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山と酒の日々

基本、ストイックですが、歳とともに緩くならざるをえない状況~。

鋸岳 角兵衛沢ピストン(ガイド登山)

2019-10-01 21:07:31 | 南アルプス
2019/09/28(土)~29(日)



< コース・コースタイム >
28日  戸台登山口14:03 - 16:12角兵衛沢テン場(テン泊)

29日  角兵衛沢テン場4:14 - 3:38岩小屋 - 8:19角兵衛沢の頭8:29 - 8:50鋸岳9:15 -
12:40角兵衛沢テン場13:22 - 15:14戸台登山口


念願の鋸岳。単独で行きたい気持ちもたくさんあった。でも確固たる自信は無かった。迷った末にガイド登山で行くことにした。
ルートは角兵衛沢ピストン、甲斐駒経由の二通りあったが、甲斐駒経由のプランは満席になっていた。

鹿窓や小ギャップ、大ギャップの難所を経験したかったが、選択の余地なく角兵衛沢ピストンに。

JR茅野駅前に昼過ぎ集合、電車は交通費がかかるので夜行バスで往復する。朝に茅野駅に着くので市民ホールの図書室で時間稼ぎ。
ガイドさんの車で約1時間、仙流荘を通過して、戸台登山口に着く。









今日は平たんな河原歩きが2時間程度。ゲストの内訳は男3女4で、ガイドは1。
いきなり一人の男性が早くも足取り遅く、ちょっと心配。(結局翌日の山行でも遅れ気味で自らリタイヤ申告される)













テン場でテント設営。お手伝いする。そして早めの晩御飯。焚火を期待していたが、火の粉がテントに飛んで
穴が開くといって、してくれなかった(--)残念だ。(だって目の前に焚火の跡があったから・・・)





今回のガイドさんは初めて。口数が少なく、きっといい人なんだろうけれども、ゲスト目線でみると、
ちょっと意思疎通がしにくい感じ。個人的見解だが、ガイド業は一部サービス業的な要素もあると思う。
ガイドさんが思っている計画通りにゲストに快く動いてもらう為に、ある程度の説明や、励ましが有効だと
思うのだが、そういうことはなしにただひたすら黙々と前を歩かれるので、誤解が生じやすい。

パーティーの足並みは決して速くはなく、ゆっくり歩いてくれているガイドさんに、
『休憩が少ない、普通は40分位で休憩をするのに1時間も歩かせる』と女性陣、文句ブツブツ・・。

私はガイドさんのペースに問題なく歩けたが他の方は不満だったよう。終始こんな感じだったので
あまり雰囲気はよくはなかった。(きっとクレームつける方もいたかも)

ゲストの言うままになることはいけないけれど、そこはうまくゲストをその気にさせる話術があれば
いい雰囲気で山行を行えるのにね~。

3時起床。4時過ぎ出発。ヘッデンで真っ暗な樹林帯歩き。前述した男性が1時間ほどした頃、リタイア、
明るくなったらテン場に戻ることに。 



樹林帯を過ぎるとガレ場の急登。登り続けて高度を一気に稼ぐ。
テープ、ケルン、思ったより目印があってルーファイは難しくない。

















角兵衛沢の頭でストックはデポの指示。鋸岳山頂(第一高点)へは20分で着く。





仙丈ケ岳、甲斐駒・・懐かしい山と再会。八ヶ岳もしっかり見える。











北岳~塩見岳の稜線。来年は絶対踏破するよ~~!!



鹿窓を通過中のパーティーは、満席で参加できなかったガイドパーティだ。
楽しそうやね~~。やっぱりあんな恐ろしそうなところ、いってみたい~~(^-^;



鋸岳はあのルートでいってこその鋸岳だと思う。



来た道を戻る。急登は激下りになる。











テン場でテント撤収、甲斐駒組が追い付く。









晴れて暑い河原歩きで無事戸台登山口に。仙流荘で汗を流し、茅野駅まで送っていただく。

22時発の京都行き高速バスまで居酒屋を2軒、しっかり酔って、バスで爆睡。朝帰りしてすぐ仕事に向かった。














南アルプス深南部 バラ谷の頭~黒法師岳

2019-05-27 11:00:00 | 南アルプス
2019/05/25(土)~26(日)



< コース・コースタイム >
5/25  家老平4:37 - (ルートミスで引き返し)- 6:40麻布山登山口 - 6:53三森 - 9:00麻布山 - 9:16中戸山 -
10:05前黒法師山10:11 - 11:00打越峠手前テント設営11:15 - 12:53バラ谷の頭13:00 - 13:10水場 -
14:15黒法師岳14:35 - 15:20水場(水補給)15:36 - 16:00バラ谷の頭16:06 - 17:15テン場

