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山と酒の日々

基本、ストイックですが、歳とともに緩くならざるをえない状況~。

100高山5座を踏む! 塩見、蝙蝠、北荒川、新蛇抜、安部荒倉 塩見小屋からピストン

2021-07-22 12:41:36 | 南アルプス
2021/7/17(土)~7/19(月)



< コース・コースタイム >
7/17(土) 鳥倉第二駐車場5:30 - 6:21鳥倉林道登山口6:26 - 7:09豊口山のコル7:13 - 7:45ほとけの水 - 8:34三伏峠小屋8:36 - 8:50三伏山 - 9:38本谷山 - 11:10塩見小屋11:24 - 12:23塩見岳12:32 - 12:36塩見岳東峰12:41-13:13北俣岳分岐 - 13:30北俣岳 - 14:44蝙蝠岳14:47 - 16:30北俣岳分岐13:34 - 17:11塩見岳東峰 -  17:13塩見岳 - 18:00塩見小屋(泊)

晴天続きがやってきた。今回は鳥倉林道登山口からいける100高山、残り5座を踏むのが目的。

前日20:30頃自宅出発。2:00に鳥倉林道ゲート駐車場に着くがすでに満車😱 
少し戻って第二駐車場もあと僅かだったが辛うじて駐車でき、すぐに眠る。

計画では初日は塩見小屋までの予定。しかし周りがざわつき始め、早々に目が覚めてしまったので、3時間弱しか寝ていないが、山行開始。





時間的余裕があれば、最終日に計画していた蝙蝠岳まで行ければいいな・・・。
三伏峠小屋までは先月の烏帽子、小河内山行で歩いてる。




そこから塩見小屋間からは初めて。  やはり森の中を歩くルートで、日陰で助かる。ほどなく三伏山。見晴らしはいい。




次は本谷山に向けて小さなアップダウン。













塩見小屋直下から標高を上げ始め、登り切るとこじんまりとした塩見小屋がお目見え😀   



この小屋はトイレが簡易式で受付時に凝固剤が中に敷かれたビニール袋を3枚(女性は)貰う。初めての経験。(実際に使ったのは1枚で、残りは持ち帰った)  さて、受付時にこの後蝙蝠岳へピストンしたいと伝える。(小屋までにかかった時間を伝えて、このペースならいけるか?)

若いお兄さんは「大丈夫じゃないかな~」という感じだったが、おそらく小屋の主と思われる方には「午後は雷などが起こりやすいのでお薦めしない」
と言われる😐   その通りだ。まさに正論。 でも~こんなに時間が余ってるのは勿体ない、 最終日には下山のみにすると、早く帰宅できる~・・・。
『雲行きが怪しくなってきたらすぐに引き返す』と説得力のない弁明をして、行くことにした😓 

余計な荷物は小屋に置いて、早速塩見岳山頂へ進む。





塩見岳は堂々たる山容でかっこいい。途中岩登りの要素もあって(慣れるまできつかったけど)岩稜を楽しんだ。





まず西峰。そしてすぐに東峰。景色を少し楽しんですぐに下降開始。






北俣岳分岐につく。今日は右の尾根。明日は左の尾根をピストンだ。





蝙蝠岳への稜線歩きは下りが多い(復路は逆)広尾根を気持ちよく進む。








途中樹林帯もある。思ってるより時間がかかる。
往復6時間あれば小屋に戻れると安易に考えてたが、甘かった😓 
コースタイムをしっかり頭に入れてなかったのも悪かった(最終日の予定だったので)
蝙蝠岳に着いてすぐ戻る。復路の方が登りが多いのでより時間がかかる。





塩見岳を目の前にしながら『・・・・距離・・ながっ!!』😨 













幸い天気は崩れず、雲一つないのは幸運✨✨風もあるので暑さもましだ。
塩見岳直下ですこしガスったけど・・。






小屋の夕食は17:30。間に合わない・・。携帯で連絡を試みたがauのスマホでは圏外で通じなかった😰 (なにかあれば連絡してくださいと言われていた)





小屋に着いたのは18:00 『遅くなってすみません。もうご飯は無いですよね?』というと、受付時の若いお兄さんが『元気ですね~』といって迎えてくれ、食事も私の分だけおいてくれていた。



当然遅刻したわけだから、お茶、お代わりなんてできないし、置いてくれていただけでも有難い。🍺をすぐに購入して頂く。

その時は分からなかったが翌日、2泊目の受付時、小屋の主さんからお叱りの言葉をいただく。 連絡もなく遅刻したので、救出に向かう段取りをしていたらしい。 驚いた!そして申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
迷惑をかけた。 本当にすみません。そんなに大事になってるとは露しらず。

