
とある大手コンビニに、
フクシマという男が雇われた。
フクシマは、
メタボ体系なんやけど、
生活苦に喘いでいた。
(スマホゲームの課金ガチャのしすぎという噂やけど)
それで、
猫🐱が食うツナ缶さえ、
食いたいと思っていた。
ここに、
大手コンビニのオーナーがいた。
常に神と人とを敬っていた。
(先日缶コーヒーいただいたので特別美化カキコ😃)
このオーナーがフクシマを哀れに思った。
店にはたくさんの食品の売れ残りが生じている。
なのに、
これをお持ち帰りさせたら、
本社の激怒をいただく😩
当然ながら、
如何なる理由があれ、
売れ残りは捨てなければならなかった。
オーナー側の経費で。
そんな時、
劇団四季マニアの知恵のある外人店員が、
ナニゴトかをオーナーに話し、
オーナーはそれをフクシマに伝えた。
その夜、
捨てられた商品のところに、
猫の着ぐるみ姿のフクシマが四つん這いでやって来て、
ぎこちなく「ニャー、ニャー」鳴いた。
そして、
破棄商品が入った大袋を口で咥えて、
そのまま引きずって行った。
そこに、
店内から、
バットを持ったオーナーが現れ、
猫の着ぐるみのフクシマを叩こうとしたが、
膝を着いて、
バットを地に転がした。
フクシマは背中見せたまま、
ぎこちなく「ニャー、ニャー」鳴いて、
商品破棄袋を引きずって、
姿を消した。
こういうことが連日続けられた。
ある日、
コンビニ本社から社員が来て、
オーナーに、
猫に破棄商品を渡すなと言ったが、
オーナーは、
「では私にあのバットで猫を極楽浄土に送れと言われるんですね」と言い返した。
本社社員はナニも言えず、
そのまま帰った。
それでこの件は解決した。
かつて、
コンビニバイトを長くしてたケイシロウ(FK)によると、
かつてはやかましかった商品破棄問題やけど、
今では、
自己責任というカタチで、
店員の持ち帰りが認められる店舗が増えたという。
商品破棄にやかましく冷たい、
本社介入の、
コンビニ悲話として、
このフクシマの話は、
伝えられているとのこと。