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たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

為内の一本桜

2013-05-19 | ぶらり盛岡
為内の一本桜     岩手県八幡平市野駄9地割為内山

盛岡の桜は散り、八幡平市の方の桜が咲いています。
「ここ為内山には元村社伊那々伊澤神社があった。明治初期(1870年頃)熊野権現、秋葉天王、稲荷の三社を合ひしたが、ここは集落から離れ参拝にはきわめて不便であった。大正8年(1919年)野駄・小森の現在地に神社移転をきめ、社殿を新築して村社としての面目を一新したが、この地はやがて人々の記憶から薄れていった。しかし、一本だけ残された桜の木が丘の頂で長年の風雪に耐え大木になった。いつ植えられたかは詳かではないが、今ではみごとな花を咲かせ、人々を楽しませている。」
(平成21年3月18日   為内の一本桜を守る会)

このように小高い丘にどっしりと咲く一本桜で、かつては神社のあったところとのこと。神社移設の際、1本だけ残されたこの桜が毎年見事な花を咲かせ、人々の目を楽しませてくれています。いつ植えられたのかはわかっていないが、ご神木だったと考えられている。散り始めています。この場所は松尾八幡平ICから松尾総合支所方面に進むと、約2kmほどです。










八幡平市の平館駅には啄木歌碑があり、風雪にさらされ歌の文字も見えませんでしたが、最近整備したようで、きれいになっていました。







たはむれに母を背負ひて
そのあまり軽きに泣きて
三歩あゆまず

啄木
  父祖の地








シバザクラ

2013-05-18 | ぶらり盛岡
岩手県雫石町の花工房「らら倶楽部」のシバザクラです。小岩井農場の「一本桜」は花芽が鳥に食われ満開時にはほとんど開花せず残念でしたが、小岩井農場から2kmほどのらら倶楽部のシバザクラはカーペットのように咲き誇り今が満開です。岩手山の残雪との調和が素晴らしいです。これから1週間ぐらいは見ころのようですので、ぜひ訪ねてみて下さい。






残雪の岩手山とシバザクラ(2013.5.17)


らら倶楽部は弘法桜から道路を挟んで向側になります。弘法桜は葉桜になっています。



弘法桜






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啄木の歌 

 月夜よしいざと手をとり森をゆき野をゆき霧に行方わかなく

匿名
 
小樽日報 明治40年10月15日号、『藻しほ草』の題で21首(その1)    

匿名で掲載されているが啄木の歌といわれている

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米内浄水場の桜

2013-05-17 | ぶらり盛岡
米内浄水場のシダレザクラ   岩手県盛岡市上米内字中居49
盛岡市内の桜はほとんど散り、現在咲いているのは米内浄水場の桜だけになりました。米内浄水場のシダレザクラは盛岡市の名木として「保存樹木」に指定されております。昭和9年の盛岡市上水道を記念して、9本の桜が植えられたのが始まりで、樹齢90年になり、シダレザクラが咲き誇る花の下では約30本のヤエベニシダレザクラが咲いています。米内浄水場のシダレザクラは、純粋に花を見るために足を運ぶ人が多い桜の名所で、市内の桜が終わってから満開になるのが特徴、桜が咲く時期のみ敷地内が開放されており、今年は5月19日(日)まで開放されるようです。





米内浄水場












浄水場はJR上米内駅の向かい側になり、駅構内には宮澤賢治の歌碑が建っている。



JR上米内駅


宮澤賢治歌碑



燃えそめし 
アークライトは
黒雲の 
高洞山を 
むかひ立ちたり
宮沢賢治








小岩井農場の「一本桜」

2013-05-15 | ぶらり盛岡
5月の連休には多くの人が小岩井農場を訪れていますが、連休中には小岩井農場の一本桜はまだ開花していませんでした。私が12日の日曜日に訪ねた時にも咲いていなかったので、今年の開花は大分遅いとなあと思っていました。



(2013.5.12 14時10分撮影)