こうして1日目が終了。


7/18(日)  塩見小屋2:40 - 3:48塩見岳 - 3:53塩見岳東峰 - ::26北俣岳分岐 - 4:54雪投沢源頭水場下降点 - 5:27北荒川岳キャンプ場跡 - 5:41北荒川岳5:47 - 6:40新蛇抜山6:51 - 7:12竜尾見晴 - 8:00安部荒倉岳8:05 - 8:39竜尾見晴 - 8:57新蛇抜山 - 10:05北荒川岳 - 11:54北俣岳分岐12:00 - 12:30塩見岳東峰 - 12:34塩見岳 - 13:30塩見小屋(泊)

2日目、昨日の二の舞にならないよう、夜中にスタート。これなら余裕で戻って来れるだろう。
ヘッデン装備で塩見岳に登り空が明るくなり始める。








北俣岳分岐からは熊の平小屋への尾根歩き。大きく下降する。
途中ザレルートの下りは滑りやすく慎重にすすむ。




ザレ場を降りきると美しい緑の道。





北荒川岳への稜線歩きは気持ちよく、朝なので心地いい。





100高山3座目北荒川岳で塩見小屋のお弁当稲荷ずしを頂く🍣美味しい!
このお弁当は予約制らしく、小屋の受付時に急にいってもうけてくれないそうだ!  やはり酢飯は山ご飯に向いてるね😍 









さてそこからは又森の中のトラバースルートで、歩きやすい。



新蛇抜山、安部荒倉山とそれぞれ約1時間程度で辿りつく。











昨日の蝙蝠岳ピストンのほうが標高差的にはきつかったと感じる。(距離的には今日の方が長い)
安部荒倉岳から小屋へ戻る。





暑い!!風があまりなく、北荒川岳から塩見岳間は直射日光をガンガン浴びて、足取りは重い。 水を飲む回数が増える。














今日は昨日より気温が高いせいか雲が多い。


そして無事早いうちに小屋に帰還。🍺🍺ロング缶!!(ごみはお持ち帰りなのであまりたくさんは飲めない)
夕食はもちろん1回目17:00。



夕食後は足も体も疲れてるのでずっと横になって休んだ。
夕方に夕立がきて雨がざっと降った。

7/19(月)  塩見小屋3:11 - 4:37本谷山4:42 - 5:30三伏山 - 5:53三伏峠小屋6:00 - 6:30ほとけの水 - 7:02豊口山のコル7:06 - 7:41鳥倉林道登山口 - 8:33鳥倉第二駐車場

今日は下山のみ。できるだけ早く帰宅したいので暗いうちに出発。
松川町立の日帰り入浴でベタベタした体もスッキリ~♨😄 










15:00頃帰宅した。 目標通り山行は達成できたが、小屋の方に迷惑をかけたのが、汚点になった。




烏帽子岳~小河内岳ピストン

2021-06-10 15:06:43 | 南アルプス
2021/06/09(水)



< コース・コースタイム >
鳥倉林道ゲート駐車場4:07 - 4:44鳥倉林道登山口 - 6:08水場 - 6:56三伏峠小屋6:58 - 7:51烏帽子岳 - 8:36前河内岳8:46 - 9:22小河内岳9:47 - 10:22前河内岳 - 11:20烏帽子岳11:30 - 11:55三伏峠小屋 - 12:33水場12:43 - 13:52鳥倉林道登山口 - 14:30鳥倉林道ゲート駐車場

やってきました!夏山シーズン✨  ・・というわけで~、山小屋はまだ営業していないので、行ける山は限られている(実力無いから)

100高山の烏帽子岳と小河内岳をピストンで踏む。

午後から有休をとり、鳥倉林道ゲート駐車地へと車を走らせる。
さすが南アルプス山域。林道も快適😃  途中高速道路の工事渋滞で1時間程延着。購入済みの食事とアルコールで、就寝。(日本酒は下山後にキープ🍶)



4:00過ぎから登山開始。初めは鳥倉林道登山口まで林道歩行。





登山口からは南アルプスらしい樹林帯歩きが待っている。




年齢的に南アルプス山域はこういう樹林帯歩きが多いので、合ってると感じる。黙々と森の中を歩く。若い時ならたぶん飽き飽きモードになってるだろう・・。  ・・で、要するに歩きやすいのだ。
三伏峠小屋まで10分割された表示がありそれを目安に進む。

















