街道沿いのまちなみが残る大今里の住宅地から少し入ると、妙法寺と並んで熊野大神宮(くまのだいじんぐう)があります。
敷地は大神宮という名前の割にこじんまりとしていますが、建物は整然と並び威厳のある神社です。
熊野大神宮の歴史は古く、聖徳太子の開創とされる妙法寺の鎮守社で、熊野十二所権現と呼ばれました。明治維新後の神仏分離で現社名に改めました。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)ほか二柱を奉斉する旧大今里村の氏神で、用明天皇2年の創建と伝えられます。
石山合戦の際、兵火にあいましたが再建され、元和(17世紀前期)以降大坂城代就任と領内巡視の時は、必ず社参することを恒例とした社です。同44年(1911)旧東今里村氏神八剣神社を合祀しました。
夏祭りや秋祭りには、地車がお披露目されます。東今里のお宮さんが大今里の神社に合祀されて一つの祭りを行っているので、 この祭りでは二つの地車が巡行しています。〔7月16日夏祭 10月16日秋祭〕
場所:大阪市東成区大今里4-16-48
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