ところが、5月14日の小岩井農場の牧場だよりには、次のように記載されていました。

「まずは皆様に残念なお知らせをしなければなりません。写真(写真省略)は今朝(5月14日)の「小岩井農場の一本桜」ですが、これでじつは満開なのです。
現場でよ~く見ていただけると、地面に最も近い枝付近に少し花が咲いています。しかし、どうもそれ以上の花芽がついていないようなのです。渡り鳥ウソの食害が主な原因と思われます。
昨日の桜情報でもお伝えしておりますように、農場の北へ行けば行くほど食害が大きいようです。非常に残念ですし、美しく咲く姿を期待してお待ちいただいていた皆様には大変申し訳ない気持ちですが、来年に美しく咲く姿に期待したいと思います。」


私が12日に一本桜を見に行ったときにも多くの人が訪れましたが、満開の一本桜を見ることができず、残念がって帰っておりました。今年は小岩井農場の牧場だよりにあるよな状況ですので、来年の開花を期待しましょう。

次の写真は2012年5月9日に掲載した小岩井農場の一本桜です。











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啄木の歌 

 苑古き木の間に立てる石馬の背とわが眉の月の影かな

石川啄木
 
岩手日報 明治38年7月18日号、『閑天地』(21) 十一夜会の記に2首(その2)    

啄木は明治35年10月に盛岡中学を退学、明治36年12月まで、ペンネームを「白蘋」で投稿していましたが、明治37年1月からペンネームを「啄木」で投稿しています。

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名乗坂の桜「エドヒガン」

2013-05-15 | ぶらり盛岡
盛岡には国指定の天然記念物の桜として、盛岡地方裁判所の「石割桜」、龍谷寺の「モリオカシダレ」があります。また盛岡市指定の天然記念物の桜としては、本誓寺の「ホンセイジシダレ」、法華寺の「モリオカシダレ」、愛宕町の「ベニシダレ」と今回掲載する、名乗坂の「エドヒガン」、上米内(赤坂)の「シダレサクラ」があります。

名乗坂の桜「エドヒガン」      盛岡市山岸字名乗15-14

盛岡市山岸名乗にある桜で道路脇の高台にしめ縄を巻いた巨木です。盛岡市指定天然記念物になっています。この道路はかっては海岸の野田から盛岡に塩などを運んだ塩の道・野田街道といわれていた。





名乗坂


この桜は樹高約18m、目の高さの周り3.5m。樹齢300年以上といわれる。エドヒガンは桜の中でも寿命が最も長く、全国的には1000年以上の老木もあるということです。












上米内の「シダレサクラ」       盛岡市上米内字赤坂54-11

この桜は盛岡市指定の天然記念物になっており、案内板によると「平成11年の調査によると、樹高9m、根本周囲3.8m、樹齢 約300年以上と推定される。総理大臣を務めた米内光政の先祖の庭前に合ったもので、大正時代以前から「米内家の庭前の桜」という名で呼ばれていた。」ということです。根本の方が空洞になっており大分痛んでおり、手当が必要に思われます。
上米内のシダレサクラというと、盛岡市の米内浄水場のシダレザクラを指す人が多いのですが、ここの桜は浄水場から大分離れており探すのが大変です。盛岡市余熱利用健康増進センター 「ゆぴあす」から歩いて10分ほどのところにあります。ゆぴあすへのアクセス方法を見ると、JR盛岡駅→県交通バス松園バスターミナル行きで30分、松園ゆぴあす線乗換10分、バス停:ゆぴあす下車となっています。















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啄木の歌 

 舟がゝりほとゝぎす待つ夜の江や帆もつくろひぬ篝の影

石川啄木
 
岩手日報 明治38年7月18日号、『閑天地』(21) 十一夜会の記に2首(その1)    

啄木は明治35年10月に盛岡中学を退学、明治36年12月まで、ペンネームを「白蘋」で投稿していましたが、明治37年1月からペンネームを「啄木」で投稿しています。

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