日本一高い峠の小屋まで200歩・・・。そこから歩数を数えたら250歩だった😁 




すぐにテン場、塩見岳との分岐を経て烏帽子岳に進む。




歩きやすいし、そんなに急登もなく、いわゆる初心者向きのルート。





。とはいってもアルプスです。展望が素晴らしい。





中央アルプス、仙丈ヶ岳、甲斐駒、白峰三山一部、赤石山脈・・。


















稜線満喫💚



小河内岳に着いて、ゆっくり休憩。(私らしくない)

















引き返して烏帽子岳でも休憩。時間にかなり余裕があるので~😀 
























予定ではもっと時間がかかると思ってたので松川町のビジネスホテルに予約をいれてたので、(そのまま帰宅できたのにね)チェックイン。

ホテルには16:30頃について、シャワーをあび、途中仕入れた食材をつまみに、飲んだくれて早々に寝る。




翌朝帰途に着く。

塩見小屋経由で100高山を踏むにはどうやら連泊しないとこなせそうにない・・。今年は熊の平小屋は休業。
それでも天候のいい時期を見計らって狙いたいと考えてる。




やっと行ってきたヨ!噂に聞いてた笊ケ岳に~(^O^)/

2020-11-11 20:52:25 | 南アルプス
 


< コース・コースタイム >
11/08(日)
老平駐車場5:56 - 6:56タケ沢吊橋 - 7:52広河原8:05 - 8:56山の神9:00 - 11:46桧横手山 - 14:11布引山(テン泊)

ずっと挑戦したいと思っていた笊ケ岳。満を持していってきた。

有給を二日消化して、土曜の昼に自宅を出る。新東名新清水から中部横断自動車道、南部インター、国道52(夏の奈良田への道のりと殆ど同じだが途中でビラ雨畑方面にハンドルを切る)

老平(おいひら)登山者用駐車場で車中泊。翌日未明まで雨・・。明日の渡渉が心配だ~(-_-;) ここはテレビが映らないのでラジオを聴きながら晩酌と晩ご飯タイムを過ごし、雨音で熟睡できず・・。



笊ケ岳のルートは片道10時間という長時間ルート。
なのでテント泊でがっつり時間をかけて行こうと考えていた。
そうすればやたらと暗闇の歩行を強いられることもなく、健全に、焦らず、取り組めると思った。

そして、季節は秋に。春は雪解け水で広河原の渡渉が厳しく、かつ霞がかかって展望もよくないパターンが多い。(梅雨時期も同じく)
夏は暑い!水場のないルートを進むのはただの修行だからイヤだ。

老平集落から林道歩行、そこから広河原の渡渉までは渓谷美を楽しみながらのトラバース道(高低差も少ない)








でも滑落注意の箇所も少しあるので慎重に・・。









広河原の渡渉。事前に沢靴を準備していたので、浅い所を難なく通過できた。





そこからはひたすら登りまくり~~!!
苔むした森をゆっくりと進む。
素敵な森に紅葉が映える・・。



山の神で行動食休憩。登りは続くよどこまでも・・。
修行だと自分にいいきかせて一歩一歩立ち休憩をしながら登る。






紅葉を励みにめくるめく怒涛の急登攻めも、そんなに汗もかかず、自分のペースで進めた。



ようやく標高2000越えの桧横手山に。



ここから登りはさらにパワーアップ🔥 わかっていたのだがきつくて、ちょっと登っては息を整えて進む。







好きな事をさせてもらってるんだから、有難く思わないとね~(^^)
布引山直下でようやく緩やか、絶景地に辿り着く。





相変わらずの山座同定は苦手・・というかあまり興味もなく、はっきりいってどうでもいいのかもしれない・・。
山が一杯みえたらそれだけでご機嫌な私なのだ!



さて布引山でテント設営。樹林帯なので風の影響も全くない感じで一安心。
トータルで4張りほどテントが張れそう・・。





思いのほか早く着いてしまったけど、先には進まず(明朝のお愉しみに)
まったり過ごす。


まずはココアを飲んで晩御飯までは眠る。



テン泊で結構経験したことだが、夜半から明け方にかけて風の音が凄い事がある。 それで安眠を妨げられることがあるので、少しでも眠れるうちに眠っておくほうがいいのだ。

晩御飯はレトルトカレー。水場がない山行では水は貴重。出来る限り使いたくない。



今回は2.5ℓの水を準備した。(下山時には800mlほど残ってた) 
夏場ならもっと水を担ぎ上げないといけないね・・。
寒いのでネックウォーマー、レッグウォーマー、ニット帽、レインコートのズボン、テントシューズ、そしてカイロを腰に張って万全の体制でシュラフに潜り込む。あったかい~~(*^-^*)

