、慶長19年に兵火により消失、その後、宝暦10年に本殿及び絵馬堂を再興し、寛政8年に本殿・拝殿に修理を加え、同時に石鳥居を再建し、明治5年に村社に列せられました。

笠縫部(かさぬいべ)との関係が深く、現在境内が「笠縫邑跡(かさぬいむらあと)」「深江菅笠ゆかりの地」として大阪府、市から史跡に指定されています。
境内には笠縫部の祖を奉祀する笠縫社があります。笠縫氏は世々大和笠縫邑に住み、皇祖の御鏡を守護していました。垂仁天皇の御代、その一族は浪速の入江、片江、深江の島(笠縫島)に移り住み、世々菅笠を作るを生業とし、伊勢神宮式年遷宮の行われる毎に御神宝の菅御笠・菅御翳を調進したそうです。

また境内には「鋳物御祖神社」(大和鍛治の元祖)が祀られており、伊勢神宮御料後神鏡、摂社末社の御神宝御鏡もこの地で、古式に則り謹造して献納されているそうです。

 

深江稲荷神社公式HP 

場所:大阪市東成区深江南3-16-17


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