小金井市民への玉川上水の伐採についてのアンケート結果
- 2021年3月7日に小金井しみん活動まつり −
2021年3月7日に「小金井しみん活動まつり」で「小金井玉川上水の自然を守る会(こだま)」がアンケートを実施しました。質問は2つで、30名から回答がありました。年齢分布は30代から80代まで広く、やや高齢に偏っていました。
Q1は伐採後の景観についての感想(詳しくは下をご覧ください)で、77%が「ふさわしくない」と答え、ふさわしいと答えた人はわずか15%でした。
Q2はサクラと雑木が共存するイラストを示して、共存か皆伐かを問うたものですが、85%の人が共存が望ましいと答え、雑木は排除した方がよいと答えた人はわずか4%でした。
これらの結果は、回答した人の大半と言ってもよい多くの方が、現状の樹木皆伐は切りすぎで樹木に対して申し訳ない、景観を損ねていると感じていること、そして桜も良いが同時に自然に生える樹木も桜に迷惑にならない程度に共存するのが望ましいと思っていることを示しています。これは私たちの思いと同じであり、勇気づけられました。ただし、回答者数が30人と少ないので、これが小金井市民の全体の考えであるということはできません。またQ1の写真が伐採直後の冬の景色だったため、殺伐とした印象が強すぎるという批判もありました。こうした点への反省も含め、より客観性を持ったアンケートを多数の市民に行いたいと思います。
以下には、自由に記述した内容を紹介します。内容は大きく分けて桜を守るべきという「桜派」と、雑木も含めて共存した方が良いという人に分かれましたが、後者には自然全体を守ってほしい傾向が強い「自然派」と、桜も雑木もあってよいという「共存派」があったので、全部で3つに分けました。それぞれの意見を列記します。()内は当方で補足したものです。
桜派
- 名勝小金井サクラを将来の世代に残したい。サクラと他のバランスが大事。
- 見通しが良くなった。もともと上水は人工物だ。サクラを植えたのは土手の保護のため。
自然派
- 木がかわいそう
- ひどい切りかた
- やりすぎ
- どうしてこんな風になっちゃったの?
- どうしてケヤキじゃだめなの?
- 野草、草花、サクラ以外の花も楽しみたい
- ひどい。なんとかして欲しい。偉い先生をつけて発信して欲しい
- ランナーは夏は暑くて走れない。
共存派
- 切った上での共存を考えて欲しい。
- (ほかの木もあれば)サクラの良さも生きる。けんかしない木と一緒に(育ててほしい)。
- きめ細かく判断して欲しい。うまく自然を残す存在を考えて欲しい。
- サクラのためにも多様性が大事。法面はかえってこわれるだろう。(伐採の景観は)無残だ。
- サクラ一色はよくない。緑の中のサクラが美しい。
- (サクラと雑木の)両方あると良い
- 生態的な理由があれば(ほかの木を残してもよい)
- マユミやクララ(?)など小さい木を残して欲しい。大きい木は剪定で良い。
- これは切りすぎ。五日市街道を通る時サクラは楽しみだが・・・。
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Q1
Q2
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