案の定夜中から起床時まで風が巻く轟音が続く。一人だから余計心細くなるんだと思うけどね・・。しかし布引山山頂なのだが樹林帯なのでテントが揺れるという事もなく、そこは安心できた・・。

< コース・コースタイム >
布引山5:56 - 7:07笊ケ岳 - 8:10布引山8:32 - 10:00桧横手山10:08 - 12:00山ノ神 - 12:41広河原12:56 - 13:43タケ沢吊橋 - 14:43老平駐車場

5時起床。朝御飯もレトルトの五目御飯。でも・・しまった、コッヘルに五目御飯が入らない! どうしよう~! 
そうだ食器にパラパラの五目御飯を入れて、紅茶を沸かしそれを食器に投入。
火にかけておかゆを作る要領でほぐしていく。OK❕



笊ケ岳へと歩き始める。 まず結構下るのだ・・。なので引き返す時の方が登りが多くなるはす。



今日もいい天気。朝日が眩しい。



昨日の歩きぶりと比べたら今はラクラク。あっという間に山頂に辿り着いた。



やった!!ついに笊ケ岳を踏んだ!!嬉しい!!
過去に大無間山に行ったときに、厳しい山だと感じていたのだが、今、訂正します。  笊ケ岳の方が断然厳しい!!
小笊越しの富士山を見つめて、達成感に浸る~~😢





他の南アルプスの山々もバッチリ(若干雲で隠れる)





下山もロングなので早速引き返してテント撤収する。







崩壊地で見納めの展望をしばし堪能。 樹林帯下山へと進む。








崩壊地には霜柱がびっしりで、滑ってしまわないよう慎重に進むが、
滑落するような所ではない場所で滑ってしまってレインコートのズボンがドロドロになってしまった(T_T) 



あとは前日の急登、今日は激下り・・。転倒しないように踏ん張って下る。





やはり下りは速い。時間的余裕があるので、ゆっくり歩くことにする。



秋を楽しみながら・・。

















下山後はビラ雨畑に宿泊。まずはお風呂(露天風呂もある)でリラックス♨



部屋にもどり持ち込んだワインで祝杯🍷🍷




晩御飯まではテレビをみる。丁度BSで紅葉の山歩き特集を放映していたので
楽しむ。立山、下の廊下、鹿島槍などの山行だった。






爆睡するつもりだったのに何故か安眠できなった(-_-;)
部屋はいい感じなので問題なかった。きっと疲れすぎていたのかも・・。
翌火曜日、朝ご飯を頂き、奈良へと車を走らせた。
私の中で難易度が高かった笊ケ岳だったのだが、結果的に、そんなに手こずることなく踏破できたことに、安堵した。

今後も自分が行きたい山を無事に歩く事ができるよう、バランスを考えて山行を計画していきたいと思う。





白峰南陵テント泊縦走

2020-08-12 20:01:27 | 南アルプス


< コース・コースタイム >
8/8(土) 奈良田BS横駐車地9:34 - 10:00奈良田第一発電所 - 10:37森山橋 - 14:30大門沢小屋(テン泊)
8/9(日) 大門沢小屋テン場2:46 - 7:36大門沢下降点 - 8:09広河内岳 - 9:38大籠岳 - 10:28白河内岳 - 11:57笹山北峰 - 12:07笹山南峰12:12 - 13:20 P2256 - 14:50水場入口 - P1344 - 16:37奈良田湖 - 16:45駐車地

百高山山行。最近軽いザックでしか山行をしてなかったので、久々のがっつりテン泊山行でちょっと心配だった。
自宅を4時に出たが思ったより早く到着してしまう。早いに越したことは無い。

奈良田の駐車地は標高が800少し。暑い~。
ザックの重さはたぶん14キロ位かな?水は3ℓ担ぐ。 大門沢小屋には水場があるので、そんなにもっていく必要は無いのだが、途中で重くなるのは私の性格上、ダメージをうけるタイプなので、初めから重くしていく。









暑い、重い、苦しい・・(;_;)/~~~ 『今日は小屋までだから、ゆっくりでいいんだよ』と自分を励ましながら進む。

このルートは渡渉がお愉しみで、たくさんある。最初の広い河原の渡渉は、微妙に靴を濡らしそうだった。いきなり濡らすのは嫌だったので引き返して、真新しい橋を渡って登山道に合流した。




