ケイジロウ、
きょうは、
ホモクロや。
凍る🥶なよ!
一人のふくよかなツラをした五十代男がいる。
この男は、
ホモクロと言って、
イケメンをひたすら愛する、
心のレディや。
ホモクロは、
美少年検定一級(ケイジロウ、そんな資格あるの?俺、聞いたことねぇよ)取得者にして人格者。
いつも野原に行って、
四つ葉のクローバー🍀を探し、
見付けては、
イケメンの幸せの為に、
手渡す。
ホモクロは、
この四つ葉のクローバー🍀をホモいろのクローバーと呼ぶ。
やからこそ、
このオトコオンナは、
ホモクロと呼ばれる。
先週の金曜日、
俺らは、
久しぶりに、
ホモクロと再会した。
ホモクロは、
かつてのイケメンにして、
未だ持ってその面影残す、エイ様に照準をしぼった。(キヨ様はちびっと危ないけど、AEとSKは、解放された)
ホモクロが、
自分が他人と違うと思い始めたのは、
八歳の時。
同級生の男の子とふざけ合って、体が重なった時に、
相手に胸キュンしてしまった。
それ以来、
ホモクロは、
ホモの青春求めて、
力一杯駆け抜けた。
誰からも相手にされることなく。
ホモクロは、
有名私大在学中に、
ホモとしての性質に耐えられず、
初めて、
ホモ専門の映画館に足を運んだ。
ホモクロは、
緊張のあまり、
窓口のババはんに、
口ごもりながら、
「ホモ一枚」と言った。
が、
災い転じて福となる😊
この映画館は、
ホモ割り引きがあったらしい。
そんなホモクロの前に現れたのがエイ様。
ホモクロは、
エイ様の為に、
四つ葉のクローバー🍀を見付けたが、
手渡せなかった。
じっと遠くからエイ様見詰め、
電車に乗れば、
どんなに席が空いてても、
イケメンの隣に座ってしまう。
一年365日、
イケメンへの熱い視線を絶やすことなく、
時に、
ホモ色の涙を流し、
元気に、
四つ葉のクローバー🍀を探す、ホモクロ。
「世界中のイケメンが幸せでありますように」と言う祈りに加え、
「ホモが愛される世界が来ますように」と、
月に一度、
ホモクロは、
これらの祈りが叶うように、
東の空に、
白鳩を飛ばすという。