それは言わない約束・・・

チョットお堅い話ですが・・・。

それは先日の土曜日の出来事・・・。
下請けの塗装屋さんからの電話。

数週間前・・・
ある公共事業の新築工事を請け負っている大きな設備会社さんから当社への依頼。
ダクト、配管の塗装をお願いしたいのですが・・・とのこと。

当社で付き合いのある塗装屋さんを紹介。

大きな工事のためゼネコンさんの下での仕事のため各社の位置づけは明確にしなければならない。
当社は設備工事の２次下請けということとなり、塗装屋さんは３次下請けの位置づけとなる。

最近の公共事業は昨今の不況の影響かまともな予算がつくわけがない。
しかし、世間に名の知れたゼネコンさんサブコンさんは予算がない事業でも引き受けなければならない。
それは昔からの暗黙の了解。
困り果てて当社に「なんとかなりませんか？」と頭を下げてきたわけで・・・
当社も利益は出ないが実績をつけるため承諾。
２次下請けである当社の経費がほんのわずか（小学生のお年玉程度）なのを１次下請けの設備会社は察してくれまして・・・「玉子王子社長は現場を見ていただかなくていいです。３次の塗装屋さんを貸してください。」とのこと。
私も「じゃあお任せいたします。よろしくお願いいたします。」と・・・。

３次下請けの塗装屋さんには私から現場の内容、工程、予算が少なく迷惑をかけますが引き受けていただけますか？と確認したのですが・・・・

納得済で引き受けていただいたつもりが・・・
８割ほど仕事が終了した時点で塗装屋さんからの連絡。
「建築工事に邪魔をされて思うように仕事が進まない！日数がかかりすぎて人工（ニンク）代がオーバーする！請負金額を見直して欲しい！」と・・・。

工事現場というのはいろいろな業種の人たちが協力しながら仕事を進めていくもの。
自分勝手なわがままが通るところではありません。
「アイツがいるから仕事が進まない！」などというのはもってのほか！
それはお互いさまなはずである。

請負金額というのは、その工事全体を見通し、自ら実行予算をたて請負金額と合うか合わないかを判断し決定するもの。
その見通しが立てられず後で決定に不服を申し立てるのはその会社の長としては力量がなく失格であると思う。
余計に人数、日数がかかったからその分余計にお金が欲しい・・・などというのは「請負工事」とは言わない！
非常に「みっともない」話である。

昔から「それは言わない約束」だったはずなのだが・・・今はそんな人が少なくなっている。
「金がなくても俺がなんとかしてやる！」という『粋』な職人さんが少なくなっている。
最近では自分の仕事に誇りを持てない人が多くなってきているのが実情である。

そんな人たちを相手に仕事をしている・・・とても疲れる・・・。
「それは言わない約束」か！（笑）


北海道日本ハムファイターズ・・・2010年パ・リーグ制覇まで『Ｍ144』

野球は絶対！パ・リーグが面白い!!

玉子王子は『生涯、ファイターズ宣言』をいたします！
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