
ここにひとつの伝説がある。
1960年代、
暴力団の抗争が激化し、
事務所襲撃が茶飯事の日々やった。
そんな時、
ある親分が、
組が経営してたパチンコ店を訪れた際、
日本刀を持った男が斬りかかった。
その時、
親分のそばにいた男が、
無謀にも、
親分をかばって、
両手で日本刀を受けた。
男は、
この事件で、
指を二本失った。
動揺する組員たちに男は、
「しゃらくせぇ!!指の一本二本がなんじゃ❗️親分が無事ならそれでエエんじゃ!!ワシらは、親分守ってナンボじゃ‼️」
と、
吐き捨てた。
この事件を記憶している極道もんは、
「任侠の真剣白刃取り」と、
今も涙ながらに語るという!
1975年あたりに、
再び、
暴力団の抗争が激化してきた。
そして、
各組の親分方は、
多くの若い衆に警備されることとなった。
馬場亜子とマスラオも、
自宅待機して、
襲撃がありませんようにと、
仏壇の前で拝みまくっていた。
ここに、
親分を守りますと言って、
ファンファファターレ・ベルトリーチェことイタ公の伊太郎がやってきた。
マスラオは、
「貴様!こら。なんで一人で来たんじゃ!!」とガナった!
伊太郎は、
「みなさん佐七さんの警備に回ってますさかい。アッチ一人で来やした」と答える。
馬場亜子は激怒して、
「なんで任侠佐七の警備カマしてワシらを無視したんじゃ!あいつは、前の組長の息子なだけやないか!!」とガナる。
伊太郎は、
「馬場夫婦さんは、象徴組長やとみなさん言ってはります」と言うと、
マスラオはキレて、
「貴様!こら。何が象徴組長じゃ!!全員、打ち首じゃ❗️」と叫んだ!
馬場亜子も、
「こら!貴様。ショウチョウとかセコいことぬかしやがって!ショウチョウやなくてダイチョウが筋やないか!!」と言った。
マスラオは馬場亜子に、
「貴様!こら。ショウチョウ(象徴)いうことは、本物や無いいうことじゃ!大小の問題と違うわ!!ババア❗️」と凄んだ。
馬場亜子は、
「ババアじゃねぇ!馬場亜子じゃ❗️なんで最後の子を抜かすんじゃ貴様‼️」と叫んで、
小刀出して、
マスラオの腕を刺した!
マスラオは悲鳴を上げて、
「貴様!こら。誰に刃物当てとんじゃ❗️」と叫んだ!
そこに、
玄関から何者かが入る気配がしたかと思いきや、
ウオ大将が激怒して入ってきた。
すぐに、
伊太郎は、
マスラオの前を守った。
ウオ大将は、
馬場夫婦に、
「貴様らこら。俺の庭のゆりに糞しやがって!!叩き殺すぞ❗️」とガナった!
馬場亜子は驚いて、
「こら!貴様。なんでワシらがそんなことするか!」と言い返した。
すると、
伊太郎が、
「ゆりにウンチしたのはアッチです。肥料のつもりにあんした」と答えた。
ウオ大将はガチギレして、
懐からねりワサビを出して、
伊太郎に投げ付けたが、
伊太郎が横によけたので、
ワサビはマスラオの目を直撃した!
マスラオは目を押さえて叫んだ!
ウオ大将はすぐに、
もう一つのねりワサビを伊太郎に投げ付けたが、
再び伊太郎がよけたので、
ワサビは伊太郎の後ろの馬場亜子の目を、
直撃した!
馬場亜子も目を押さえて叫んだ!
ウオ大将は、
三たび懐に手をやったが、
「ワサビがキレたわ。運のエエのぉ伊太郎。だからといって、もうウンチするなよ」言うて、
立ち去った。
伊太郎は、
馬場亜子とマスラオに、
「アッチは命がけで、親分守りやんした」と言った。
が、
馬場亜子は、
「せからしか‼️」と叫んで、
マスラオと二人で、
伊太郎を、
壁に叩き付けた!