大門沢小屋までの標高差は800~900程度。でもきつかった。歩荷をサボったから・・。弱気になってもう、やめようかな~・・引き返そうかな~と幾度も思った。










弱気な自分に『ゆっくりでいいから、』と励ます自分。
ここで辞めたらきっと後で後悔するのも分かってるし、本当に一歩も進めない状況になるまで頑張ってみることに。幸いテントをもってるからどこでも泊まれる。




揺れる橋、斜めってる梯子状のはし、渡渉がたくさんでルートは飽きない。

小屋直前の渡渉が難関で木を伝って梯子に移る二段構えで、ロープの位置が低い。重荷で中腰になってロープをもって横移動は私には無理だ。絶対川に落ちるとおもった。 なので裸足になって横の浅瀬から梯子に移る作戦で・・(^_-)-☆






ようやく小屋に着く。テン場にはテントが数張り。段々になってる上の場所をゲット。
コロナ禍で大門沢小屋は休業中だが、好意でテン場、水場、避難小屋を開放して下さってる。感謝だ。







今日の自分の歩きっぷりを鑑みて、明日の出発時刻を予定よりはやく修正することにする。  あまり空腹ではなかったけど食べて置かないと・・。
カレーライス(水を使わないメニュー)。あっためるだけだから・・。





夕刻6時にシュラフに入る。疲れてたので思いのほか眠れた。
翌日2時起床。周りは就寝中なのでできるだけ物音を立てないようにテント撤収。
ヘッデンスタート。



テープを探しながら進む。時折暗闇で見失ったテープを探して引き返したり、ずれてるルートを修正し本来のルートにもどったりしながら夜明けを迎える。
今朝の天気はどうもよくないようで、空は黒い雲、朝日もおとなしい・・。

樹林帯なのだが高度が上がるにつれて木々が風で揺らめく。 稜線はきっとよくないだろう・・。 レインコートとネックウォーマーを着込んで稜線へと向かう。
随分前に抜かれた男性組が荒れた稜線の状況を教えてくれて、下山していく。
私も下山しよう!とレインコート諸々脱ぐ・・・が・・・、白河内岳あたりでテン泊していたという男性が降りてきた。  聞けば、強風だけど装備を整えたら行けるとおっしゃって・・・。  





又レインコート、ネックウォーマーを着てまずは、稜線の状況を確かめにいく。
曇り、そのあとは晴れ予報と伺ってたので信じて行きたい。

大門沢下降点。真っ白~強風。 計画ではここでザックデポで西農鳥までピストン予定だったが、ここより標高が高い方面は危険だと思い止めた。





そして広河内岳方面、白峰南陵ルートへと進むことにする。



道迷いを懸念していたが、はっきりとペンキの〇が確認できたので。
尾根は広く、強風が吹いても滑落の心配はなさそうだ。もし飛ばされても大したことはないだろう。




進むにつれて、風も少しはマシになってくるし、ガスも弱くなってきた。
振り返り農鳥方面はまだ白い。









白峰南陵ルートは目印も豊富でとても歩きやすい状態だった。







稜線上で出会った人、追い抜かれたのは一人のみ。 大門沢小屋で一緒だった方は途中で引き返してしまったのかな・・。
逆方向からの方はカップル1,単独男性3。

白河内岳からは笹山に向かって樹林帯に突入、これでもう安全地帯。









笹山南峰でやっと休憩中の男性に写真を撮っていただく。



ここからは噂の激下り(登り)のダイレクト尾根と呼ばれる下山道。
出発時刻を早めたので予定の笹山でテン泊をせずに下山できる状況になる










約5時間の激下りが始まる。 標高2000を下るので当然足裏が痛くなる。



休憩をたくさんとって、疲れから踏ん張りがきき辛くなるのでペースも落ちる。
辟易しつつ、残り僅かの山行を楽しむ。



こうして懸念していたこの山行を無事に終わらせることができた。
駐車地のそばの日帰り入浴施設、白根館は受付時間が過ぎていて入浴できなかったので、県道37途中の西山温泉湯島の湯(550円)で汗を流し帰途に着くが、睡魔が襲ってきてなんども休憩しながら深夜に無事帰宅した。

本山行では重量制限?で、アルコールは持って行かなかった(^-^;



鳳凰三山と高嶺

2020-06-27 15:37:11 | 南アルプス
2020/06/21(日)~22(月)