5/26 テン場5:00 - 6:00前黒法師山 - 6:35中戸山6:40 - 7:00麻布山 - 8:50三森 - 9:00麻布山登山口 - 10:30家老平

この山にきた理由。バラ谷の頭というネーミングに興味を持った(ヤマレコユーザーさんの山行記録を拝見)、テン泊トレーニングにもなる、
黒法師岳の三角点が変種、体力の確認 といったところかな・・。

前日午後は有給を取って日が暮れる前に静岡入り。新東名浜松浜北インターから国道152、県道、林道経て、車中泊地、
家老平に着く。  先客はお一人天体望遠鏡をセッティング中。お近くにお住まいのようだ。
アンドロメダ星雲などの肉眼では見えない写真を見せていただく。(22時頃の星空がいいから見においでと
言ってくれたのだが、寝てしまってた。)







翌早朝、天体観測の方の車はもう無かった。通行止めの天竜スーパー林道を歩きだす。



どういうわけか、早合点して間違った場所から取り付いてしまい、時間ロス。





麻布山登山口から入山。前黒法師山までは歩きやすい。バラ谷の頭でテン泊予定だったが、テン泊装備が
ジワジワと体にこたえてくる。GPSで現在地を確認、まだこの辺りか・・。



























バラ谷の頭までまだまだだ・・。それに打越峠から約500の標高を登る計算だ。どうしようかな?
必死でいけばバラ谷の頭まで行けるのは行けると思うけど、かなりバテるだろう。
その先の黒法師岳ピストンする余力がなくなるかも・・。

気温は全国的な暑さでここもかなり暑い。明日も猛暑並みの予報、いろいろ考えながら広尾根を歩いていると、
凄くいい感じの平らなテン場適地が目に入る。 無理は止めてここにテントを張ろう!
必要なものだけをザックに入れて再スタート。











バラ谷の頭へは、物凄い笹藪漕ぎが待っていた。情報通りだ。やっとのことで辿り着く。





赤石山脈が広がって、奥には雪を纏った南アルプスが見える。でもここは暑い。
黒法師岳が待っているように見えるが。往復3時間の予定。 激下り始めてすぐに水場を通過。







しばらく膝丈ほどの笹藪の踏み跡辿り、黒法師岳の登りに突入する。
またもや背丈ほどの笹藪を平泳ぎの要領で登る。きっつ~!

しかも急登。直射日光が頭上に降り注ぐ(苦)
もう少しで山頂ってとこで休憩・・。後ろから笹をかき分ける音が!熊???振り返ると男性2人組。
逆方向から登ってこられたよう。(後で一緒に水場に行くことになる)

やったー!黒法師岳、踏んだ~(^O^)/ 頑張ったね。





テン場まで戻ろう。 途中で先ほどの男性方が水場を探していたので、先導させて頂く。
冷たい沢水を満タンに補給。稜線まで這い上がる。そしてバラ谷の頭登り返し。ゼイゼイ~~。



テントに入ってまず、ビール・・。頭が痛い。軽い熱中症みたいだ。少し飲んで横になる。
網戸仕様にして風が入るように、衣服を緩めて靴下も脱ぐ。枕で頭を高くして目を閉じる。



30分ほど眠ってアルファ米とレトルトのハンバーグを準備して口に運ぶも食欲無し。
又眠る。夜9時頃目を覚ます。うん?ちょっと治ってきた感じ。でも食欲はまだない。
残していたビールだけのんで、再び眠ることにする。



途中何度か目が覚めるがいつものテント泊より良く眠った。4時の目覚まし時計で起きる。
やっとお腹がすいてきたので昨日のご飯を食べる。ホットコーヒーが美味しい。

良かった治って・・。悪化したらどうしようかと思ってた(*_*)
薬も持ってきたつもりだったのに、先週の山行で別のザックにいれたままで忘れてきた。反省だ。



5時下山開始。昨日はしんどいと思いながら進んだルート、今日は余裕をもって進める。(下りが多いから~)
前黒法師山登り返し地点で昨日は気付かなかったシロヤシオが・・。
この木だけ、花が咲いている。今年も見れて嬉しい。










登山口から家老平までの林道歩きは1時間半かかった。 





考えている夏山テン泊縦走に今回の山行でちょっと不安が広がった。
以前より体力は落ちてると感じたが改善できるかな? 重荷山行で鍛えないとダメかも・・。



まっ、結局ほどほどにしとかないと足潰れるかな~(#^^#)




