
ヨウイチとアキノリくん、カイくんの友達にリョウスケというイケメンがいた。
リョウスケは、
カノジョができて、
熱い恋愛をかわし、
いよいよ結婚💒へと至ることになった。
今回の出来事は、
リョウスケの結婚式前日のできごと。
リョウスケは少し混み合う電車の中にいた。
席がないので吊り革を掴んでいた。
リョウスケは自分の近くに、
ふくよかな顔をした小太りの中年男性が、
吊り革を掴みながら
自分をじっと見ていることに気付いた。
リョウスケはこの男の視線を感じて、
気色が悪くなった。
このとき、
リョウスケがこの男をホモクロだと見抜いていたら、
車内を移動して、
来るべき惨劇を避けていたことやろう。
が、
リョウスケはホモクロを知らなかった。
ただのキモいオヤジとだけ思っていた。
と、
電車が急ブレーキをかけたので、
車内が大きく揺れた。
人々の驚きの中、
ホモクロも悲鳴を上げて、
リョウスケにぶつかり股間を掴んだ。
リョウスケはホモクロに、
「お前、ナニしよんや⁉️」とキレた😡
ホモクロは驚いて手を離し、
「ご、ごめんなさい。いきなり電車が揺れたもんですから」と詫びた。
リョウスケの怒り💢は収まらず、
「電車が揺れたというだけでお前は人のタマを掴むんか⁉️」と怒鳴った!
ホモクロは声を震わせ、
「ごめんなさい。お詫びに四葉のクローバー🍀を持っていきますから、あなたのお住所を教えてください」と言って目を閉じた。
リョウスケは、
「お前ナンで目を閉じとんや⁉️」と荒々しく尋ねた。
ホモクロは、
「目を閉じても、ステキなあなたが見えます」と静かに言った。
リョウスケは信じられなかった。
同時に、
相手は筋金入りの釜だと悟った。
「どうしようか😨」と困り果てていたところに、
電車が駅に停まったので、
自分がおりる駅やなかったけど、
必死で駆け降りて、
ホモクロに振り返り、
「お釜❗️」と叫んで、
逃げ去った。
電車が走り出した。
その車内で、
ホモクロはニコニコしながら、
「いいのよ。ナニを言われても。ナニを掴めたんですから」と満足そうに呟いた。
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