< コース・コースタイム >
6/21(日)
御座石温泉4:40 - 6:49旭嶽 - 7:25燕頭山7:30 - 9:24鳳凰小屋9:31 - 10:40地蔵岳(オベリスク) - 10:56アカヌケ沢の頭 - 11:44高嶺11:54 - 12:35アカヌケ沢の頭 - 13:11鳳凰小屋
6/22(月)
鳳凰小屋4:30 - 5:43観音岳 - 6:09薬師岳 - 7:05御座石 - 9:10中道登山口 - 9:47青木鉱泉 - 10:35御座石温泉

100高山山行第二弾。この山行では一気に4座踏める予定だ。

家から御座石温泉まで約6時間。中央自動車道長坂インターからナビの指示で御座石温泉にやってくるのだがこの、御座石温泉への林道が一部未舗装のワイルド道らしく、暗くならないうちに到着した。(ちなみに帰りは須玉インターから高速に乗った)



御座石温泉前の市営駐車場は無料(^^) 18時頃に着いたので結構暇だったがいつもの通り、アルコール、コンビニ弁当、今日はテレビが観れたのでまったりほろ酔いで就寝。
今回は初めからガッツリ登り続けるルート。息を切らせながら登る登る~~。






天気は曇り。途中で展望がいい場所があったが、ガスガスでなにも見えないので余計にひたすら登っていく。









ひいひいいいながら登っていくと、燕頭山は笹原の癒しの山頂だった~~。
ここでしっかり休憩。



その先は逆になだらかで心地いいルート。




程なく鳳凰小屋が見えてきた。


早速小屋のお兄様たちがお出迎え。コロナ対策、検温、手洗い、マスク。アルコール消毒の一連の作業を終え、料金を支払う。一泊二食8500円なり~。




コロナ対策で持参したシュラフ、テントマット、そしてもしかしたらの、軽アイゼンを小屋に置いて、まずは地蔵岳と高嶺へとGO!



地蔵岳へは砂礫の登り。したがって滑る。 ガスガスの地蔵岳は時折ガスが抜けて
オベリスクのてっぺんを眺める。 登りたいけど鎖もないし、止めて置く。
降りる時がヤバイかも・・。












そのまま次は高嶺へ向かう。 高嶺へいく人はたぶん今日はいないと思う。
早川尾根というアサヨ峰へと続く稜線上にある山だ。









なのでルートも明瞭で難なく到着。休憩。展望無し・・。真っ白・・。
そそくさと戻る。 途中でガスが抜けて地蔵岳の全容がはっきり見えた。






ただし遠望はだめ。 小屋に戻り部屋に案内され荷物の整理。

外でビールで乾杯しながら明日のルート確認。天気は悪くなった。
小屋番さんが稜線は強風になると教えてくれ、余分な荷物を小屋に置いて、観音、薬師をピストンでって言ってくれたのだが、個人的にそのような天気なら稜線ピストンするより、青木鉱泉への樹林帯へ抜けたんほうがいいのでは・??と考える。




夕食は美味しいカレーライス!もちろんおかわりした。
常連さんがいて、いつもならこの食堂には客がギッシリで、おかわりの空のお皿を客が前へと回していくのだと言っていたが、今日は5人の客だけ・・。少し寂しい感じだ。(素泊まりの方がいたので)



食事の際に小屋番さんに明日のルートの件を伝えると、(朝食を頼んでいたが)
それならお弁当の方がいいと変更してくれた。ありがとう~。

翌早朝、ヘッデンスタート。稜線めがけて登っていく。かすかに風の音がし始める。


しかし稜線は思ったほどの強風ではなかった。さっさと通過することにする。
今日もガスガスでなにも見えないので・・・。


観音岳から薬師岳間は高低差もほとんどなくラクラク通過。




青木鉱泉への樹林帯へと下降が続く。




一段落したところでお弁当を頂く。雨が降ってきたがすでにレインコート着用。



やがてルートは広い笹原の綴れ折りの下りに・・。



今日も独占状態だ。
ようやく中道登山口に辿り着くとしばらく林道歩き。雨の中トボトボと・・。




青木鉱泉のバス停の向かいから御座石温泉への山登りが始まる。





小さい山なので登り切ってしまうとなだらかで高原歩きの様相で心地いい。




御座石温泉が薄っすら見えてきたが、沢音がするので、??渡渉するの??と内心ビビッていると、何のことはない。しっかり渡れる道だった。



ヤレヤレ~~これで100高山山行第二弾、無事終了です。