大無間山 リベンジ

2018-07-02 11:27:21 | 南アルプス
2018/07/01(日)



< コース・コースタイム >
駐車地点4:26 - 5:23雷段 - 7:40小無間避難小屋7:50 - 8:47 P2(鋸歯)8:52 - 10:03小無間山 - 10:43中無間山 - 11:45大無間山11:48 -
15:30小無間避難小屋15:40 - 17:58駐車地点

昨年たどり着けなかった大無間山リベンジ山行。 前日午後に奈良をでて、約6時間で井川、田代地区(登山口付近)に。車中泊。暑かった・・。

早朝スタート。諏訪神社に無事下山を祈って。湿気で蒸れる道をいく。あっという間に汗だく。足元には“昼下がりのジョニー”をしっかり噴射。



リベンジなのだから仕方がないが、出だしの陰鬱な道はやる気が萎える。避難小屋泊まりの装備なので、しかも季節柄飲料水を前回より多めに準備。
当然重い。暑い。汗だく。



















 避難小屋には想定内範囲で到着した。小屋の看板がリニューアルされていた。 ここでサブザックに必要最小限のものを詰めて軽装備でアタック開始。







空身同然なので、随分ラクになった。避難小屋から小無間山頂までがここの核心。P3, 2(鋸歯),1 とアップダウンが続き、その後に大崩落地通過、そこから小無間までは四駆で激登る。









大崩落地帯最初は結構安定して通過できるが、小無間側が不安定だ。








小無間からは打って変わってフラットな道が続き、アップダウンもおだやか。涼しい風が吹き続き爽快な山歩きを堪能する。





ここからは思い切り自然林、原生林のトレッキングを満喫(展望は本当に数少ないので、これを満喫しないと虚しくなるのだ。)
















前回引き返したあたりから大無間山までは1時間少しで行けた。 この時間なら前回もいけたかもしれない~~!!
単独は慎重になるから仕方ないかぁ~(-_-;)



山頂の1等三角点にタッチ!写真を撮って戻りましょう。ここからバリエーションルートで周回も考えた。





でもテント山行が必須になる。 そこまでしてこの山域を周回しにはるばる奈良からきたい??自問自答。
テント担ぐならもっと行きたい所があるでしょう?と、答えがでた。











思ったより早く避難小屋に着いたので、このまま下山を決める。



明るいうちに下山完了。鳥居に一礼。霊水で顔を洗って登山口を後にする。




途中掛川SAでシャワーを浴び車中でプチ宴会(持ってきたワインでかんぱ~い(^O^)/)二日連続の車中泊。
無事に楽しくリベンジできた。

覚え書き:山行中の消費飲料水 2.2ℓ    4年以上履いていたシリオの靴がこの山行でついにご臨終に・・、長い間お世話になりました。ありがとう。





大無間山 時間切れでいけなかった~。

2017-11-04 20:55:37 | 南アルプス
2017/11/03~11/04

11/2(木) 17:30仕事場==新東名高速静岡スマートインター==23:00井川キャンプ場近く(登山口付近)車中泊

< コース・コースタイム >
11/3(金)諏訪神社6:01 - 6:45雷段 - 8:57小無間避難小屋9:13 - 11:25小無間山11:35 - 12:13中無間 - (大無間山に向けて歩くが時間的に無理と判断、引き返す) - 13:30小無間山 - 15:26小無間避難小屋(泊)

11/4(土)小無間避難小屋6:05 - 7:27雷段 - (この後ルートミス20分ほどロス)8:20駐車地



三週間の雨続きの週末を耐え、やっとの晴天。今年のミッション大無間山に挑む。計画段階で、大無間山まで到達するにはちょっと厳しい計画かな・・と思っていた。(山と高原地図には小無間避難小屋~小無間山のコースタイムが未記載だったので、適当に考えて設定)

今年2回目の車中泊、前回より寝られた。 山行初日、取り付きを探す。事前にヤマレコでなんとなく調べておいたので、路肩駐車し、検討を付けて歩き出す。

ほどなく諏訪神社鳥居に。一礼し、足を踏み入れる。小無間避難小屋までは、登って登って登りまくる。正直言ってここが核心といっていいくらい。 プチテン泊装備での急登続きが3時間。きつかった。
でも・・。やはり以前より脚力低下を実感する。もっとトレーニングをしないとダメなのかな・・・?









ルートは植林帯が大半、時々自然林、紅葉は終わりかけだが、癒しになった。展望はこの山には期待しないほうがいい。ほんの数か所、楽しめる程度。ドМの修行の山だ・・。























小無間避難小屋でサブザックで身軽になって先を行く。 足がすでに疲れてる。脛の横の筋肉?が頻繁に攣る。ふくらはぎは大丈夫。小無間山までは細尾根(岩まじり)のアップダウン。三つほどのピークを越える。立ち休憩しまくっていく。 















行きたかった崩壊地帯。最初半分はまだ足場はしっかりしている。後半がかなりザレザレ。ここからはロープ持って。(特に復路はそこを下るので、より注意。普通に足を置いても岩くずや石がザァーザァー落ちる)できるだけしっかりした岩場に足を置く方がいい。





小無間山から大無間山間はとてもなだらかでクールダウンで歩行できる。しかしこの時期日の入りは17時。大無間山にいったら、小無間避難小屋に戻るのは17:30~18:00。 途中でヘッデン歩きになるのは、ルートに慣れてない自分にはリスクが高い。 なので、諦めて引き返すことにする。 













小無間避難小屋に15:30頃到着。貸し切りだ。荷物の整理。ご飯の準備。ペットボトルにいれたワインとチーズで一杯。 やることもないし、退屈だし、すぐに暗くなるし、18:00前にシュラフに潜り込む。

夜から外は風の音で凄い。しばらくきになって寝付けなかったが、いつの間にか眠る。こういう時はテントよりいいね~。飛ばされる心配はない。


翌朝5時起床。朝ごはんはお蕎麦。下山はサクサク。 雷段でルートミス。20分ほどロス。油断して、チェックしないとこうなる。反省~。



鳥居に戻って神社のおいしい水を頂き、駐車地に。 






大無間山登頂はできなかった。 崩壊地帯は歩けたので、とりあえずは良しとしようかな。 あと、コースタイム レベルであるけてたようなので、(ヤマレコでチェックした)まあもういいかな?(大無間山にいかなくても・・山頂展望なしみたいだし)


帰途途中で大井川鉄道の湖上駅と、長島ダムの放流を発見した。  観光で温泉とセットで訪れてもいいところみたいだ。








甲斐駒ケ岳 黒戸尾根テント泊山行

2016-07-20 21:44:28 | 南アルプス
2016/07/16(土)~07/18(月)

7/16 10:00 奈良出発==サントリー白州工場立ち寄り==登山口~尾白渓谷散策(という名のプチ登山)~登山口==某所テント泊






7/17(日)
CT 黒戸尾根登山口P 4:38~6:32笹の平分岐~8:20刃渡り~9:42五合目小屋跡~10:54七丈小屋(テン泊)
会の自主山行として計画、実行した。参加者の方々は健脚。コースタイムにこだわったスタイルで実施した。今回の個人的な目標は4テンを担いでコースタイム内で歩く事。 山と高原地図では七丈小屋まで登山口から7時間。
15キロ歩荷でなんとかタイム内で到着できてとりあえず良かった。メンバーのなかでは最下位ですが・・。
黒戸尾根は奈良の大峯のような笹の樹林帯がとても長くそれもずっと登り。 いままでこんな登り一辺倒のやまは未経験。思った通り苦しい、しんどいルートだった。




刃渡りからは梯子、鎖場が続くアスレチックルートへと変わっていき面白くなってくる。 単調な樹林帯を延々登るよりはテンションUP。








そして小屋のテン場に到着。テント設営後雨が・・・。今日は山頂を断念。酒盛りタイムに突入。


念願だったサントリーウイスキー白州をテントで皆で味わう。美味しい~。

ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー。。。のみました~。。18時には就寝。

7/18(月)
CT 4:52 テン場~6:30甲斐駒山頂6:47~7:52テン場(テント撤収、パッキング)8:50七丈小屋~12:33黒戸尾根登山口===スパティオ小淵沢入浴==夜奈良着
待ちに待った快晴!!!思いっきり山を楽しむ。岩登りチックな山頂へのルートは楽しい。景色も十分堪能。鳳凰三山、オベリスク、北岳、仙丈ケ岳、鋸岳、富士山、八ヶ岳連峰、遠くに北アルプス・・。最高だ。
そのあとの長~く続く樹林帯のくだりには、いいかげん辟易・・・。両足踵が水膨れ・・・。こんなに足が痛い下山はやはり、初めて・・・。恐るべし黒戸尾根・・。でも9月は劍早月尾根をいこうとする私はやはり病気??